待ちに待ったサロンワーカープチカムバック到来

その日も快晴

スタッフに謝罪とお礼を朝礼で伝えました。
みんなは私をあたたかく出迎えてくれました。
病気が判明しない時期は、歯痒い愚痴や悲壮感を見守ってくれたスタッフ達

『私って死ぬんやろか

歩行もできない状態だし…一生治らない病気やったらどうしょう

お見舞いに来てくれたスタッフに不安感を伝えていましたね
情けない先輩でした

スタッフは笑いながら
『大丈夫です(笑)杉本さんは大丈夫です

『そうやな(笑)大丈夫やんな』
と笑顔が戻ったのもあたたかく出迎えてくれたスタッフ達の笑顔とどんな時も、ツッコミを捧げてくれました。
この恩は忘れては駄目だと感じていました

プチ・カムバック到来は、本当に嬉しかった

人生観がすっかり変わるってこんな事なんかな

朝を迎えるのがとても幸せだった

何となく毎日過ごしていた環境を離れて、美容師

生きているって奇跡だと感じていました

サロンでの朝の掃除は中々ハードワークで
私の掃除場所は鏡拭きでした

鏡はお客様を映す魔法の鏡
右腕をかばいながら、必死に拭きました

痛みはまだありましたが、1週間、二週間を過ぎると慣れていきました。
右腕のリハビリは朝の掃除でも出来るんだと嬉しかった
