
「東京に行く時があれば、神田明神にお参りするのもいいよ」…「神田明神は江戸総鎮守の神社と呼ばれていて、スゴイ神社だったよ」…そんな話を友だちから聞いていたのを思い出した。東京都内を…街歩きをしながら思い出すとは何か縁があるのかもしれない…是非、お参りに…石の上に腰をかけてちっさな「東京の観光地図」を広げ、どこにあるか探してみると…あるある、千代田区…神田明神は神田駅の近く…メトロのフリー切符を持っているから…乗り放題の身…地下鉄メトロ…スイスイ…神田明神と言えば、明神下に住む銭形平次がセットになっている。“銭を投げて悪人をやっつける”何と気分がスッキリとするストーリーなのでしょう。

舟木一夫がうたっていたよな…“男だったら 一つにかける かけてもつれた 謎をとく…誰がよんだか 銭形平次……道は時には 曲がりもするが 曲げちゃならない 人の道…なんだ神田の 明神下で 胸に思案の 胸に思案の 月を見る”人情時代劇…代々木公園駅から電車に乗り、お茶ノ水駅(聖橋)より徒歩5分となっている。駅を出て通りすがりの方に“神田明神”を尋ねると「ここを真直ぐ歩くと、左側に神田明神の鳥居が見えますからわかります」…近い。“江戸総鎮守 神田明神裏参道”との案内提灯…その横に階段…その左に石柱が…ここを上るのだ。総鎮守と言うからにはかなり広い明神さんを想像していたのだが…これが都会の広さ。

裏参道の階段を上がると大きな建物の裏手…赤い色が目立つ…!神田明神さんは“お稲荷さん”右手にまわると…神社もお稲荷さんも祀られている。そうなのか…明神さんは神社…!正式名称は「神田神社」…神田祭をおこなう神社として知られているのだ。神田・日本橋・秋葉原・大手町・丸の内・旧神田市場・築地魚市場など108か町会の総氏神さまだと書かれている。なるほどなるほど…!江戸総鎮守の役割…江戸の伝統文化を保ちつつ、それでいて絶えまなく発展と創造を繰り返す東京都心を守ることが指名なのだろう…!本殿の境内のまわりには10~15社の末社が建造されている。これだけの末社を抱えていることは、なるほどスゴイ神社…!

なになに…「憩いの庭」もある。境内に入る前にトイレを…と探していると庭園の横を通り抜けたところに小さな公園があり、その中に落ち着いたトイレが見える。奥に民家が…古い日本建築、もしかすると江戸時代の歴史ある人家なのかもしれない。横から境内に入ると…思っていたよりも広そうだ。右手には隋神門…あれ、あそこが正面入り口…そういえば、隋神門から入れば正面の御神殿に向って進めばいいようになっていたのだ。隋神門と御神殿のちょうど真ん中に立ち…周囲を観察してみると、どうも建物は朱色で統一されているようだ。御神殿に向って右手には「.祭務所・神楽殿」離れて「明神会館」左手には「鳳凰殿」…正面御神殿の奥に「祭祀殿・資料館」がある。
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