@Guitar & Music & China

日本・中国を中心とした主に音楽と楽器を紹介します(節操はありません(笑)楽器は主にGuitarです)

【中国国慶節の歴史】天安門上看中国(国慶記事)(DVD)(大陸盤)

2009-12-06 | 音楽以外の映像系
 
この夏北京に行った時に、建国60周年と言う事で何時になく盛り上がる国慶節を前に
書店には、中華人民共和国の歴史関連書籍やメディアがずら~っと並んでいました。
メディアだけを全部一枚づつ買ったとしても、トランクが満タンになりそうな数でしたね(笑)
その中で何となく手にしたのがこのDVDでした...値段もお手頃だったし (;^_^A

「天安門上看中国」と言うタイトルは「天安門上から見た中国」と訳しても良いと思います。
「上」と「下」には日本と違う意味があって、「上」は「前」・「下」は「次」と言う意味も持っています。
日本語で言う「前回」は「上次(shangci)」、「次回」は「下次(xiaci)」と言いますが、このタイトルでは
素直に、日本と同じ意味の「上」と取って良いでしょう...中身がそんな感じでしたから(笑)

「看」は「見る」の意味で、日本語でも「看護」と言えば「見る」と言う意味が含まれますから
日本と全く違うと言う感じではないですね...その代わり「見」が「会う」と言う意味になります。
「だから何?」と言われると...別にい~じゃん!と開き直るしかないですが(笑)

内容と言えば「中華人民共和国政府成立宣言」の少し前から、小平の時代までの国慶節の式典の移り変わりと言った
ある意味の記録映画的な物ですね...まぁ所々に共産主義らしい国民の奉仕活動の映像も含まれますが。
映像はこんな感じから始まります・・・



成立宣言までの中国国内~


ここから始まった「中華人民共和国」の建国記念日、つまり中国での「国慶節」の式典の移り変わりを
天安門を中心に据えて描いている...と言った内容になっています。

話しは少し外れますが、最近「東京裁判」と言う映画(日本版です)を見返したのですが、一つ感じた事がありました。
「もし蒋介石が中心の政府が出来ていたら、一体どうなっていただろう?」と言う事です。
最終的に「毛沢東」を主席とした共産主義国となりましたが、第二次大戦終了時の「中国」と言うのは
「中華民国」の事を指していたんですよね、実際は。

少し歴史的な話しになりますが、清朝時代日本に留学していた「孫文」が日本のめざましい国際化に触れて
後に、歴史的に言う「辛亥革命」を起こし清朝を倒し、中国の近代化を進めて来ました。
その意思を継いだのが「蒋介石」で、バラバラだった民族をまとめ上げ「中華民国」を作り上げました。
つまり、世界史的に見ても、当時「侵略国家」と言われた日本と戦ったのは「蒋介石」率いる国民軍であり
終戦時「中国」として認識されていたのは「中華民国」だったんですよね。

こう言う事を書くと反感買うかも知れませんが、言わば「毛沢東」率いる「共産党軍」は
戦時下においては何一つ功績を上げおらず、終戦後に「蒋介石」から功労を取り上げた
言わば「中華民国」に対する「武力革命」今で言うテロにあたる感じですかね?

そう言った意味で「もし蒋介石が正式に政府を成立させていたら」と思わずにはいられません。
未だ、色々と問題ありと揶揄される中国ですが、台湾に逃れた蒋介石は立派な民主主義国家を作り上げました。
台湾自体もホンの20年ほど前までは、他国のパクり物を作り外貨を稼ぐあくどいと言われてもしょうがない国家でしたが
国民(こう書くと大陸人に反感買うだろうな)の努力の末、今では少なくとも技術立国に対しては
なくてはならない存在になっているのは、誰もが知る事だと思います(国産PCの大多数のパーツは台湾製ですし)

あそこで、中国が共産主義に走らずにいたら...今では超大国になっていたかも知れません。
「たられば」は好きではありませんが、親日国家と呼ばれる台湾の政治がもし大陸で行われていたならば・・・
このDVDを見てそう感じました。天安門上から見た国慶節記念式典は、どこか北朝鮮を思わせます。
「どこでボタン掛け違えたかなぁ...」そう思わずにはいられない今日この頃です。

・・・なんて書きつつ、普段は何にも考えていませんけどね ( ̄▼ ̄)ノ_彡☆ばんばん!

何処にも解説とか載ってなかったんで、思いつくままに書いて見ました。伝わっ・・・てませんよね?(笑)
なんせ、相当マイナーなDVDですから、大陸のネット販売でも写真すら載ってませんでした。
と言う事で「こんなプロパガンダDVDも出すのね、やっぱ」とでも思って頂けたら幸いです。


おっきなジャケ写はこちら

 
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