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結婚の意味・DVのゆくえ

2007-04-10 14:28:02 | チエの生い立ち


「アンタら、そろそろ結婚せぇへんの?」


付き合って3年目。実家の母に初めてそんな事を言われた。

仕事休みで、1人家で洗濯をしてた時に、実家からかかってきた電話。
久しぶりの母の声に、ちょっと浮かれて世間話に花が咲いていたときの、不意をつかれたひとことだった。

「え・・・・・・」

チエはとまどった。

・・・というのも、チエは結婚願望が人一倍強く、
Yと付き合いだしたときも、
大阪で就職が決まった時も、
チエは1人、Yとの結婚を夢見て気持ちだけ盛り上がっていた。

家族にも友達にも、
「早くYと結婚したい。結婚したい」と、
愚痴りまわっていたのだが、3年たった今では、すっかり自分からは
その話をしなくなっていた。

もちろんそれは、「暴力が日常的になってきた」ことが原因だった。

母は、そのことに気付き、少し気になって聞いてみたんよ。と言った。
「前はあんなに結婚結婚って、うるさいくらい言ってたのに、
そー言う話は、まだ出てへんの??」


さすが、母。
するどい。

しかし、チエは「ケンカのたびに殴られる」ことに嫌気が差していたものの、
ケンカの原因は、いつもチエが友達と遊ぶ事でYの機嫌を悪くしたり、
仕事で帰りが遅くなることでYが怒ってキレたり。・・・といった感じのことだったので、

「もぅ、結婚して専業主婦になってしまえば、遊びに行くことも仕事で残業することもなくなって、そぅすればYはチエを殴らない」
という意味で、結婚を考えていた部分もあった。

でもそんな理由で結婚すること事態に、疑問を感じたし、やっぱりこの問題を
横流しにしたまま、「結婚」の話を進めることは抵抗があった。

なので余計に、「結婚」については恐くて話題を出せずにいた。

「結婚してしまったら終わりだ」

そんな気持ちもどこかにあった。

チエがもし、Yの暴力壁に「慣れ」て耐える事が出来たとしても、
その行く末は、「子供に暴力をふるう父親」になるであろうことは、目に見えていた。

それだけは避けたかった。
絶対に、避けなければならないと思っていた。

だから、結婚のことは、出来るだけ考えないようにしてきたのだ。

そんな、1人で悶々と悩み続けていた矢先の、母からの電話。

チエは、ふと、今ここで母に「Yに殴られてるんだ」と打ち明けたら、
どぅなるだろうと考えた。

Yが、ケンカするたびに、チエの事をめちゃ殴るねん。
顔が内出血で腫れて、仕事を休んだ事もあるんよ。
でもYは、暴力をやめてくれへんねん。

言えばスッキリする気がした。

3年悩んで出なかった解決策が、もしかしたら出るかもしれない。

「あんな、実は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「うん?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「どーしたん?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うん・・・・・・・・・」

・・・・・言えない・・・。

絶対に言えない。

言ったら、Yと別れろって言うに決まってる・・・。

チエは、とさに口をつぐんだ。

チエの母は、しつけにしろ何にしろ、暴力を嫌うひとだった。
母もまた、幼い頃に、父親に殴られて育った人だったからだ。
そのトラウマは、相当強く、口ではチエをどんなに叱り付けても、
父のように、チエを殴ることはなかった。
そして、父がチエをしつけで殴ると、体を張って止めてくれた。

そんな母が、チエとYのことを知ったら、どぅ思うかなんて、言わずとも分かる。

すぐさま、別れて実家に戻る事を進められるだろう。

でも、それでは解決にならない事は、分かっていた。

チエは、誰かに救ってほしかった。
誰にも言えない、Yとの悩みを、誰かに聞いてほしかった。
そして、どうすればいいのかを、誰かに教えてほしかった。

でもそれは、「別れたい」ワケでは決してない。

Yが好きだからこそ、ずっと一緒に居たいからこそ、
治らない暴力癖を、どうすればいいのか。
それを、誰かに教えてほしかったのだ。

母には、話すべきではない・・・・・・・・・・・。

その結論だけが出て、結局「まだ先立つものがないわー」などと、
軽い世間話だけをして、その日の電話は終わってしまった。


チエは、話せなかった自分にも、少しショックを感じていた。

もしかしたら、何とかなったかもしれないのに、
そのチャンスを逃してしまったのではないだろうか・・・??

チエは、落ち込みつつも、「誰かに相談する」という選択肢を、
初めて考えた。

自分たちだけでは、どうにもならない。
別れて済む悩みなら、とっくに別れている。

でも、別れられずにここまで来たのは、
他でもない。
「Yが好きだから」だ。

暴力をふるうYは、確かに嫌い。
だいっ嫌い。

でも、チエの中で、「暴力をふるうY」というのは、Y全体の10分の1くらいで、
10分の9は、すごく優しくて、純粋で、本当にいい男だということは、
身に染みて知っている。

この3年間で、つちかってきた2人の関係を、「暴力」という理由だけで、
終わらせてしまう事は、チエには出来ない。

でも、「暴力」があるかぎり、明るい結婚は絶対にやってこない。
2人で何とかしようと頑張った3年間は、全て空回りに終わったが、
「第3者」が入ってくれたら、もしかしたら何か変わるんじゃないだろうか・・・?

チエは、相談相手を必死に考えた。

この事を他人に口外することは、Yの人格を他人に知られる事になる。

重大な問題だ。

本当に、チエの事も、Yの事も、大事に思ってくれて、
なおかつ、チエたち2人の、結婚を願ってくれる人物。

「そんなヤツとは別れろ!!」
と、世間的一般論で、答えを出さない人物。


    ・・・・・・・・・・思い当たるのは、1人しかいなかった。

この3年間、
チエを、本当の娘のように可愛がり、
チエの、恋の相談相手でもあった、

「Yのお母さん」

この人に、他ならなかった・・・・・・・・・・・・・・・。




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14 コメント

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Unknown (EMI)
2007-04-10 14:59:37
私もね今の人と結婚する前に付き合っていた人、半端なく暴力ふるう人でね・・・。入院なんかもしたことあったんだけれど殴る人って殴った後めちゃめちゃ優しくなるのよね。二重人格のように・・・。普段は優しいしなかなか別れられなくてねぇ。友達はみんな簡単に「別れれ」っていうけどさ、それできたらとっくにしてるよ・・・て思いながら。でもね最近になってお母さんに「元彼ひどかったんだ・・・」みたいな話を時効だと思ってしてらお母さん「なんとなくわかってたよ」だって。びっくりしゃったわぁ。見てみないふりをしてたのは私の人生だったかららしい。殴る人ってなかなか治らないらしいしでもそれでも良くて私が一緒に居るからお母さんが口出すところじゃないかなって思ってたんだって。助けを求められたらそのとき助けようって思ってたって・・・。泣いちゃったね・・・。
いくら気心が知れていて (ずんた)
2007-04-10 19:35:52
可愛がって貰っていたとは言え、相手は彼の実の母親。
下手すりゃ、逃げ場の無い、孤立状態に追い込まれる状況の中......

よく勇気を振り絞りましたねえ。(相談したと仮定して)
Unknown (ポン酒)
2007-04-10 20:34:01
能書きはいいから、もっと短くまとめて
せつない… (初コメでのりりん)
2007-04-10 21:20:17
DVに対する被虐待女性の典型と思いました。それぞれ個々に抱えてる気持ちはあるので、ひとくくりにするのは失礼かもしれませんが…。 

無理に意味を後付けして、自分の気持ちをごまかして幸せを逃がさないでほしいと思いました。

この問題は解決して、そして結婚して、チエちゃんが幸せならいいんです。でもちょっと心配だよ…。
Unknown (プーマン)
2007-04-10 22:37:35
こんばんは突然の相談申し訳ありません。私も現在彼の暴力に悩んでいます‥

私の彼はキレルト本当おかしいんです‥

この間はコップを割って、その破片で私を切り付けてきました。危ないと思い逃げたので幸い足が切られるだけでした。彼の目を盗み上半身ではいつくばり外へ出て携帯をつかい友人にむかえにきてもらいそのまま病院へいったんですが10針縫ことになりました。別れるとゆって実家へかえってもつけてきて夜中なのにお構いなしに私の部屋の窓ガラスをわり怒鳴り込んできます。本当に怖いですどぉすればいいでしょうか?
EMIさんへ (チエ)
2007-04-11 11:21:47
やっぱり、お母さんは偉大やね。
「気付いてくれてたんや」って分かるだけで、
救われる気がするよね。
チエは、なんとか解決して今の人と結婚したけど、
解決しないパターンがほとんどやから、
EMIさんは、今優しい旦那さんと幸せで、ホントによかったね。
助けを求められる存在がいるのは、すごく強みになると思う。
自分と、旦那さんと、お母さんを大事にネ!!
ずんたさんへ (チエ)
2007-04-11 11:23:04
そーなんですよね。
言わば、「あんたの息子は暴力男なんですよ!」って
告げ口するようなもの。
相当の覚悟がないと言えませんよ~!!

・・・はい。そうとう覚悟して言いました。
ポン酒さんへ (チエ)
2007-04-11 11:25:02
あはははは!!
・・・ですよね。
チエも今回は、やたら長くなってると思います。
・・・・だって・・・・・・
上手くまとめるの、苦手なんやもーーーんっ!!

  素人の自己満ブログやし、許して♪

頑張って文才鍛えるし☆
のりりんさんへ (チエ)
2007-04-11 11:27:38
心配してくれてありがとう、のりりんさん。
その気持ち、すごく嬉しいです。ジ~ンときました。
でも、DVは精神的問題が大変大きいので、
難しいですよね。
チエは、解決できましたが、出来た要因はやっぱり
「Yと離れたくない」という気持ちが勝ったからだと思います。
世の中の女の人が、みんな幸せになれたらいいのにな・・・
プーマンさんへ (チエ)
2007-04-11 11:34:29
プーマンさん、その彼はもぅ、「犯罪」の域に入ってしまってるように思うので、
実家の窓を割るほどの状況なら、警察に行くか、
相談所に助けを求める事をオススメします。
DVのある男性は、キレた時の状態によっては、理性を失って、どこまでひどくなるか分からないので、
まずご家族に守ってもらう事が先決です。
絶対に2人っきりにならないようにして、
最悪の場合、法の力を借りてでも、離れた方がいいと思います。
お体、大丈夫ですか??
心配です。ものすごく。
お力になれるか分かりませんが、もし何かあったら、
チエのアドレスの方に、メールくださいね。
chiechan0202@mail.goo.ne.jp