
西九州絶景…生月観光
そういえば、ここ、河内町は「鄭成功(ていせいこう)」ゆかりの土地といわれている。「鄭成功」は台湾でも耳にした。平戸生まれの英雄…父は中国人母は日本人の間に生まれた。たまたま、母マツが千里ヶ浜に貝拾いにいき産気づき家に帰る暇もなく、浜の木陰の岩にもたれて出産した。この男児が“福松少年”であり後の「鄭成功」なのである。幼いころは平戸で育ち、7歳のときに父の故郷福建省に渡り、「清」に滅ぼされようとしている「明」を援護し台湾に渡り「鄭政権の祖」となった。台湾・中国では民族的英雄として描かれている。オランダ軍を打ち払ったことから台湾では、孫文、蒋介石と並ぶ“三人の国神”の一人として尊敬されているという。

霧雨の中バスは出発。島のくねくね道路を30分ほど走ると平戸島と生月島を繋ぐ水色のちょっと変わったトラス橋「生月大橋(延長960m)」に出会う。「平戸大橋(延長665m)」は赤い吊り橋だったが、この橋は、これからの絶景を想わせる創りになっているようだ。高台の海岸線を走り…ああ、海岸線が断崖だからそう思えるのだ。バスは「塩俵展望広場」とかかれた広場に停まった。え、何何、向こうに見えるのは断崖絶壁…ここは…何が見所なのか…亀甲模様をした石柱群が連なっている。玄武岩なのか奇岩がそびえているよ…!下の岩は俵模様に見えるのだろう。ここからでは霧に包まれているのでもう一つ迫力に欠ける。

絶壁を鑑賞して生月島の最北端「大バエ灯台」に向った。左に海が見え右に海が見え…我々のいる細い大地の幅が理解できる。だが、絶壁の上の高原と緑…強い風が吹けば…吹き飛ばされそうだ。「大バエ灯台」と書かれている。晴天の時はどんな雰囲気なのか想像してみると720度のパノラマ…トンビが吹き上げる風に乗って…ピーヒョロ…ピーヒョロ…大地は黄色の花が似合うなあ~甘い汐の匂いのする風が肌をなでる……!景色を堪能して一路佐世保に向う…生月大橋通過…平戸大橋通過…西海国立公園に入った。
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