
天気予報とは裏腹に陽が射してきた。腹が減ったので握り飯をパクつく。だんだん風も出てきたようだ。朱紋峰・凌17尺を手に取り上流を目指した。
すっかりピーカンとなってしまった。ここは気合で02の通し、ガン玉は4号。今日はもうちょっと大きいのが欲しい。淵のタルミを流すとまあまあの型がヒット。荒瀬を下られやっとのことでタモに入れたが残念!イワナだ。その後は対岸でどうにかアマゴを釣ったがそれっきりアタリはなくなってしまった。
その後さらに上流も偵察したが崩落しているうえ川も落差で奔流となっており引き返した。そして暑さと疲労で車のシートに倒れ込んだ。
ハッと気がつくとすっかりもういい時間。帰らねば…。生かしてあったアマゴを締め、飯田へ向かった。ちょっと脱水症状気味だ。釣りをする時の常で水分をほとんど摂っていなかったのだ。
飯田の糸忠釣具で情報を仕入れ松川から高速に乗った。
糸忠さんではすごく貴重な話を沢山聞かせてもらったが、その中で不思議に思ったのはかの伊藤稔さんが遠山に来た時「アマゴは食い方がヤマメと違う」と言ったそうだ。
この種の話はいろいろな人から聞くが竹心としてはほとんど差がないように思う。伊藤さんはなぜこんな事を言ったのだろうか。伊藤さんはこうも話したそうだ。「アマゴは食った後下がる、ヤマメは食った後上がる」。
食った後上がるというのはおそらくヤマメが餌を見付けるとかけ上がりまでバックし、前方にホップしながら捕食するパターンで、このときヤマメは左右の動きから開放され最小限のエネルギーで効率良く餌を摂ることができるが、このような捕食行動ができるのは条件の揃った限られたポイントだけということになる。かつて伊藤さんが「ちゃんとスジに入ったときほどアタリは小さく出る」といっていたことからも、東北のヤマメの捕食パターンが伺える。
竹心の考えでは、ヤマメは成長するにつれ、だんだん賢くなってこのようなスジを見つけると思う。つまり、それが居着きタイプということになる。
一つ気になるのは、伊藤さんはアマゴ圏で釣りをしたのが、このときが最初だったということだ。考えてみるに、確かに今日の遠山川でのアマゴの出方は、ほとんどが遡りタイプのそれであった。そう考えると伊藤さんが「ヤマメとアマゴは食い方が違う」と言ったことも納得できる―ハンドルを握りながらそう考えた。
明日は遠山アマゴ解剖編。
※写真が行方不明のため未掲載です。
すっかりピーカンとなってしまった。ここは気合で02の通し、ガン玉は4号。今日はもうちょっと大きいのが欲しい。淵のタルミを流すとまあまあの型がヒット。荒瀬を下られやっとのことでタモに入れたが残念!イワナだ。その後は対岸でどうにかアマゴを釣ったがそれっきりアタリはなくなってしまった。
その後さらに上流も偵察したが崩落しているうえ川も落差で奔流となっており引き返した。そして暑さと疲労で車のシートに倒れ込んだ。
ハッと気がつくとすっかりもういい時間。帰らねば…。生かしてあったアマゴを締め、飯田へ向かった。ちょっと脱水症状気味だ。釣りをする時の常で水分をほとんど摂っていなかったのだ。
飯田の糸忠釣具で情報を仕入れ松川から高速に乗った。
糸忠さんではすごく貴重な話を沢山聞かせてもらったが、その中で不思議に思ったのはかの伊藤稔さんが遠山に来た時「アマゴは食い方がヤマメと違う」と言ったそうだ。
この種の話はいろいろな人から聞くが竹心としてはほとんど差がないように思う。伊藤さんはなぜこんな事を言ったのだろうか。伊藤さんはこうも話したそうだ。「アマゴは食った後下がる、ヤマメは食った後上がる」。
食った後上がるというのはおそらくヤマメが餌を見付けるとかけ上がりまでバックし、前方にホップしながら捕食するパターンで、このときヤマメは左右の動きから開放され最小限のエネルギーで効率良く餌を摂ることができるが、このような捕食行動ができるのは条件の揃った限られたポイントだけということになる。かつて伊藤さんが「ちゃんとスジに入ったときほどアタリは小さく出る」といっていたことからも、東北のヤマメの捕食パターンが伺える。
竹心の考えでは、ヤマメは成長するにつれ、だんだん賢くなってこのようなスジを見つけると思う。つまり、それが居着きタイプということになる。
一つ気になるのは、伊藤さんはアマゴ圏で釣りをしたのが、このときが最初だったということだ。考えてみるに、確かに今日の遠山川でのアマゴの出方は、ほとんどが遡りタイプのそれであった。そう考えると伊藤さんが「ヤマメとアマゴは食い方が違う」と言ったことも納得できる―ハンドルを握りながらそう考えた。
明日は遠山アマゴ解剖編。
※写真が行方不明のため未掲載です。