思い出横丁にある“安兵衛”にやってまいりまいた。
店内に入ってみて、驚きました。
およそ思い出横丁といったら、みなさん想像つくと思うのですが、ここは全然ちがいます。
とにかく店内が広い。
それでいながら、階段を登ったところに氷で冷やす冷蔵庫なんてものがあるのが嬉しい。
おお、ALWAYS三丁目の夕日の世界だぁ。
そして一発目。
十四代、朝日鷹。
うれしいですね。こんなところに十四代が置いてあるなんて。
お通しはアンコウの胃袋の入ったにこごり。
珍しいですね。
でも食べると、アンコウの胃袋らしき弾力のある噛み応えがあり、濃厚な味が残ります。
ここはいいかも。
しかも穴場？
メニューをジトーっと凝視し、
これしかないでしょうという一品を。
鰻のくりから焼き。
旨い。
コハダ刺し。
ほとんど〆てません。
なのでコハダの旨味が口に広がります。
そこを十四代が洗う至福と瞬間。
たまりません。
そんな至福を味わっているのに、ダイエット中の大蔵翔（仮名）さまったら、なにをとち狂ったのか、
煮込みを注文。
さらに、
肉豆腐。
ありえな～い。
これは嫌がらせです。
ぼくにこれらをどうしろと？
いま十四代を味わってるんですけど。
どう見てもビールのアテとしか思えない品々がテーブルに並んでいきます。
うへー、勘弁してくれー！
カンパチひとりで食べちゃってごめんなさーい。
ぼくの必死の謝罪が効いたのか、ようやく落ち着きを見せた大蔵翔さん。
やっと、
まともなアテを注文するようになりました。
みなさん、食べ物の恨みは恐ろしいですよぉ。
さ～て、今回の脳内ジャズは、
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から「暗黒への挑戦」をどうぞ。
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