Yが、初めてチエに手を上げたのはいつだっただろうか・・・。
もぅ、昔過ぎて思い出せない。
でも、ホントにYを怒らせてしまった時だったと思う。
Yは、怒るとどうしようもなくキレる奴だった。
チエも、口では負けたくない派の「意地っ張り」だったので、
2人の喧嘩はいつも、怒鳴り合いのけなし合いだった。
ある時、チエが興奮してYが言い返せないようなことを口走った。
「アンタはいつもそれや!!口ばっかりで出来てへんやないの!!」
「はぁ!?なんやて!?もっぺん言ってみろ!」
「出来ひんくせに、偉そうなこと言わんとき!!」
・・・その瞬間。
バシッッ!!
・・・と、Yの平手打ちが飛んできたのだ。
そのスピードはものすごく、チエはYの手が見えずに、床に叩きつけられてから気付いたくらいだ。
「・・・・・・・・・・え??」
お互いが、同時に驚いた顔をしたのを覚えている。
Y自身も、女に手を上げたのは初めてのことだったのだ。
チエは実家で、父にも母にも、しつけとして絶えず殴られて育った。
なので、「痛くて悲しい」とか、そういう感情は出てこなかったが、
「恋人に殴られる」のは初めてで、それに驚いた。
Yはすぐに我に返り、
「ごめん!!ごめん!!大丈夫か!?」と、
慌てふためいてチエを抱き起こした。
それまでの喧嘩は、本当にどこかに行ってしまったように、Yは悲壮な顔をして、
チエの頬をなで、涙ぐんで謝った。
「女に手を上げた自分」が、恥ずかしく、ショックだったのだろう。
チエは、ショックはショックだったが、そのYのあまりの慌て様に、
「本気で叩いたわけではないのだろう」と、
怒りはまったく生まれなかった。
「大丈夫やで。もぅ痛くないから。」
頬の痛みが消えた後も、Yはショックでうなだれ、殴られたチエが、慰めた。
「もぅ、二度とせん。なんてことしたんや俺は。
ホンマにごめん。」
そぅ言って何度も謝った。
その顔に嘘はなく、Yは本当に落ち込んでいた。
チエは、自分も悪かったんやからと、Yをなだめ続け、
「二度と手を上げないこと」の指切りをして、やっとYも笑顔に戻り、喧嘩は終わった。
チエは、内心、少し戸惑いが生まれたことは否めなかったが、
その後Yは、本当に反省して、前より一層チエを大事にするようになったし、
毎日のように起きていた喧嘩も、それからはパッタリ何ヶ月も起きなかったので、
「あぁ、この人は本当に反省したんだ」と、
安心できた。
しかし、半年くらいたったある時。
Yの手は、またチエを叩き飛ばしたのだ。
理由は、やっぱり良く覚えていない。
口げんかの最中だったことは思い出せるが、そんな殴られるほど酷いことを言った記憶は、残っていない。
でも、Yはチエに手を上げた。
半年たって忘れかけていたとは言え、さすがに二度目はチエもショックがでかかった。
「またやった」
その気持ちがショックとともに沸き起こった。
そのときも、またYは自分で突発的に女に手を上げたことがショックだったらしく、
初めてのときより必死な顔で、チエに謝った。
でもチエは、そんなYを、笑顔でなだめながら、本心から微笑む事は出来なかった。
「二度あることは三度ある」
そんな言葉が脳裏をかすっていたのだ。
そして、二度目から三度目に入るのは、いとも簡単だった。
三度目は、ハッキリ覚えている。
Yの、「夜遊び」をチエが怒ったときだ。
Yは当時パチンコ屋でバイトをしていて、帰りはいつも遅かった。
バイト先の友達と、よほど気があったのか、バイトが終わってから遊んで帰ってくることも多かった。
「チエとの生活」と同じくらい、そこには「Yの居場所」があったのだろう。
今のチエなら、ちょっと忠告するくらいで見逃してやれるが、
当時のチエは、耐えられなかった。
「一緒に暮らしてるんやから、ルールは守ってもらわな困るわ!!」
チエは理屈を並べてYを叱った。
Yは、自分にとって大事な時間とか、今は遊びたい気持ちとか、
そういうことを主張しようとしてきたが、理屈ではチエの言い分に言い返せなかった。
分かってやれる器がなかった当時のチエもコドモだっただろう。
でも、Yの言い返せない行き場のない感情は、「言葉」から「力」に変わって、
チエにぶつかってきたのだ。
「あんた毎日毎日いいかげんにしぃや!どんだけ友達が大事なんか
知らんけど、あたしのことをほったらかしてまで毎日遊ばなアカン友達なんか!?」
「俺かって付き合いがあんねや!!帰って来てんねんからいいやろ!!」
「はぁ!?なに開き直ってんの!?
偉そうなこと言う前に、ルール違反してること認めぇや!!」
バシッッ!!
と平手打ちが飛んできて、チエは床に倒れた。
三度目の平手打ちは、チエにショックよりも怒りを与えた。
「また手ぇ出した!!もぅ、二度とせんって言うたんちゃうん!?
自分で言ったことも守れへんのアンタは!!」
怒りが爆発して、チエは痛みをこらえてYを見上げながら怒鳴った。
Yは、スゴイ顔でチエを見下ろし、そのまま今度は足蹴りをくらわした。
「ごほっっ!!」
みぞおちを蹴られたチエは、息ができなくなってうずくまった。
Yはそこで我に返った。
「ごっ・・・ごめん!!チエ!!チエ!!大丈夫か!!」
「ゲホッ・・・ゲホッ・・・!!」
器官を抑えて苦しむチエを、Yは抱きかかえて謝っていた。
・・・が、もぅチエは、Yの悲壮な顔も、後悔の言葉も、
もぅ素直には聞き入れられない状態だった。
2度目の平手打ちを受けて、Yが泣いて謝って、
「もぅ二度としない」という2回目の指切りを、
交わした1週間後のことだった・・・・・。
チエは、目の前で泣きながら謝るYに、
これから先の言葉にできない不安と、Yに対する不信感が、
確かに生まれたのを感じていた・・・・・・・・・。
日記@BlogRanking ←ここにポチッと・・・
↓ ↓ ↓ ↓
風俗嬢ブログランキング
←優しい方は
ここにもポチッと・・・・m(ーー)m
↓ ↓
人気blogランキングへ ←ちえちゃんに愛の手を下さる方は、
ここにもポチポチッとな・・・
まぁ殴るのは宜しくないが・・。
元々、他人同士なんだからしょうがない。
逆に一度もケンカせずに結婚する奴とかよりは遙かに健全に思える。。
手を上げてしまったのは、よくないことですね。
でも、Yさんも遊びたいと思うのは、「わかっちゃいるけどやめられない」といった感じでしょうか。
不安になることも、最もだと思いますよ。
恋愛以外でストレス溜まるんならバイト先かな?
もうしないって言ってた嫌なことがまた繰り返して起こると信頼関係が無くなり話す事も無くなるんやろうね
人間関係は少しのズレから話さなくなったり会わなくなったりするから辛いし難しいね
必死に謝る姿には、好感が持てましたが、いざ自分に置き換えてみると、どれだけ相手に憤慨しても、手を出すという選択肢が無い。それは生まれ育った環境もあるし、自分の性格もあるし、本気で相手にぶつかっていないのかも....。
どっちが良いとかいう話ではなく、そういう方の場合、チエさんの言うとおり2度有る事は3度有るのでしょうねえ....。
これは、彼女歴3ヶ月(だった)俺にはちょっと
疎い(かもww)。
男が女、しばいてその上蹴りですか?
そんなんやっていいのは小2までだと俺は思うww
まぁ、新婚は、最初は、なかいいけど一時期
ちょっと、喧嘩多くなるよ。(意見対立etc)
こういう時は次の言葉を信じるしかないよ、
「夫婦喧嘩は犬も食わない」。
とかいって、俺のオヤジは離婚しよったけどww
おっと、話それたなww
まぁ、Yにも遊び場が欲しいのでしょう。
ごめんな、人事みたいにいって。
夫婦は気が遠くなるほど長いんやし、1、2回の
喧嘩は気にしなくてもいいと思うよ。
今までのブログ見てても、Yに亭主関白の
気はないしなw
気分転換にどっか、遠いとこいくって言うのも良いらしいよ。
まぁ、頑張ってな!!
そいじゃ、ばぁいー!
相互リンクを貼るとお互いアクセスアップするので
良かったらお願いします。
私のブログの内容は、性病、着物、顔やせ、整形
美肌、とかその方面の激安情報とかです。
アクセスアップのSEO情報も今後掲載予定です。
上記のようなブログですがよろしければ
相互リンクをお願いいたします。OKでしたらこちらも
リンク貼らせていただきますね(勝手に貼るのは悪いと思いましたので・・・・・)
http://vitasexualis.blog98.fc2.com
見方変えれば戦争だ。
自己の利益の為に大昔から繰り返される醜い行い。
だた男性と女性では体力の差があるだけにね・・・
そこ解ってあげるのが男性の役目だし、思いやりかな。
う~ん・・・・なんと言っていいのか・・・・
俺の場合は女性は絶対殴りません、でも物が壊れます(笑)ホンマに数回しかないけどね、そこまでキレたの・・・・。
ケンカは、まったくないよりは、確実に、
ある方がいいと思う。
ただし、意味のあるケンカね。
そのケンカによって、お互いの事をより分かり合うことが出来れば、ケンカするほど近づけるってことですもんね♪