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藍住町内の農業後継者でつくる新作物研究会の農家など十戸が、ボカシ肥料による農作物の試験栽培に取り組んでいる。米ぬかやおからなどに微生物を混ぜて作るボカシ肥料は自然に優しい上、原料の大半が不用品を活用できるため低コストの有機栽培が可能なのが特長。自宅倉庫で肥料を作りながら、野菜栽培を進めている同研究会の坂野好宏会長(49)=徳命=は「ボカシ肥料は土になじみやすくて野菜の出来も上々。家畜のふんを使った堆肥(たいひ)に比べてにおいも少なく、有機肥料なので安心して使える」と話している。
ボカシ肥料は、米ぬか五、おから三、もみ殻と小麦かすを各一の割合で配合し、少量の好気性微生物を混ぜ合わせる。一日一回、シャベルなどで返して空気を取り入れると約六〇度まで発熱して発酵が進み、二、三週間で完成する。微生物以外の原料はほとんどが無料で調達できるため、コストもかからない。
このボカシ肥料は熊本県菊池市の農家が五年前に開発したもので、生態系の保護と安全な農産物の提供を目的としたNPO法人「百匠倶楽部(ひゃくしょうくらぶ)ネット」(東京)が全国で普及を図っている。
今年七月、同ネット徳島支援センターの鳥海典昭さん(48)=勝瑞、肥料・野菜販売=が藍住町内でボカシ肥料の説明会を開いたところ、循環型農業を目指す新作物研究会のメンバーらが着目。九月から同肥料を使った試験栽培に乗り出し、約七ヘクタールでブロッコリーやニンジン、レンコンなどの野菜づくりを進めている。
同ネットでは微生物入りの粉末を一リットル五万円で販売しており、一リットルで約十トンのボカシ肥料ができる。農作物の植え付け前に十アール当たり水田で四百キロ、畑で六百キロの施肥を一回行えば、追肥はほとんど必要ないという。
鳥海さんは「従来の有機農法は栽培が難しいが、ボカシ肥料を使えば微生物の働きで土壌に免疫ができ、安全な野菜の収量増が見込める」としている。
徳島新聞
藍住町内の農業後継者でつくる新作物研究会の農家など十戸が、ボカシ肥料による農作物の試験栽培に取り組んでいる。米ぬかやおからなどに微生物を混ぜて作るボカシ肥料は自然に優しい上、原料の大半が不用品を活用できるため低コストの有機栽培が可能なのが特長。自宅倉庫で肥料を作りながら、野菜栽培を進めている同研究会の坂野好宏会長(49)=徳命=は「ボカシ肥料は土になじみやすくて野菜の出来も上々。家畜のふんを使った堆肥(たいひ)に比べてにおいも少なく、有機肥料なので安心して使える」と話している。
ボカシ肥料は、米ぬか五、おから三、もみ殻と小麦かすを各一の割合で配合し、少量の好気性微生物を混ぜ合わせる。一日一回、シャベルなどで返して空気を取り入れると約六〇度まで発熱して発酵が進み、二、三週間で完成する。微生物以外の原料はほとんどが無料で調達できるため、コストもかからない。
このボカシ肥料は熊本県菊池市の農家が五年前に開発したもので、生態系の保護と安全な農産物の提供を目的としたNPO法人「百匠倶楽部(ひゃくしょうくらぶ)ネット」(東京)が全国で普及を図っている。
今年七月、同ネット徳島支援センターの鳥海典昭さん(48)=勝瑞、肥料・野菜販売=が藍住町内でボカシ肥料の説明会を開いたところ、循環型農業を目指す新作物研究会のメンバーらが着目。九月から同肥料を使った試験栽培に乗り出し、約七ヘクタールでブロッコリーやニンジン、レンコンなどの野菜づくりを進めている。
同ネットでは微生物入りの粉末を一リットル五万円で販売しており、一リットルで約十トンのボカシ肥料ができる。農作物の植え付け前に十アール当たり水田で四百キロ、畑で六百キロの施肥を一回行えば、追肥はほとんど必要ないという。
鳥海さんは「従来の有機農法は栽培が難しいが、ボカシ肥料を使えば微生物の働きで土壌に免疫ができ、安全な野菜の収量増が見込める」としている。
徳島新聞
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