イスタンブール 旅のつづき

以前旅の終着点だったイスタンブールに戻ってきて、生活を開始。また旅のつづきを始めたい・・・

第12回 旅行

2007-05-30 05:15:03 | 旅行
一年目最後の旅行。
明日からいよいよトルコ語も終えて本格的に業務開始となるので。

最後の旅行は世界遺産パムッカレ。1泊2日でばたばたの旅行。

パムッカレとはpamuk(綿)kale(城)と綿の城を意味するように、この地ではるか昔から湧き出た石灰分を多く含んだ温泉により、まるで綿の城のように幾重にも石灰が重なり、さながら城のようになっていることから名づけられたようだ。

その景色は火山により不可思議な奇形な岩を生み出したカッパドキアのように自然の凄さを見せ付けてくれる。




かつてはそのほとんどに以下のように入れたようだが、今は保存のために入れるのはごくわずか。でも熱い湯になれている日本人にとってみてはぬるすぎて、さすがに5月の風にはちょっと寒い。



パムッカレの石灰棚の上には紀元前から栄えた都ヒエラポリスがあり、そこの一番の見所はかつての遺跡の上に湧き出た温泉があり、「遺跡の上で泳げる温泉」とも言われている。でも30度ちょいとやはりちょっとぬるい。




ヒエラポリスの細かい歴史は取り急ぎ省くとして、写真を幾つか。
かつての大浴場(この門は本当に大きい)と劇場(収容1万人)




この日、他に行ったのはアフロディシアス。海の泡から誕生して天と地と海を抱きかかえる女神アフロディテの名から来ているこの町は、紀元前2世紀頃に栄えた。ローマ帝国内でも有名な町の一つであったと言われている。そしてここにある大競技場はイタリア、ギリシャなどの遺跡の中でも最も保存状態が良い一つと言われている。

アフロディシアスの入り口近くにある、テトラピロン。



そして3万人を収容したと言われいる、長さ270mの競技場。レスリングや剣闘士の戦いが行われたよう。



ここにも劇場はある。ヒエラポリスよりちょっと小さい。




そして最後は温泉。
パムッカレから北に5kmほどにカラハユトという温泉街がある。

町の真ん中(というほど大きくはないが)には温泉が湧き出ている。まさに日本の田舎の温泉街という感じ。




今回行ったのはHerakles。温泉だけは10YTL(850円)で、宿泊は40YTL(3400円)、ただ、温泉+朝夕食付き。中庭にはプールもあり、設備もきっちりしている。




シャワー暮らしにはたまらなく幸せ。
今回ここで知り合った日本人に面白い人がいた。トルコ温泉巡りをしている方で、温泉の存在をしらなかったので、その人のおかげで温泉につかれたとも言える。その方が持っていたトルコ温泉ブック、これはかなり使えそうである。私もこの冬はキュタフヤはじめ、色々と行ってみようと思う。

というわけで、温泉、まだ行ってない世界遺産もあるので、働き出してからも最大限に週末を活用して出かけます。