@Guitar & Music & China

日本・中国を中心とした主に音楽と楽器を紹介します(節操はありません(笑)楽器は主にGuitarです)

【SKID ROW】34HOURS(CD)(UK盤)

2010-05-01 | 欧米音楽
 
馴染みのない人には`86年に結成された、アメリカのHMバンドと思われる方も多いと思いますが
これは`71年に発表された、Gary Moore(ゲイリー・ムーア)の在籍した同名バンド(こっちが元祖(笑))の
2枚目にして最後のアルバムとなった“34HOURS(34時間)”です。

一応Amazonでも扱ってるみたいですが、やはり海外盤で
「ゲイリー・ムーア・バンド」のCDまでは日本盤も発売されたようですが、流石にこれはマニアック過ぎたようです(笑)
海外盤は、他のアルバムのようにボーナストラックが追加されているようですが、私の所有している物は
まだネットがない時代に、輸入盤専門店を探し回ってやっと手に入れたオリジナルのCD版で、僅か6曲しか入っていません。

ファーストアルバム(SKID)を紹介しようと思ってたんですが、見当たらないのでこれにしました(笑)
本当は、先にも書いたように“マニアック過ぎる”ので、紹介する気はさらさらなかったんですが
最近来日公演があったようで(来日する事すら知らなかった私 (^^ゞ)
一部のHR時代のゲイリーファンの方が“ハードロックをやらない”と不満を漏らしていたり
最近ファンになった方ですかね?音のハードさに年配のファンの人が引いてしまうのでは?と心配したりしているのを見て
原点でもあるアルバムを紹介する気になりました。

聴けばお分かりになると思いますが、ゲイリーの原点はブルースである事は明白です。
このアルバムはブルース・ロックから若干ロック寄りに変わろうとしていますが
まだブルース色の強いアルバムになっています。

ハードロックをやらない事に不満を持っている人や、音色がハードだと思っている方
一度「Still Got The Blues」でカバーされた“Albert King(アルバート・キング)”の
“Oh! Pretty Woman”のオリジナルを聴いて見て下さい、多分1回でお腹一杯になると思います。
アンプ直の生音+お約束のフレーズのオンパレードですから(笑)

前記事にも書きましたが、様々なジャンルの音楽を貪欲に吸収し続けたゲイリーだからこその
ブルースになっている事がお分かり頂けると思います。
そして、ハードロックの要素を取り入れたブルースだったからこそ、今までブルースを聴かなかった層にも
受け入れられたと思っています(少なくとも私はそうでした)

今のゲイリーを受け入れられないのであれば、昔のCDで感傷に浸っていれば良いのではないのでしょうか?
私はゲイリーの奏でるフレーズがや、ブルースで培った“間”が好きで聴いています。
ブルースから入った人ならではの独特の“間”は、ハードロックから入ったギタリストにはない物です。
一つの音を独自の間でアタックするピッキングはブルースギタリストの真骨頂と言えるでしょう。


...まぁ勝手な事をグダグダと書き綴ってしまいましたが
ブルースの経験なくして、そのキャリアの中での数々の素晴らしいソロのフレーズや
名曲中の名曲“Still Got The Blues”の名演奏は生まれなかったと思っています。

※楽曲をYouTubeにアップしたら、全世界からブロックされました...マイナーな方が厳しいのかな?
  ですのでこちらから聴いて見て下さい。


【34 Hours】
(CD)

01.Night of the Warm Witch
02.First Thing in the Morning
03.Mar
04.Go, I'm Never Gonna Let You, Pt. 1
05.Lonesome Still
06.Love Story, Pt. 1



34 Hours
SKID ROW

Repertoire
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おっきなジャケ写はこちら

 




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