穏やかに

これからの人生を穏やかに過ごせたら幸せ!

キイトルーダ

2019年04月23日 | 夫の闘病記

竹の子の時期になりました。

夫は毎年張り切って採って、皆さんにお裾分けするのが恒例でした。

 

昨年は体調が悪く一度も掘りに行けず・・・

 

今年は息子を連れて掘りに行くことができました

(夫が探して息子が掘ったのでちょっと形が崩れてます)

 

 

 

【昨年の今日】

  2018年4月23日 1回目 キイトルーダを投与

 

あれから1年が経ちました、、、

竹の子堀りに行くなんて… 桜も見れないと思ってた…

 

 2018年4月18日の主治医の説明

肺腺癌(非小細胞癌)

肺内、腹膜、リンパ節、骨転移、脳転移

手術や放射線は困難、治療は抗癌剤

遺伝子変異:EGFR:ALK:ROSI・・・陰性

免疫:PD-L1・・・高発現

 

夫のPET画像を見て私の時(乳がん発覚の画像)との違いに

  

  愕然としました・・・

 

当初は主治医の提案で治験に参加する予定でしたが

あまりにも進行が早く審査まで待てません。

 

しかしながら、、、

免疫:PD-L1・・・高発現」により

ファーストライン(1次治療)で使える免疫チェックポイント阻害剤

「キイトルーダ」(一般名ペムブロリズマブ)投与となりました。

 (このペムブロリズマブを初回で使用できるのは、

   治療前の組織検査でPD-L1というがん細胞の表面に現れる

            たんぱくが、50%以上と大量に現れている人に限られる)

この薬が適応ならば、最初に従来型抗がん剤による強烈な副作用の

  洗礼を受ける必要はなくなったのです。

 

ノーベル賞受賞の本庶佑さんが「PD-1」という物質の発見という

     功績により夫は恩恵を受けることができました

 

 

キイトルーダは1回200mg,30分かけて3週間間隔で点滴静注

  外来で受けられます。

 

抗がん剤に比べると、副作用は少ないと言われていますが

 一方で、頻度が低いながら命に関わる副作用があります。

 

免疫チェックポイント阻害薬により、免疫力の過剰な増強が行われ、

その結果、自分の正常な細胞を攻撃してしまうという副作用です。

   それが、命に関わるのです。

 

 

  キイトルーダ投与8日目(2018/5/1)

   重篤な副作用の洗礼が待っていました!!

 

 

  

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消えた。

2019年04月14日 | 夫の闘病記

 今年も咲いてます。

10年前にらん展で買った黄色のらんウェン・ツェン

  お客様のIさん 手作り品を置いてます

 

 

12 日 の通院日は頭部MRI 検査後に結果を訊きました。

 

主治医 ・・・ 以前あった脳転移は消えてます。疑わしいものはありません。

夫が少しでもおかしなことを言うと脳転移?と思ってしまうので、

良かった~!  肺がんは脳転移しやすいので本当に心配でした。


 

引き続き 前回撮ったCT画像をみながら

 

主治医・・・画像上 腫瘍は副腎だけですね、

      抗癌剤治療を考えていたんですが 状態が良いので

      このまま様子を見て経過観察にしましょう。

      次回の診察日はひと月後です。

ええ~~~ 経過観察!

副腎の癌が腹膜・脊髄とかに転移しないのか?聞いてみました。

主治医・・・副腎の腫瘍は細胞診をしてみないと悪性or良性かは

      定かではない。

      もしかして元々有ったモノかもしれないので、

      どうするかは、もう少し様子をみましょう。

 

それでは肺の癌、骨の転移・腹部、臀部の癌は消えちゃったんですか?と

前回診察の問いと被りますが、

  どうしても納得がいかないので訊ねてみました。

主治医・・・消えたわけではありませんが、画像上は無いです。

 

    奇跡です!! 

 何が効いたのか...

免疫療法?放射線?マッサージ?黒にんにく? 

   これ以外に何かしたっけ?

 

   でも やっぱり、 70%位疑ってます…  油断しちゃダメダメ…

 

 

 

 

 

 

 

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マッサージ

2019年04月10日 | 夫の闘病記

2018年4月初旬に肺がんかも?と最初の診断を受けた時に

娘が心配してベテラン看護師でもあるお義母さん(姑)に報告しました。

その時にお義母さんから「癌を消せる」マッサージを紹介され

すぐに予約を入れると2ヶ月待ち! 

何だか、胡散臭い気もするので止めようかと思ったが

娘とお義母さんの好意に断ることができなく

  取り合えず予約しておきました。

 

今週の週花

 

 

お義母さん曰く、

お寺の住職に嫁いだご自分の妹さんが法事で来ていたマッサージ師さんに

「内臓が悪いから検査した方が良い」と云われ

 病院に行くと「胃がん」でした。

後にマッサージ師に聞いた話では「胃がん」だと分かってたそうですが

住職の奥さんに滅多なことは言えなかったと…

妹さんは手術して元気になりましたが、検診の前には必ず

マッサージを受けて「再発、転移ないよ」と云われると

  安心してがんセンターに行かれるそうです。

 

治療院には「末期がん患者」が藁にもすがる思いで大勢来てるそうです。

そして何より「癌が消えた」とか… うそ~~~~~と思いました!

娘はお義母さんも健康診断のつもりで毎月通ってるので、

癌サバイバーの私にも行くようにと云ってきました。

 

最初の予約日は夫は入院中だったので、

     私がマッサージを受けにいきました。

その頃の私は夫の病状や今後の生活のことなど

 精神的に落ち込んでいる最中でした・・・

  12年前の乳がんの古傷やリンパ痛が疼き出し

   余計に不安が増して、悪い方ばかりを考えていた。

 

マッサージ師は年齢は私と同じ位の男性、ご自分の経歴や

 治療に来る患者さんの経過などを

   聞きながら施術を受けました。

霊的な感もあるとかで触っていると身体の状態が分かるそうです。

私の結果は「ストレスの塊、癌はない」

1時間3000円を支払い、心身ともに軽くなったかな?って

  感じで帰りました(笑)

 

先週の週花

 

 

7月に初めて夫が施術を受けました(夫は半信半疑)

事前に一応 病状は話しておきました。

まず全身をチェックするように優しく触って

    体の状態を見てから施術を受けます。

マッサージ技術は眠くなるくらい心地良く 

   血行が良くなり顔に赤みが差します。


「私のとこに来た癌患者さんはみんな良くなっていく、

  癌が消えて医師が不思議がってる」

と言う話を毎回 聞きながら受けます。

 

8月、10月、12月と入院中を除いて月イチペースで通いました。

12月にお腹のしこり(かなり大きな腫瘍)を触っても

他の癌患者さんには治る、消えると言うのに夫には一言も言わなかった・・・

ああ・・・やっぱり、だめなのか、、、 

 

今年になり娘から

「マッサージ師さんがお父さんよりお母さんの方が気になる」

 と不吉な事をお義母さんが聞いてきたと連絡を受けた。

1月(予約は月イチだけしか取れません)は私が受けました。

(夫は付き添いで傍で見ていました)

お正月から脇腹と背中痛、お腹の違和感など調子が悪かったので

見抜かれていたのかなと思いました。

結果「臓の疲れ」と言われ、背中と腰の辺にを鍼を打って貰いました。

その後、知らないうちに体調は元に戻りました(笑)

 

肺炎で退院後の3月は肺を両手でポンポンと叩いて

「まだ音が重いね」

いつものように「こんな人が自分のとこに来て元気になった」

話を1時間聞きました。

夫と「ほんとかな? 訳わかんない・・・」ふぅ~~~^^

この時点では「貴方(夫)は治る」とは一度も云われてない。

 

4月(数日前)CT画像上は癌は副腎しか見えませんでしたと話すと

マッサージ師は身体の上下を摩るようにチェックして

「肺は音が軽くなった、下半身は私の手が痺れるから癌はある、

 お腹のしこりが無くなった。副腎なら消す自信はある」

と言うのです!

そして私に「良かったね~ 私のとこに通ってる患者さんは皆 癌は消える」

ここまで言い切れるって! 凄い!

 

この話をすると皆さん 

マッサージで癌が消えるわけがないと笑う・・・

 

  でも、私は来月も夫を治療院に連れて行く。

 

 

 

 

 

 

 

 

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2019年04月03日 | 夫の闘病記

夫の容態も落ち着いているので、再びお出掛け~~(^^♪

 

3月31日 H夫妻のご招待で熱海 海上花火大会

  先日の夜桜メンバーと行ってきました。

  

H夫妻のマンションはリビングから花火がよ~く見えるのです

     (奥に初島も見えます)

    

Hさん手作りの夕食までご馳走になりました。

花火後はマンション内の温泉大浴場(露天風呂付)で

 温泉にまったり~~  幸せな気持ちで帰宅しました

 

夕方から6時間位留守にしましたが、夫は何事もなく眠っていました。

    ケーキもオシャレ

   

 少しずつ 元の生活に戻りつつ・・・に、なるといいな

 

 

 

  昨年の今頃・・・

18年4月3日の朝、いつものように近くの医院へ

長引く咳に医師も疑問を持ったのか?

血液とレントゲン検査をすると、

白血球の数値が20,000以上!

多分、レントゲンも異常だったと思う。

すぐに総合病院に回されてCTを撮る。

 

朝から出掛けて、午後になっても帰宅しない夫に

不安を感じ、落ち着かなかった。

ようやく帰宅した夫から総合病院の医師から

  肺がんの疑い・・・首のリンパも腫れてる・・・

がんセンターの予約が取れたら連絡すると云われた。

 

  そんなはずは無い、、、

前年9月に特定検診で肺のレントゲンと痰の検査もしてるし

 2月にレントゲン撮ってるじゃない~!

 まもなく 5日9:30に呼吸器内科の予約が取れたと連絡が来た。

2日後の予約! 早過ぎる、、、私の時は予約がひと月後だったのに、、、

嫌な予感がした・・・

 

   

 

4月5日、お店を休業にしてがんセンターへ

不安で待ってる時間が長い。

13年前の自分の時とオーバーラップして息苦しくなってきた。

 

診察室に入ると、総合病院からの画像を見ながら

主治医・・・肺がんですね、右の肺に腫瘍があります。

    かなり大きい腫瘍が右肺の下の方にあった。

私・・・手術で取れますか?

主治医・・・それがですね、左にもあります。ここにも、ここにも…

       両肺を取ることはできません。

      それに首のリンパに転移してます

私・・・では、高額な放射線(重粒子線)はできますか?

      知ってる限りの治療法を言ってみる・・・

主治医・・・手術も放射線もできません。抗癌剤治療になります。

私・・・それってステージ4ですか?

主治医・・・そうゆうことになります。

  もう愕然としました! いきなりステージ4・・・

 

すぐに首のリンパから 穿刺吸引細胞診

 癌の組織分類して、できるだけ早く治療をすることになりました。

頭部MRI(4/18)とPET(4/10)の予約をして帰る。

 

夫は「おかしいな、検診でレントゲンも撮ってたのに」としきりに言う。

 私だって肺がんステージ4なんて! 信じたくない!

がんセンターの帰り道、娘夫婦と義兄に報告した。

夫は兄が3人いたが2人が亡くなり

   男兄弟は義兄ひとり… 義兄が呆然としていた。

 誰かに云わないではいられなかったのです。

 

その日からPCでの検索、、、

 ステージⅣの生存率の低さに悲観したが

    あらゆる治療法を駆使して治療をしたならば…

  肺と首のリンパだけならなんとかなるかも…とその時は思った。

     

 

 

 

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