〜かたることばが歌になる風になる〜

小さな恋

来週に迫ったコンサートの終わりに歌うアンコール曲。
先に発表するのも何なんだけど、この詩が私の年代には何とも甘く切なく懐かしい気持ちにさせてくれる。
女性の気持ちを歌っている詩は河合幸男という詩人による。
この人、1922年12月2日生まれの神奈川県出身の人ということしかわからない。

この曲はコンサートの第1ステージ「世田谷うたの広場」のソングの中のひとつのようだ。
詩の中に出てくる「二子玉川」ということば、関西人にはわからないが東京世田谷の方の地域ようだ。
青春時代の気持ちを思い出しながらこのあたりを歩いている、というところだろう
シャンソン風で昭和の時代風な林光さんのメロディーは、私たちを一気にタイムスリップさせてくれる。

「小さな恋」河合幸男詩/林光曲
だれも知らない私の心 小さな恋よ
日が暮れて二子玉川 今日はひとりで歩いています
スクランブルの交差点 肩をだかれて渡ったわ
夢の色してネオンがうるむ
いつかいつかまた会えますね

あまく寂しいわたしの胸の 小さな恋よ
思い出の二子玉川 今日もひとりで歩いています
カフェドゥフォーションの窓あかり
肩を寄せ合うシルエット
蒼い夜空を流れる星よ
きっときっとまた会えますね

今のお若い方には、この情景は古いと感じられるかもしれない。
学生運動真っ只中に大学生だった私たち(私)は、その情景が時代とともに蘇って「胸キュン」となる。
一番下の息子がまだ20代だったころ、今の人とちょっと違うのかもねと言うと「いや、会えるかなぁとドキドキする、それは同んなじやで~」と言っていた。
恋心は、表現が少し違ってもどの時代も同じはず。
笑顔で歌いたいと思う。

活動を終了した「女声合唱団風」のこと、「コーラス花座」のこと、韓国ドラマ、中国ドラマなど色々。

コメント一覧

chorus-kaze
真紀子さま
コメントをありがとうございました❣️
本当に私たちも、甘い恋心や懐かしい時代を思い出させてくれる詩です。

「女声合唱団風」は2000年から、林光さんの作品を中心に歌う団として
活動を初めて2016年に終了致しました。
その後しばらく、指揮者のお住まいの京都まで出向き
「ソング」(歌のジャンル)を歌ったりしておりましたが
2019年に指揮者は90歳で天国に召されました。

2014年にコンサートのアンコールで「小さな恋」を歌った
you tube画像です。
よろしかった、林光さんの「ソング」でお聴き下さいませ。
https://youtube.com/watch?v=ysVoRcaEOqY&feature=share
真紀子
伯父のことを辿って歌詞が載っていて嬉しくなりコメントさせていただきました。この歌詞を作った頃には、別のところに住んでいたので、二子玉で生涯を終えるとは思っていなかったでしょうね。歌詞を見せてくださりありがとうございました。
ヘリテージ
そうなんですね
http://blog.goo.ne.jp/chorus-kaze
佐藤様
わざわざコメントと情報をありがとうございました。

「女声合唱団風」で「小さな恋」をアンコールで歌った時には、河合幸男氏について情報がほとんどありませんでした。
林さんのチャーミングなメロディーが、この詩をよりロマンティックにしてくれていて、懐かしい歌のように歌ったのを思い出しています。

時折テレビなどで二子玉川の地名を聞くと、この詩を思い出しておりました。
ご冥福をお祈り致します。
佐藤幸子
小さな恋
河合幸男さんが2016,9,21日に93歳二子玉川のご自宅でお亡くなりになりました。12~3年前の世田谷音楽祭で林光先生がお歌いになられましたね?私もききました。河合先生は河合紗良名で室生犀星詩人賞を受賞。堀口大学先生の弟子でした。
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