農薬工業会(猪飼隆会長)は5月19日、『平成17年3月度農薬出荷概況』(第2四半期実績)を発表した。
それによると、出荷は数量13万9000トン(前年度比1000トン減、99.5%)、金額2065億円(同26億円増、101.3%)と数量でわずかに減少し、金額ではわずかに増加した。今期の月別動向を見ると、10月~1月で、数量、金額ともに前年を下回ったが、2月以降では、前年を上回って推移した(表1)。
平成13年度を基準(100%)とした年次推移を見ると、数量、金額とも減少傾向にはあるが、昨年度より金額が増加に転じた。増加要因として、昨年度に引き続き、一昨年のいもち病の発生をうけた水稲箱処理剤による防除の徹底が考えられる
使用分野別に見ると、水稲の金額、野菜畑作の数量、金額、分類なしの数量、金額が増加し、それ以外の分野は減少した。また、種別で見ると、除草剤の数量、金額、殺虫殺菌剤の数量が減少しているほかは、全て前年度を上回っている(表3)。
第2四半期の特徴を見ると、野菜畑作の殺虫剤(金額104.7%)および殺菌剤(同107.6%)が大きく増加している。また、水稲箱処理剤は、全ての種別で増加した。特に、殺菌剤の増加率(143.2%)が大きい(表4)。さらに、水稲一発除草剤の剤型別では、ジャンボ剤(同106.1%)、3キロ剤(同104.7%)が増加したほかは、その他剤(省力化製剤)の金額(103.7%)以外、全てが減少した。
今後の見通しについては「下期において野菜、果樹用を中心とした薬剤の出荷が大幅に減少することがない限り、ほぼ前年度並みの実績になるのではないか」(農薬工業会)という。
農協新聞
それによると、出荷は数量13万9000トン(前年度比1000トン減、99.5%)、金額2065億円(同26億円増、101.3%)と数量でわずかに減少し、金額ではわずかに増加した。今期の月別動向を見ると、10月~1月で、数量、金額ともに前年を下回ったが、2月以降では、前年を上回って推移した(表1)。
平成13年度を基準(100%)とした年次推移を見ると、数量、金額とも減少傾向にはあるが、昨年度より金額が増加に転じた。増加要因として、昨年度に引き続き、一昨年のいもち病の発生をうけた水稲箱処理剤による防除の徹底が考えられる
使用分野別に見ると、水稲の金額、野菜畑作の数量、金額、分類なしの数量、金額が増加し、それ以外の分野は減少した。また、種別で見ると、除草剤の数量、金額、殺虫殺菌剤の数量が減少しているほかは、全て前年度を上回っている(表3)。
第2四半期の特徴を見ると、野菜畑作の殺虫剤(金額104.7%)および殺菌剤(同107.6%)が大きく増加している。また、水稲箱処理剤は、全ての種別で増加した。特に、殺菌剤の増加率(143.2%)が大きい(表4)。さらに、水稲一発除草剤の剤型別では、ジャンボ剤(同106.1%)、3キロ剤(同104.7%)が増加したほかは、その他剤(省力化製剤)の金額(103.7%)以外、全てが減少した。
今後の見通しについては「下期において野菜、果樹用を中心とした薬剤の出荷が大幅に減少することがない限り、ほぼ前年度並みの実績になるのではないか」(農薬工業会)という。
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