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消費者物価、5%台に上昇=7月、食品急騰-中国

2007年08月13日 | 国内マクロ
【北京13日時事】中国国家統計局は13日、今年7月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比5.6%上昇したと発表した。6月の4.4%上昇から大きく加速した。5%台は2004年9月(5.2%)以来で、インフレ懸念が一段と高まった。
 7月は食品価格が15.4%の大幅上昇で、全体の指数を押し上げた。このうち、供給不足が続いている肉類が45.2%と急騰した。ただ、食品を除くと0.9%の上昇にとどまった。
 中国金融当局は、今年に入って既に3回の利上げを実施しているが、物価上昇の抑制に大きな効果は見られない。このため、状況を吟味して追加利上げなどに乗り出すとみられる。
 7月のCPIは、都市部が5.3%、農村部は6.3%のそれぞれ上昇。
 ロイター通信によると、7月のCPI上昇率5.6%は、1997年1月の5.9%以来の高水準。(了)