goo blog サービス終了のお知らせ 

穏やかに

これからの人生を穏やかに過ごせたら幸せ!

感謝

2011年11月28日 | 病気
今日は5回目のセカンドバージン…ではなく
セカンドバースデイを迎えました

 

前回のブログには手術までを記してあるので
手術後の記憶を呼び起こして書いて置きます。

術後は“補助療法”が待っていました。

手術によって目に見えるような乳がんは完全に取り除かれましたが
目には見えないような少数の乳がん細胞が体のどこかに残っているかもしれません。

目に見えないような乳がん細胞は現在の検査法では見つかりません。
もしも体内に残っていれば時間と共に少しずつ成長し
再発として現れてきます。

再発してから同じ抗がん剤治療、ホルモン療法を受けても
完全に治癒することはありません。

目に見えないような小さい乳がん細胞のうちに
叩いておいて、完全に体から乳がん細胞を取り除こうと言うのが
乳がんの術後補助療法です。



私は乳がん“フルコース”の治療を受けました

化学療法(抗がん剤)

EC…ファルモルビシンとエンドキサン(一般名シクロホスファミド)の併用を4サイクル
タキソテール(一般名ドセタキセル)を4サイクル

両方とも3週毎の投与で半年間掛かりました。
外来で受けて家に着くと副作用がでます。

脱毛・吐き気・嘔吐・めまい・頭痛・耳鳴り・関節痛・倦怠感・下痢・便秘
味覚障害・口内炎・浮腫・血管痛など…探せばいっぱいあります。

投与してから3~4日は布団の中でじっと耐え、1週間は副作用と葛藤の日々
次回の投与まで、半日仕事をスタッフの妹に助けられながら続けました。
お客様に「貴女を見てたら涙が出ちゃう」」と云われた事もあった…
浮腫んだ青白い顔にカツラを被った私が、精一杯の愛嬌を振舞ってるのが
気の毒に見えたのかもしれません…

何度も止めたいと思ったが、これまで耐えてきた投与が無駄になるのが
惜しく、再発の恐怖もあったので止める事ができなかった。

最後の投与が終わって、センターからの帰り道
「頑張った自分」に


放射線療法
温存手術が行われた場合には、術後補助療法として放射線療法を行うことが一般的です。

週5回×5週間・・・計25回50グレイの照射

照射の後は予め用意した小さな保冷パックをタオルでくるみ
患部に当てましたが、最後の方は皮膚が黒くなり肌着が触れると
痛みました。
他は副作用なく仕事を続けながら通院しました。



ホルモン療法
ホルモン感受性乳がんはホルモン療法が有効です。
5年間の服用となりました。
(治験の審査が通ると5年プラスで10年間になります)



この5年間に残念ながら亡くなった方もおります。

私はこうして元気に生かして貰えて・・・
本当に感謝、感謝です