ちょっと、いや大いにネタバレなんだけど、今年のステージの衣装はいつものようにカジュアルなものもなく、シルバーグレーのシャンタンのような光沢のあるドレスと、胸元がスクエアカットになった紺のベロアのロングのドレスだけということになった。
ソングと次のワイルのステージはシルバーの光沢ドレスで、ワイルの曲はいわゆるクラブやバーの雰囲気を出そうということで、メンバーの数人はこのドレスにストールを添えることになった。
肩から羽織ったり腰に巻いたりと色々案が出ている。最終的のどのようになるのか、当事者の私たちもとても楽しみ。
ピアノ担当の私も、演奏に邪魔にならないようにつけてみたいと考えたが、手持ちに合いそうなものがない。
4月半ばごろ、長男のお嫁ちゃんの知ちゃんから母の日に欲しいものを言って下さいとメールが来た。
毎年そう言ってくれるので、図々しいがここ数年はピアスをもらっていた。
ピアスも十分揃っていたので、昨年はストールを所望したら、綿素材の大判のアーティスティックなのをもらったので、コンサートの当日につけて行った。
長男が高校生の頃、唯一シルクのスカーフをもらったことがあった。
デパートの人に自分が思う母親のイメージを伝えて、店員さんが薦めてくれたのが、オレンジの地色にマリンブルー系の緑やら黄色といった色が入った光沢のあるものだった。

私のイメージはオレンジらしく、昨年の大判のストールも、オレンジの地色に黒や茶色が幾何学的に配色された中に、ロートレック風の人物が描かれた、綿素材の大胆な柄のストールだった。コンサート当日は黒のレースのブラウスにそれをつけた。

知ちゃんからタイミングの良いメールをもらったので、今年のコンサートでシルバーのドレスに手持ちのスカーフやストールなどをつけると言うこと、どのぐらいのサイズで、どちらかというと色数が少ない方が良い、当然普段使いにもなるようモノトーンも良いし、ドレスにつけてあまりストールが目立ちすぎてもよくないなどと、イメージしやすいよう手持ちのストールなどをドレスに合わせて、写真を添付してメールを送ると、私の意向をわかってくれて、早速その週末に長男と二人で選んだというストールを、母の日を前倒しして送ってくれた。
上品なグレー系の綿とシルクのミックス素材のが届いた。シルバーのドレスに合わすと驚くぐらいぴったり。

衣装係の玲子さんに写メを送ると「素敵なストールですね、ぜひ着用して下さい」と返信頂いた。
後日メゾのパートリーダーの喜代美さんも、私のメールを玲子さんと同時に見たそうで、まるでここの団の衣装に合わせたみたいにぴったりだと褒めてくれたことを知ちゃんには伝えた。
ステージでは照明を使うので、このストールがどのように映えるのかがとても楽しみでもある。