Chris's monologue

二匹+ONE?のクマンズとChris(謎の生命体)の怠惰な生活

札所9番明星山明智寺

2011-07-30 08:25:54 | 秩父三十四ヶ所観音霊場巡礼のようなもの

武甲山の登山道入り口付近。
通りを走るトラックがえらい多いです。
それもそのはず。
この寺のはす向かいには、どでかいコンクリート工場があります。
それはなぜか?
それは武甲山の山頂付近から中腹にかけて、削りとられた山肌を見ればわかるでしょう。
つまり、この山ってセメントの原料になってたんですね。
自分の身を削り取られ、ニンゲンの役にたちながら、けして文句をいわない武甲山。
まるで『幸福の王子』みたいな山ね。
幸福の王子幸福の王子
(2006/11/29)
オスカー・ワイルド

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惚れたわ。
そんな御山を守っているのがこの観音さま。

*秩父札所9番寺の元の観音堂は、1881年(明治14年)に落雷のため焼失し、その後建造されたものは、間口4間、奥行3間のこじんまりしたものでした。しかし、平成2年3月に、新しく建立された新観音堂は、二間六面の六角堂形式の美麗なもので、ここに御本尊をまつるとともに、従来の建物も新しく造りかえられました。秩父札所9番の縁起によれば、昔この村に親孝行な少年がいました。盲目の母の眼を開かせようと、日夜老母の手を引いて観音様にお詣りしていました。ある日のこと、老僧が現れて、この母子の健気な姿を大いに哀れみ、母に眼を救いたければ観音経の「無垢清浄光・慧日破諸闇」の二句を唱えるよう論すとそのまま姿を消してしまった。母子は、堂にこもって、一心に観音経の二句を唱えつづけていると明け方、内陣から明るい星が光りまたたき二人を照らした。そのとたん母の眼が一瞬のうちに開いて、暗黒の世界から解放されたといいます。


スゲー!
クマルも暗黒の世界から解放してぇ!


ここには珍しい文塚があります。むかし、一条天皇の皇后が難産で苦しまれたとき、恵心僧都が勅命により九寸一分の香木に如意輪観音を刻み、安産を祈願して無事出産されました。
以後女人が願いを書いて納めたのが文塚のはじまりといいます。いまは写経の供養や、学業成就、家庭繁栄の御利益があるとして大勢の人に信仰されています。

明星山明智寺
秩父市横瀬町中郷2160
0494-24-3125


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