令和4年13戦目。
待ちに待った雨。朝になってすっかり止み、小鳥のさえずりが聞こえてきました。
空はいまだ暗いですが、次第にヒグラシの鳴く声も聞こえてきます。
涼しい風が吹いていて今までの猛暑が嘘のようです。
というわけで今日は久しぶりに淵を狙ってみることにします。
瀬に比べて圧倒的に流速の低い淵を釣るわけですが、ここはあえてソリッドではなく、この間好感触を得ている1〜4番旧式ドブ竿のセッティングでやってみます。
旧モデルのブランクスの方が低反発で水中での毛鉤の動きが多少は安定すると思うんで、チューブラーでどこまで対応できるか楽しみですね。
さて、これが吉と出るか凶と出るか?
7時、淵で開始。
雨は降ったり止んだり。10〜!3cmほどの小鮎が足元の小石を盛んに舐めています。
しばらく渇水&日照り続きでしたが、この周辺だけは藻が生えなかったようです。
茶色っぽかった石が黒く磨かれているのが見えます。
ということは毛鉤のカラーとかも変わってくるのかなあと。
かなり期待できそうですが、小鮎がヒラを打っている割りには、ハネが少ないです。
時折見られる単発ボイルはウグイのようです。
完全に回遊待ちスタイルになります。
仕掛を用意する時間がなかったため、前回瀬釣りで使った仕掛で。
とりあえず青ライオンでスタートです。
水量、水温、時間帯も絶好ですが、なぜか当たりません。
急に涼しくなったせいかもしれないと考え、毛鉤を清水中金に替えます。
毛鉤を替えても反応がなく、粘りに粘った回遊待ちでしたが、流速が遅過ぎて誘いのバリエーションも乏しく、このままでは食わせきれないと判断し、淵頭へ移動することにします。
回遊があれば、ハネで分かりますので、見える範囲で。
8時、ようやく1尾目。

これは小型。
8時半、流速も雰囲気も良さそうなのに反応が今一つ。そこで八ッ橋に替えるとボトムでモゾッと異質なアタリ。………①
もしかして!?
すかさず同じスジを同じように誘ってみますが無反応。
やっべ……
これは警戒されたと見て、針をお染に替えてみますがダメ。
そこで今度は少し離れたところに落とし、同じスピードで誘ってみます。
すると今度は表層で力強いアタリがあり期待しましたがウグイ。
同じポイントで辛抱して粘ると、やっと14cmほどの鮎。………②

8時50分。お染にて。
微妙な細かいスジをクロスさせてやっと喰ってくるという印象です。
※①のアタリはけっこう力強いアタリだったにもかかわらず乗らなかったんですが、この時点では穂先がチューブラーだから放されやすいのかな?ぐらいにしか考えず、針先のことまで頭が回ってませんでしたね。
その後も淵頭一帯ではポツポツと反応がありますが、いずれも小型。
11時半。

苔虫にて。………③
じゃあ、ってことで、瀬尻のカケアガリをチェックしてみますが、群れが入っていないようです。
アタリがあったのは手前の浅瀬、フォールで見ていた個体が好奇心で喰ってくる感じでした。
もしかすると対岸側の方がいいのかも知れません。
改めて、再び淵頭で粘ります。
12時半。

赤熊中金にて。
ここでカワウが襲来してアウト。
冷えてきたのでカップ麺で身体を暖めて休憩です。
休憩後は淵の中央、回遊ルート待ち伏せスタイルで粘ります。
足元にはおびただしい小鮎の群れが。

針は苔虫で開始。
苔虫でビリ鮎を何尾か釣りますが活性が上がってくれるほどではない様子。
針をアミダに交換、アタリはあるもののパッとせず。………④
小型鮎を掛けてもなかなか活性が上がってくれません。
※④:アミダはこれまで悪条件でもわりとコンスタントに当たっている毛鉤です。投入した時間帯とかも関係ありそうですね。
仕掛を夕釣り用のものにチェンジします。
瀬釣り用の仕掛、ナイロンの0.8号なんで雨だと絡むんですよ。
引き続き周囲でのハネはほとんどなく、あまり釣れる雰囲気ではありません。
毛鉤は、悩んだ末に、八ッ橋を選択。すると……
当たる当たる♫
抜群の反応です。
立て続けにアタリがあり、明らかに反応が良い様子。しかし乗りません。………③
夕釣り用の仕掛には弓型天秤が付いていたため、新しく作った片天秤(北陸式)に交換。これでアタリの感触は良くなりましたが依然として針掛かりせず。
仕方なく毛鉤を使い古しの八ッ橋から新品の八ッ橋に交換します。
するとどうでしょう、ぴたりとアタリが止まってしまったじゃありませんか。
おかしいな…
何度やっても同じです。
そこで、
15時半、首をかしげながらも使い古しの八ッ橋に戻すことにします。
こんどは針先を数回しっかり研いで、ついでに針軸を手で曲げて調整して落とします。
キター!
1上ゲ目で即来ました。かなり強い引きです。3号のオモリを引っ張って上流に向かってグングン泳いで行きます。………④
竿の#1〜4を入れ替えた効果が出ているようですね。
そのまま浅瀬に乗り上げてくれたので楽に取りこめました。

16cm。引きの割りには小型。
でも、こういう強い個体が喰ってくると毛鉤に匂いがつくのでいいですね♫
ただ、ここで来ると思っていなかったので引き舟を取りに岸に戻り、地合いは狂ってしまいました。
引き船を持ってきていれば連続ヒットもあり得たと思うと悔しい限りです。
いかんせんカワウのせいで警戒心が高まっているので、このあたりは慎重を期した方が良さそうですね。
それでも八ッ橋で何尾か追釣でき、夕刻まで楽しめました。最盛期のような、水面下で下流にツツーッと引っ張るアタリもありました。
これまで、このようなアタリがあった場合、錘をストンと落とす、横方向に合わせる、竿を手前に引く/突き出す…等々試行錯誤していたわけですが、今回、竿を魚の進行方向に合わせて水平に送り、魚が反転した瞬間に天秤のバネで針掛かりさせる作戦でうまく行きましたね。この間あくまでテンションはそのままです。
時間帯は、15〜16時が沖目のカケアガリ、18時半〜19時半が浅場といったところでしょうか。型は明るい時間帯の方が良いようです。
さてこの、使い古しの八ッ橋に替えてからはアタリも大きく、明らかに反応が良かったです(先日アタリが数十回あった針で既にボロボロ)。
でも、どちらも同じパッケージから取り出した、同じ巻き師の作なんですよね。不思議です。

それにしても、毛鉤釣りというのは分からないもんです。

[日時]2022年8月4日(木)
[天候]曇り時々雨、風なし
[水温]23°C、澄み、渇水(微増)
[時間]7時〜17時
[釣果]10〜16cm×9尾。ウグイ1
[バラシ]数回。
[アタリ]20回ぐらい
[誘い方]スロー(表層、水深1.3mカケアガリ)。
[竿]旧オリムピック インストラクター鮎 ドブ100(φ2.3、10mで使用)
[毛鉤]上針:赤熊中金→夕映→なし→夕映
下針:青ライオン→清水中金→八ッ橋→お染→苔虫→赤熊中金→苔虫→八ッ橋(ハリス40cm)
[天秤]自作北陸式天秤(ステンレスφ0.5腕長5cm)
[道糸]ユニチカ グンター 0.8号→東レ ソラローム 5lb
[先糸]通し
[オモリ]ナス型3号
[中通し玉ウキ]なし
[小遣い]千円(タバコ、コーヒー他)
[感想]今回、型がちょっとイマイチでしたね。
待ちに待った雨。朝になってすっかり止み、小鳥のさえずりが聞こえてきました。
空はいまだ暗いですが、次第にヒグラシの鳴く声も聞こえてきます。
涼しい風が吹いていて今までの猛暑が嘘のようです。
というわけで今日は久しぶりに淵を狙ってみることにします。
瀬に比べて圧倒的に流速の低い淵を釣るわけですが、ここはあえてソリッドではなく、この間好感触を得ている1〜4番旧式ドブ竿のセッティングでやってみます。
旧モデルのブランクスの方が低反発で水中での毛鉤の動きが多少は安定すると思うんで、チューブラーでどこまで対応できるか楽しみですね。
さて、これが吉と出るか凶と出るか?
7時、淵で開始。
雨は降ったり止んだり。10〜!3cmほどの小鮎が足元の小石を盛んに舐めています。
しばらく渇水&日照り続きでしたが、この周辺だけは藻が生えなかったようです。
茶色っぽかった石が黒く磨かれているのが見えます。
ということは毛鉤のカラーとかも変わってくるのかなあと。
かなり期待できそうですが、小鮎がヒラを打っている割りには、ハネが少ないです。
時折見られる単発ボイルはウグイのようです。
完全に回遊待ちスタイルになります。
仕掛を用意する時間がなかったため、前回瀬釣りで使った仕掛で。
とりあえず青ライオンでスタートです。
水量、水温、時間帯も絶好ですが、なぜか当たりません。
急に涼しくなったせいかもしれないと考え、毛鉤を清水中金に替えます。
毛鉤を替えても反応がなく、粘りに粘った回遊待ちでしたが、流速が遅過ぎて誘いのバリエーションも乏しく、このままでは食わせきれないと判断し、淵頭へ移動することにします。
回遊があれば、ハネで分かりますので、見える範囲で。
8時、ようやく1尾目。

これは小型。
8時半、流速も雰囲気も良さそうなのに反応が今一つ。そこで八ッ橋に替えるとボトムでモゾッと異質なアタリ。………①
もしかして!?
すかさず同じスジを同じように誘ってみますが無反応。
やっべ……
これは警戒されたと見て、針をお染に替えてみますがダメ。
そこで今度は少し離れたところに落とし、同じスピードで誘ってみます。
すると今度は表層で力強いアタリがあり期待しましたがウグイ。
同じポイントで辛抱して粘ると、やっと14cmほどの鮎。………②

8時50分。お染にて。
微妙な細かいスジをクロスさせてやっと喰ってくるという印象です。
※①のアタリはけっこう力強いアタリだったにもかかわらず乗らなかったんですが、この時点では穂先がチューブラーだから放されやすいのかな?ぐらいにしか考えず、針先のことまで頭が回ってませんでしたね。
その後も淵頭一帯ではポツポツと反応がありますが、いずれも小型。
11時半。

苔虫にて。………③
じゃあ、ってことで、瀬尻のカケアガリをチェックしてみますが、群れが入っていないようです。
アタリがあったのは手前の浅瀬、フォールで見ていた個体が好奇心で喰ってくる感じでした。
もしかすると対岸側の方がいいのかも知れません。
改めて、再び淵頭で粘ります。
12時半。

赤熊中金にて。
ここでカワウが襲来してアウト。
冷えてきたのでカップ麺で身体を暖めて休憩です。
休憩後は淵の中央、回遊ルート待ち伏せスタイルで粘ります。
足元にはおびただしい小鮎の群れが。

針は苔虫で開始。
苔虫でビリ鮎を何尾か釣りますが活性が上がってくれるほどではない様子。
針をアミダに交換、アタリはあるもののパッとせず。………④
小型鮎を掛けてもなかなか活性が上がってくれません。
※④:アミダはこれまで悪条件でもわりとコンスタントに当たっている毛鉤です。投入した時間帯とかも関係ありそうですね。
仕掛を夕釣り用のものにチェンジします。
瀬釣り用の仕掛、ナイロンの0.8号なんで雨だと絡むんですよ。
引き続き周囲でのハネはほとんどなく、あまり釣れる雰囲気ではありません。
毛鉤は、悩んだ末に、八ッ橋を選択。すると……
当たる当たる♫
抜群の反応です。
立て続けにアタリがあり、明らかに反応が良い様子。しかし乗りません。………③
夕釣り用の仕掛には弓型天秤が付いていたため、新しく作った片天秤(北陸式)に交換。これでアタリの感触は良くなりましたが依然として針掛かりせず。
仕方なく毛鉤を使い古しの八ッ橋から新品の八ッ橋に交換します。
するとどうでしょう、ぴたりとアタリが止まってしまったじゃありませんか。
おかしいな…
何度やっても同じです。
そこで、
15時半、首をかしげながらも使い古しの八ッ橋に戻すことにします。
こんどは針先を数回しっかり研いで、ついでに針軸を手で曲げて調整して落とします。
キター!
1上ゲ目で即来ました。かなり強い引きです。3号のオモリを引っ張って上流に向かってグングン泳いで行きます。………④
竿の#1〜4を入れ替えた効果が出ているようですね。
そのまま浅瀬に乗り上げてくれたので楽に取りこめました。

16cm。引きの割りには小型。
でも、こういう強い個体が喰ってくると毛鉤に匂いがつくのでいいですね♫
ただ、ここで来ると思っていなかったので引き舟を取りに岸に戻り、地合いは狂ってしまいました。
引き船を持ってきていれば連続ヒットもあり得たと思うと悔しい限りです。
いかんせんカワウのせいで警戒心が高まっているので、このあたりは慎重を期した方が良さそうですね。
それでも八ッ橋で何尾か追釣でき、夕刻まで楽しめました。最盛期のような、水面下で下流にツツーッと引っ張るアタリもありました。
これまで、このようなアタリがあった場合、錘をストンと落とす、横方向に合わせる、竿を手前に引く/突き出す…等々試行錯誤していたわけですが、今回、竿を魚の進行方向に合わせて水平に送り、魚が反転した瞬間に天秤のバネで針掛かりさせる作戦でうまく行きましたね。この間あくまでテンションはそのままです。
時間帯は、15〜16時が沖目のカケアガリ、18時半〜19時半が浅場といったところでしょうか。型は明るい時間帯の方が良いようです。
さてこの、使い古しの八ッ橋に替えてからはアタリも大きく、明らかに反応が良かったです(先日アタリが数十回あった針で既にボロボロ)。
でも、どちらも同じパッケージから取り出した、同じ巻き師の作なんですよね。不思議です。

それにしても、毛鉤釣りというのは分からないもんです。

[日時]2022年8月4日(木)
[天候]曇り時々雨、風なし
[水温]23°C、澄み、渇水(微増)
[時間]7時〜17時
[釣果]10〜16cm×9尾。ウグイ1
[バラシ]数回。
[アタリ]20回ぐらい
[誘い方]スロー(表層、水深1.3mカケアガリ)。
[竿]旧オリムピック インストラクター鮎 ドブ100(φ2.3、10mで使用)
[毛鉤]上針:赤熊中金→夕映→なし→夕映
下針:青ライオン→清水中金→八ッ橋→お染→苔虫→赤熊中金→苔虫→八ッ橋(ハリス40cm)
[天秤]自作北陸式天秤(ステンレスφ0.5腕長5cm)
[道糸]ユニチカ グンター 0.8号→東レ ソラローム 5lb
[先糸]通し
[オモリ]ナス型3号
[中通し玉ウキ]なし
[小遣い]千円(タバコ、コーヒー他)
[感想]今回、型がちょっとイマイチでしたね。