7月8日 遠山川(1)

先週今週と降水量少なく、またこれから前線の活動が活発化しそうな雰囲気のため急遽遠山行きを決行した。
遠山川は長野県の南部、南アルプスの山中に位置し急流と幅広アマゴで広く知られる渓師のメッカ。と言っても本流は桂川よりも水量がある。そして、あまりの急流のため渇水気味でないと竿が出せないほどだ。
今回中央道SAを午前2時に通過し、途中カーナビの不具合(?)により道に迷いながらも何とか4時に遠山入りした。

加加良沢出会いを目指したが、突然ヘッドライトに岩石群が…。落石だ。早速用意してきたスコップで片付け始めるが一抱え位の岩が言う事を聞かない。30キロや50キロなら何とかなりそうだと思ったがもっとありそうだ。スコップが曲がりそうなので断念。ログハウス上の転回場所までバックして戻った。
車の中でしばし休息をとりウトウトし始めたところ、両足にモゾモゾと妙～な感触！手でつまむと今度は手に貼り付きやがった！ヒルだ！右手で払えば右手に、それを左手で払えば左手に吸い付く。ゴシゴシ丸めてもしばらくすると息を吹き返しピコピコダンスを始めるという有様。それが2匹もいるんだからたまったもんじゃない。とっさにコーヒーの缶に放り込みギューッと固く蓋をした。その後車の周りに塩をたっぷり撒いたが、おかげですっかり目が覚めてしまった。

明るくなり川に下りるがすげえ水量！去年の倍ぐらいある。当然徒渉など絶対不可能。それでも岸寄りの岩の様子から収束に向かいつつあることが分かる。竿は弧空硬中硬改5.8m、道糸0.4号、ハリス0.3号にこの日のために使わずにとっておいた必殺針を結ぶ。タルミではアタリが全くなく、ヒラタを採りながらなんとか竿の出せそうなところまで歩く。ちょっと流れが速すぎるかなあと思いつつも流してみると18cmクラス。次のポイントもまた同寸。そのまた次のポイントでは23cmが来た。そして次のポイントでは合わせ遅れか流し方がまずかったかバラシ。だんだん集中力も途切れ合わせ遅れが多くなってくるがそれでも21cmのキープサイズをゲット。こうなるとだんだん欲が出てガン玉３号をダブルにしたりしてちょっと流心寄りを流すがアタリはあるものの空振りが多くなる。すると気ばかり焦って余計に集中力がなくなってくる。もうだいぶ明るくなってしまったのでブッツケまでさらっとチェックし、いったん川から上がった。
いかんせん自宅まで5時間以上掛かる。キープサイズ2尾はズックビクに入れ沢に漬けておいた。夕方まで生かしておき、撤収時に絞めてクーラーに入れ極力鮮度を保つ作戦だ。

続きはまた明日。


※写真が行方不明のため未掲載です。