心が温かになる話

4年前に脳梗塞で倒れ、右半身が不随となったＳさん(70代)
2ヶ月毎にカットと毛染めに来店されます。

　

近所なので、ご主人が押す車椅子でおみえになり
施術終了までご主人はお待ちになっています。

今日のＳさんは「友達が亡くなったので葬式に行くの」と
言語障害の残る言葉で一生懸命に話してくれました。

すると突然、ご主人からＳさんに「4年経ったから化粧してみるか？」と～＾＾
笑ってるＳさんに私も「病気前はいつもお化粧してたから、してみましょう」
とお勧めました。

　


当店は化粧品を販売してます


ご主人がファンデーションを指さして
「これ買うからつけてみて～」


顔そりと眉を整えて、、、
ファンデーションと口紅でメイクすると
元気だった頃のＳさんのお顔に
きれいになったＳさんを見て、ご主人はニコニコ

Ｓさんも嬉しそう

「お葬式には元気だった頃の仲間も来るから」とご主人は云います。

わぁーーなんて、優しい奥さん思いのご主人

同席していた他のお客様も感動
「家に帰ったら夫に話す」と口々に云ってました

先日も白髪の８０代のお客様に口紅をつけてあげると
帰宅後に「皆に褒められた」とわざわざ電話をくれました。

メイクって「気持ちを変えてくれる」のだと思います。

自分がきれいになっていくと、自信が持てるし、
　　気持ちを前向きになるように促す化粧療法です。