境界線は難しい・・・

さてさて、波紋を呼んだ、「ファミリー来店」ですが、チエ、いろいろ考えて、
もぅ、自分の思うように生きよう！という結論になりました。

ファミリーの方や、もちろん一般のお客様に対しても、
「チエに会いにお店に来てくれた」以上は、お客様の望むことを、忠実にしてあげることが、チエにとっての「お仕事」です。

まぁ、そこに「ファミリーなのに、抵抗はないの？」と聞かれたら・・・・

また幻滅させるかもしれないですが、「ない」ですね。

だって、来てもらって困る人には、チエが風俗嬢であること自体を明かしませんし、
このブログでは、チエは初めから「風俗嬢」ですから。

「素性を知られてはいけない友達」と、「素性をすべて知っている友達(すなわちファミリー)」は、同じ「友達」ですが、そこがチエの中での「境界線」ですね。

・・・まぁ、正直、今回途中で、
「あーーーもーーーーやだぁっ！！じゃぁどーすれば良かったのさぁっ！！」

……てな逃げ出したくなる気持ちが、ちょびっと出たのは事実ですが(笑)

でも、みんなそれぞれコメントで、
「このブログが好きだからこそ、チエちゃんのファンだからこそ、言いたいんだ」
ということを、ホントにたくさん書いてくれてて、
だからこそ、チエは逃げずに聞かなきゃいけない。考えなきゃいけない。と、
真剣に思いました。

こんなに女性の読者さんがいることも、今まで知らなかったし。

ホント、どんなに厳しい意見がきても、ここには「荒らし」は絶対来ないんだよな
・・・っていう、なんか、信頼できるというか、チエはやっぱり幸せ者なんだと思いました。

・・・・・・なんだろ。みんなが書いてくれてたように、賛成派もいれば、反対派もいる。

そんな、「あったりまえのこと」に、これだけの騒ぎの後に、やっと気づけた気がします。
ただ、それだけのことだったんですよね。

チエは、芸能人でも神様でもないですし、間違ったこともすりゃー、みんなの理想どおりにはいかない「ダメ子ちゃん」なとこだって、いっぱいあります。

それはそれで、許してちょんまげ♪
(・・・・・・・・あ・・・また年のバレることを・・・)


………あ、やっと続きです。
お待たせしてすみませんでした・・・・・・


「Ｙの暴力」


チエは、Ｙのお母さんに相談してから、どこか気が晴れた気持ちでいた。
もちろん、Ｙのことを相談したのは、Ｙ本人には絶対秘密という条件だったので、
「暴力自体」への解決には繋がらなかったが、

「分かってくれてる人間がいる」という事実が、それだけで、チエを心強くしてくれた。

それ以来、なるたけチエは、Ｙと喧嘩になったときも、
言い合いがヒートアップしたときも、Ｙが暴力をふるわないように、
どこか冷静でいようと努める努力ができるようになっていたし、

「あ・・・そろそろヤバイナ」と感じたときは、
不本意だが、先に謝るよう、心がけて、
とにかく殴られないように１人で努力をする癖が、だんだんと付いてきていた。

でも、その努力には、「不満」と「ストレス」が付いて回った。

そもそも、「Ｙが切れるポイント」というのは、
Ｙが口でチエに勝てなくなってきた時。という定義があったが、
何度も言うように、一般的に見たとしても、
「そんなことで手が出る！？」と思うほど、ささいなことで、Ｙは簡単に「キレル」のだ。

つまり、チエは、Ｙに言いたいことの半分も言えないまま、
Ｙが切れかけたのを察知して、自分から引かなければならなかった。

「……なんかおかしい。これって、全然対等じゃない。」

という気持ちが、チエの中で大きく膨れ上がっていた。

「Ｙだって、キレかけてきたのが分かってるなら、切れないよう、少しくらい我慢したり、耐えようと努力してくれたって、いいんじゃないのか」

それを、出来るだけ穏便に、Ｙに伝えたことがあったが、
Ｙは、「してるわ！！」と、いとも簡単に「キレた」・・・・・・・

でも、一応は「キレルのはいけないことだ」という認識があることだけは分かって、
少しホッとした。

でも、やっぱり解決にはならなかった。

「暴力が出るケンカ」はだんだん減ってきたが、それによってチエのストレスは、
逆にどんどん大きくなっていった。

そして、再び、事は起こった・・・・。


２４歳。夏ーーーーーーーー。

チエとＹは、仕事のストレスから、大喧嘩をした。

そのころ、ちょうどお互い仕事がべらぼうに忙しくなり、顔を合わしてもいがみ合うだけだったので、出来るだけ会話をしないようにしていたのだが、
その日のＹは、誰かにイライラをぶつけなければ、気が収まらないほど、イラついていた。

当然、その対象はチエだった。

「お前はえーよな、仕事っつっても、しょせん女やし、結婚したら辞められるんやからな。
俺なんか、一生働かなアカンで、お前とは責任感が違うわ」

・・・・・・・お前、それは言ったらアカンやろ。

責任感とか、女とか、そーいうこと言う前に・・・・・・・
「そーいうこと言う前に、
結婚する気もないくせに、なに偉そうなこと言ってるん！？」

・・・チエがキレた。

このころ、周りで結婚ブームが巻き起こっており、チエは
４年も付き合ってるのに、結婚に対して何の進展もない２人の関係と、
たとえ結婚話が浮上したとしても、こころから喜べるかどうか分からない複雑な自分の気持ちに、際悩まされている、まさに最中だった。

「チエかって、仕事には自分で責任持って頑張ってるんよ！！
プロポーズする気配すらないのに、言うことだけいっちょまえに「男」語るな！！」

・・・・・・・・チエも、それ言うたらアカンやろ。

でも、言ってしまった。

Ｙの形相が変わる。
・・・・・・しまった・・・・・・・。

一瞬躊躇したが、
でも、その日のチエは止まらなかった。

「・・・・・・・てめぇ、もぃいっぺん言ってみろや」
Ｙが、巻き舌で威嚇してくる。
・・・・キレる合図だ。

でも、そんな合図で、おとなしく自分だけが引き下がるのは、もぅチエはごめんだった。
「は・・・？また巻き舌で脅すん！？そういう態度とれば、チエが大人しくなると思ってるんやろ？
アンタ、それめっちゃ卑怯やで！
そんなんでいつもチエに勝って、嬉しいん！？」

バシッ！！！！

「・・・・・・・・・・・・・・・・いっ・・・！！！」
チエは、頬を抱えてうずくまった。

しばらく暴力がなかったら、次出すときは、少しくらいためらうかと思っていたが、
まったくそんなのは期待はずれだった。

そのことに、チエは無性に腹が立ち、涙目でＹを見上げ、にらみつけた。

「・・・・・・・・・あぁ？コラ。なんやねんその目は。」
Ｙの顔は、もぅ「恋人」を見る目ではなかった。

「ふざけんな！！力でチエをねじ伏せれると思ったら、大間違いや！！
アンタはガキや！！」
「あぁそーーか！！ほんなら貴様はもっとガキやな！！」

ガンッッ！！！

Ｙが、チエの頭を鷲掴みにし、壁にたたきつけた。

チエは、必死に抵抗した。
腕をブンブン振って、Ｙの手をはらいどけようとしたが、
Ｙはよけいキレ、その手をつかんで、思い切りねじった。
「痛い！！痛い！！話せやボケ！！」
チエの言葉の悪さが、Ｙの怒りを増殖させたようだったが、
もぅ、チエにとっては「我慢」出来る状態ではなかった。

悔しさと、Ｙに対する「憎しみ」が、膨れ上がって止まらなかった。

チエは泣きながら、Ｙをありったけの力でひっかき、力任せに殴りつけた。
しかしやればやるほど、Ｙの倍返しは２倍、３倍になって帰ってき、
Ｙも、もぅチエに対して、憎しみしかなかった。

目を剥いた鬼のような形相で、チエを押さえつけ、殴る蹴るの
もはや「リンチ状態」。

・・・もぅ、そこに「冷静さ」は、かけらもなくなっていた。

チエは、もはや抵抗すら出来ず、涙でぐちゃぐちゃになった顔で、
Ｙに殴られながら、思考回路が、閉じていくのを感じた。

・・そして、Ｙのこぶしが、チエの顔面を直撃した瞬間！！

その激しい激痛とともに、チエの思考回路は遮断され、

「ぅわあああぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ！！！！」

と、チエは発狂していた・・・。




はいはいっ！！
波紋を呼んだ、チエのお騒がせブログ！！
なんだかんだ、もぅ書くことしかチエには出来ないので、
とにかく書きまくりますよ～～～！！！(笑)

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