「北村」のあとは、朝鮮王朝歴代の王様のお墓がある「宗廟(チョンミョ)」と、美しい景観で知られる「昌徳宮(チャンドックン)」。1405年に 建立されたもので、保存状態がよく当時の趣を出来るだけそのまま残しており、自然と建築との卓越した配置などからユネスコ世界遺産に登録されている。なが~い建物は「宗廟」で、仕切りのひとつひとつに王様の位牌がおさめられている。


「冒徳宮」


階段を上った高いところに王様が座るのは、家来たちに威厳を見せるためという狙いなのだ。
明洞の繁華街でも日中に若者が大勢要るのだが、殆どが中国人で、観光する時にも時間を守らないなどのマナーの悪さが際立っているようで、ガイドさんたちの間でも、中国語ができても中国人のガイドはしたくないとか。
チョンさんは日本での留学経験もある人なので、日本人の礼儀正しさや良いところをよく知っていると思う。韓国の民間人の間では、いわゆる『半日』などの感情はあまりないと言っていた。
ホテルに帰る前に、チョンさんの勧めるお店で、韓国のりと、高級な高麗人参のカプセルを買った。このお店は問屋さんらしい。
3瓶で30万ウォン(6か月分)。日本円にすると1瓶2か月分が1万円弱。
3個まとめてだとかなりな金額だが、バラしてくれたので、妹と二人で2瓶ずつを買った。
6か月飲んで効用が出てくるとのことだが、私たちはそれぞれ4ヶ月分を買った。1日2カプセル服用で1ヶ月5千円ほどになる。
それなりの健康食品のサプリならそんなものだと思う。
「水原華城」の観光の時、周辺を回る乗り物に乗り合わせたおばさんたち(アジュマ)の誰かが、高麗人参の飴をなめていて、土臭い独特なにおいが周辺に漂っていた。高麗人参はこの国では健康に必須の食べ物なのだ。
「韓国商社」の社長さんの「ハヤシマリコさん、昔は顔色ワルカッタ、彼女『キレイジャナイ』だけど、このカプセル飲みだして、今は顔色もよくなり健康になった」と訛りながら言うのが笑いを誘う。
社長さんは、高麗人参のエキスは効力の少ないものを安く売っていたりするので、信用のおけるところで買わないといけないと言う。
林真理子さんは、最近とてもすっきりした感じになっているのは『高麗人参』のおかげなんだ。
商売上手な口に乗せられたかもしれないがとりあえず試してみよう。