イスタンブール 旅のつづき

以前旅の終着点だったイスタンブールに戻ってきて、生活を開始。また旅のつづきを始めたい・・・

第10回 旅行(続)

2007-05-05 02:45:03 | 旅行
シバスの続き。

シバスからカイセリへ。カイセリは世界遺産カッパドキアの近くにあり空港があるので、イスタンブール-カッパドキアの中継地なような存在だろうか。ちなみにバスを降りて数時間と思って歩き出したら雨が降り出し、降り止まなくなってしまったので断念。昼飯を食べてすぐコンヤへのバスへ。

コンヤ。人口100万人ほどのトルコ中部では最大の都市である。ぐるぐると舞って踊るセマに知られるイスラム神秘主義メブレビ教団を作ったメブラーナで良く知られ、観光客もさることながらイスラム教信者が多く訪れる場所でもあり、宗教色の強い町として知られる。
更には東からやってきたトルコ系民族がビザンチン帝国軍を打ち破り、1134年にコンヤをルーム・セルジュクの都とした。このためシバス、カイセリにもあったルームセルジュク朝の遺構が多く残る。



天気が良かったこの日もメブラーナが眠る博物館には多くの人が訪れていた。メブラーナの墓を始め聖人たちが多く眠る。面白いのはその墓の上にターバンの形をした巨大な石が置かれている。この大きさによって位が分かるそうだ。



そう、この踊りはイスタンブールなどでも見れるそうだが、何時間もぐるぐると回ることで昇天に達し、神に近づくというものだそうだ(だいぶはしょってますが)。


そのメブラーナ博物館近くにあるTurist informationに勤めるyükselさんは日本語が大変うまい。カイセリ大学で4年間学んだだけで、読み書きもでき、mixiもやっているというのだからびっくり。下の写真はTurist informationではなくて、sweetのお店。ぜひコンヤに行かれた際は訪れるときっと助けてくれると思います。



コンヤ中心地のモスクとトラム。



コンヤは大都市だけあって、巨大なオトガルと市内を結ぶトラムが走っている。移動にも便利だし、この沿線にどんどん町が大きくなっていくようだ。トラムの端は町の中心部、そして1時間ほどかかる反対の端はセルジュク大学。学生の数が5万人以上とか言っていたかな?興味半分で行ってみたけれど、確かに大きい。そしてそのキャンパスも工事で拡張されていて、かつ周りの土地にも新しいマンションが広がっていた。




学生が多いということもあるけど、コンヤが宗教色が強いとは感じなかった。若者はどこに行っても同じだし、別にtürban(頭に巻く布)はどこでも見かける、イスタンブールであっても。

実際、コンヤの人に言わせれば"イスタンブール Takşimのistiklal caddesi"と言われている洒落た通りもある。夜はライトアップされて、それはなかなかの雰囲気を出している。

と、後は中心地にあるアラアッディンの丘。ここでチャイを飲むも良し。なかなか雰囲気のある町だと思う。たいてい大きな町ではそういう雰囲気は失われてしまういけど。



最後に、コンヤの料理と言えば"fırın kebabı"(オーブン焼きのケバブ)が有名。そのじっくり焼いた羊肉はなかなかの美味。それと、最後の夜は臓の串焼き。これはおいしかった。




また今週末も・・・