ソロモンの偽証。

Rの部屋の中で、買ってもらったにも関わらず唯一最後まで読んでない本。
「ソロモンの偽証」栞は５０ページあたりといったところで時が止まったまま。

　　　　　　　　　　　　

ずっと気になってそのまま放置されてましたが、今週の金曜ロードショーが
前から観たいと思ってた「ソロモンの偽証（前編）」ということで、
日曜日から慌てて読み始めてみました。

とにかく地上波放送に合わせて、この１冊は読み終えようという目標を立てて
日曜日から読み始めたけど、登場人物が多く、最初は１人１人の背景から入って
いくので１００ページ目あたり迄は挫折しそうだったのに、話が進むにつれ、
ボヤけていた話の概要が少しずつはっきりしてきて、どんどん面白くなり、
気がつけば一気に読み入ってしましました。

この「ソロモンの偽証」結構分厚くて、1冊700ページくらいあるんですが、
第Ⅰ部「事件」、第Ⅱ部「決意」、第Ⅲ部「法廷」の３部作で、残念ながら
我が家にあるのは第Ⅰ部「事件」のみ。

Rは大学生になってから読むっていうので、今回は図書館で続きを借りて
読むことにしました。予約もせずに借りれてラッキー☆
　
　　　　　　　　　　

あんまり本は読まないし、久しぶりのミステリーだったのに、すごく面白くて
３冊、あっという間に読み終えました。
あっという間っていっても正確にいうと６日かかったけど、私の１年分の
読書量をこの１週間で消化した気がします。（￣▽￣;

殺人事件がテンポよく起こらないので、ミステリー好きの中１のRには物足りず
挫折してしまったようですが、殺人事件に焦点が当ってるのではなく、まわりの
人たちの背景がすごく丁寧に書かれてる気がして、すごく面白かったです。
中学生が学校内の事件を学校内の裁判によって真実に少しずつ近づいていく
描写がなかなかよかった。

Rが好きな謎が解けてすっきり！というミステリーではなく、CMでは“感動の～”
なんてやってたけど、感動っていうより私は安堵に近かったり、人によって
感じるものはいろいろだけど、大学生になってからなんて言わないで、高校生の
うちに読んでくれないかなぁ～。。。大人とは違う視点で読むことができる
この時期に！と思うけど、本人にその気全くないようです。残念。

この先このままこの本がRに読まれなかったとしても、私が読んだから、１冊
しかないけど本棚の中で堂々としてていいんだよ！なーんて（笑）　　　　　　　

月に１冊でいいから本を読む習慣つけなくちゃね。
いい本に巡り合えた５月でした。（５月まだ終わってないけど。。。笑）