この時期、喪中ハガキが届きます。
今日届いたハガキを見て“絶句”
まさか、Kさんがお亡くなりになっていたなんて…
Kさんとは2008/11月に“
ヘアーレスキュー”で知り合いました。
『ヘアーレスキューとは…
抗がん剤をする前の準備は何をしたらいいのか、
治療中はどうしたらいいのか、自毛デビューはどうしたらいいのか、
カツラの手入れはどうしたらいいのか…そんな様々な悩みをもつ癌友の為に、
自分自身、もしくは家族が癌患者である理・美容師が髪の毛の相談に乗る…
というのがこの企画です。
自身の抗がん剤経験と美容師としての
職業で少しでもお役に立てればとの思いから発起されました』
“ヘアーレスキュー”のHPを見たKさんが
「手術から現在までウイッグ1個で半年過ごしてきましたが
この後どうしようかと考え中です」とお問い合わせメールを
頂いたのが交流の始まりです。
その後、車で片道2時間掛けて来店して下さり
自毛デビューまでお手伝いをさせて頂きました。
同病、脱毛経験者と共通の苦しみや悩みを何時間も
はなしましたね~
髪も元の状態になり、最後の来店は3年前…
年賀状だけのお付き合いになりました。
お元気に過してらっしゃると思ってました…
まだ、40代後半… 無念だったでしょう…
Kさんからのメールが残ってました。
『先日は 大変お世話になりました。
ワタシはあの日chiiさんにお会いしてから、
身も心も軽~くなって毎日楽しく過ごしています。
お話したとおり 抗がん剤で一度も気持ち悪くならず、
手術前とほぼ同じペースで 普通に生活していたつもりだったのですが
振り返ってみると 手術から放射線終了まで長いトンネルの中にいたような気がします。
今のところホルモン治療の薬の副作用も特にはなく
これでウイッグから卒業できれば 完璧♪なんですけど。
髪も少しずつ伸びているのかな?
前は 鏡を見るのが嫌で嫌でしょうがなかったのですが
今はしょっちゅう鏡で発毛具合をチェックしています。
chiiさんにカットしてもらえる日を心待ちにしています。
ワタシはこの企画でchiiさんにお会いできて
同じ経験をしたからこそのアドバイスやお心遣いで本当に救われました。
たった2時間の距離(笑)にchiiさんがいらっしゃった事は
宝くじに当たったような幸運だと思っています。
chiiさん ヘアーレスキュー隊の皆さんに沢山の女性を救ってあげてもらいたいです。
がんばってください!!』
Kさん、私は美容師として悩んでいる人が少しでも
救われる様、このメールを励みに仕事を続けていきます。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。