イスタンブール 旅のつづき

以前旅の終着点だったイスタンブールに戻ってきて、生活を開始。また旅のつづきを始めたい・・・

トルコ兵レバノンへ

2006-10-21 10:22:52 | 政治関連
今日、トルコ兵がレバノンへ到着した。

イスラエルのレバノン侵攻後、現状ではイスラエル軍の撤退によりイスラエルとレバノンのイスラム教シーア派武装組織、ヒズボラの間は停戦状態にあるものの、停戦を監視する国連レバノン暫定駐留軍(UNIFIL)に参加するため、イスラム教国としては初めての派兵となる。

トルコ国内では9月の議会での承認以降、トルコ兵がレバノンへ派兵する必要性がない、またはレバノン兵、市民と戦火を交える可能性があるとして反対活動がイスタンブールの各所で行われていた。
(写真は先月のTaksim Istiklal Caddesiの路上での抗議活動。)






トルコはイスラエルとは良好な関係を築いており、先に触れたBTCパイプラインを更に延ばしてイスラエルのエネルギー確保のために供給するという話しが以前出るほど、貿易面での取引等、関係は良い。一方でイスラエルとイスラム諸国との関係が悪いの周知の事実であり、トルコは外交上アメリカとの関係を良好に保ち、イスラエルとの関係も築いていくなど、いわゆるイスラム諸国とは外交上一線を画している。
とはいえ今回の派兵に対する一般国民の反対は強い。

トルコの中東における役割は、中東のイスラム諸国と欧米諸国との間に立ち、中立的な立場で間に立てると思っているが、その道のりは長いようだ。

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