雪害の記録 2006 Apocalypse

君死にたもうことなかれ

(沖縄)八重山マンゴー不作

2005年05月02日 | 農業サポートセンター
県内のマンゴーの開花が遅れている状況を受け、八重山地区園芸作目生産振興協議会は二十七日、マンゴーを生産する西表島と石垣市のマンゴー農家を対象に現地調査を実施した。農家からは「過去に例のない不作。このままでは出荷ベースで前年比10%と予測している」など深刻な状況報告が相次いだ。

 マンゴーの開花遅れは日照不足など悪天候が影響したとみられている。

 八重山地区では、例年の開花期の一月下旬―二月に花が咲かなかったり、咲いても十分な量の花粉が出ず、受粉不良が相次いでいる。八重山農業改良普及センターの安田秀實課長は「花粉の活性が低いため、この時期にしては実が非常に小さく、このままでは出荷サイズまで成長しない」と説明。

 調査した農園では受粉不良の影響で、種が入らず成熟しない小さな実ばかりだった。一般にマンゴーの樹木一株からは、出荷可能な実が二百―二百五十個採れるというが、こうした木一株から出荷できるのは十個程度。

 二十三年間マンゴー農園を営む島田長政さん(60)=石垣市名蔵=は「十七年前にもこうした状態に近い年があったが、その時の出荷量は前年比50%だった。当時と比較すると今年は前年比10%程度で、過去最低」と危機感を募らせた。

沖縄タイムス
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