二輪旅道中記

リーダー竜生とサブリーダー千絵のバイク旅紀行 *** since  2004***

【2014 塗りつぶしツー】@青森~岩手

2014-07-22 | 道中帳ーSerow & Sherpaの巻

7月21日(月)

小川原湖畔キャンプ場を出発。

とうとう最後まで八甲田連峰を眺める事ができなかった。(晴れていたら向こうに八甲田連峰。。。)

どの日も海側晴れで内陸側曇りだったからね。

雨に遭わなかっただけでも良しとする。

 

三沢を出発すると道路標識に『戸』が。

笑えるぐらいに「のへ」が。

八戸、七戸、六戸、五戸、三戸、二戸、一戸っと。

全「のへ」を見た。

四だけはないんでね。

「のへ」を見てるうちに岩手県突入。

「さらば、青森県~!」

 

途中の三戸じゃ道の駅にも寄って、エゴマ(現地じゃ「じゅね」と言う)味噌の串もちも食べた。

「のへ」を満喫??

 

今日の宿泊地は八幡平辺りと決めていたので、「鹿角(かづの)」到着。

「道の駅 かづの」

それまでにお昼ご飯を希望していたサブリーダーだけど、食べるところが見当たらないので。

 

道の駅のレストランにして、ハイクオリティの「(岩手なのに)比内地鶏の親子丼」を食す。

以前の山形キャンプで食べた比内地鶏の旨さがここにも!!

 

そこで、キャンプ場に連絡を入れ、買い出しをする。

が、地元のコープ、食料が少ない。

後で気づいたがもっと大きいスーパーがあったよ。

 

リュックに食材とアルコールを背負ってキャンプ場へ。

 

『八幡平オートキャンプパーク アスピア』http://www.aspia.jp

大  人500/1

バイクサイト400/1サイト(夏休み期間中)

コインランドリー あり(洗濯:無料、乾燥:女子トイレの中)

コインシャワー  あり(水温の確認要!!)

お 風 呂  あり(宿泊客が少ないとない)

温  泉   近くにたくさんあり(銭川温泉の割引券くれる)

買い出し   近くにコンビニ、田舎のスーパーあり 施設内にビールの自販機あり

 

設営をすまし、近くの『銭川温泉』へ駆ける。

秘湯的な場所にある湯治宿。

施設も小ぎれいでお湯は文句なし。

 

サイトに戻り、盛岡冷麺とウインナー祭りで夕食。

満点の星空のもと、流れる星を見ながらお酒をいただく。

なんて贅沢なんだ!そんな夜を過ごす。

 

走行距離:177キロ

ルートhttps://www.google.com/maps/d/edit?mid=zG41ktvBq4rs.kE4kERMgK0Nw&usp=sharing

 


 

7月22日(火)

旅に出るとだいたい朝が早いが、ここんところはずっと5時台起き。

快調快調。

 

今日の予定は

1 念願のアスピーテラインを走る

2 八幡平山頂を登る

以上。のはずだった。

 

まず、憧れの八幡平アスピーテライン。

キャンプ場からほどなく突入。

 

緑の中を走る快走路。

 

温泉地も通り過ぎ、ぐんぐん標高を上げていく。たぶん。

それとともに、ガスが出てくる。

「あ~なんか嫌な予感。ぐるっとパノラマ美幌峠思い出す。」

と悪い予感を頭によぎらせ見返峠到着。

 

秋田と岩手の県境で、このラインで一番の標高のところ。

 

ガスが流れてるね~。

 

なんか真っ白な世界。再びだね。

 

とりあえず山頂に登ろう!

駐車場~見返峠~源太分かれ~八幡沼~ガマ沼~山頂~眼鏡沼~鏡沼~駐車場

 

テクテク高原植物やらを写真に撮りながら登っていく。

というか、簡単なトレッキング。

ガスがあって、絶景ポイントもホワイト~~~。

でも、開けた場所に来ると青空!キリッとした景色!

湿原、沼地を満喫っす。

 

 

 

 

食虫植物のモウセンゴケやワタスゲやニッコウキスゲ、イワイチョウ、アオモリアザミ。

知ってるのや初めましての植物を愛でる。

楽しいねぃ~。

 

軽く山頂に登頂。

 

下りていくと残雪ががっつり残ってたり。

しかし、下りるほどにガスは残ってる。

結局、ステキな山景色は望めまかった。

 

ま、雨が降ったりしなかっただけ良かったと思う。山頂近くの沼地は美しい景色で楽しめたしね。

 

駐車場の所の売店をウロウロして、さ、また走ろう。

ところが、

「カレーうどんやって~」

「食べよっか」

食いしん坊夫婦は朝10時にカレーうどん。

「ちょっと山を歩いた後のカレーうどんは染みるねぃ。」

さすが。と自分の元気な胃腸を絶賛。

 

超早いお昼ごはん?も食べてしまって、今日のイベントは終盤。

 

「これやったら、田沢湖行けるな」

リーダーが言う。

「行こか」

サブリーダーが賛同する。

 

見返峠から岩手方面へ再びアスピーテラインを走る。

ガスはもうない。

絶景がカーブごとに現れる。

 

ここ、走りたかったんだもんね。満足のリーダー。

 

アスピーテラインを走りきり、国道で給油をはさんで岩手市内へ。

明日もココ来るけどね。

 

「スイーツが食べたい!!」

「だんごやなくって、洋のスイーツが食べたい!!」

こう叫ぶリーダー。

「田沢湖行ったらあるかもよ」

期待させるサブリーダー。

 

しかし、田沢湖で食べたのは『味噌たんぽ』

は・・・これは、和のおやつ。

残念!

 

田沢湖に来ると行かなくてはならないのが、金色の『たつ子像』

 

これがそのたつ子像。

たつ子像を見られたのは喜ばしいが、それ以上にショックなリーダー。

その近くにはスイーツが食べられるであろうカフェがあった。

ガビ~~ン。仕方ないね。

 

予定外の田沢湖コースでキャンプ場までの314号線がつらい。

普段は楽しい山間のクネクネが心なし しんどい。

 

へろへろになりながらキャンプ場へ。

 

今夜のごはんは近くの田舎のスーパーでゲットした『豚肉の味噌漬け』

これが美味しいかったのって。

 

走行距離:213キロ

ルートhttps://www.google.com/maps/d/edit?mid=zG41ktvBq4rs.kRglviMUE9Q4&usp=sharing

 


 

7月23日(水)

八幡平とはお別れの日。

撤収をすませ遠回りで盛岡市内へ向かう。

 

遠回りするには理由がある。

まず、昨日通ったルートはしんどいから。

そして、そのルートは雨模様の予報だから。

 

鹿角まで行き、そこから『十和田八幡平四季彩ライン』(R282)を一昨日走った道を逆トレースする。

天気は大丈夫。

しかし、昨日と同じく南下して右手に八幡平が見える道を走ってもお山は隠れてますよ。

だめだ~。

昨日と同じGSで給油し、盛岡市街へ向かう。

 

盛岡じゃじゃめん これがお望み。

四川のジャージャー麺が大好きなリーダーは、これは外せないグルメなのだ。

 

お目当てのは街中の小さいお店。

駐車場がない。

でも、バイクってどこに停めればいいの?

こっそり川原に停めてましょう。内緒。ここだけの話。

 

『白龍』のじゃじゃ麺はジャージャー麺とは全くの別物。

でも、これはこれで美味しくって、リーダー感激。サブリーダーも満足。

 

パラパラの雨に遭ったりしたけど、合羽走行ほどではない。

さぁ、宮古に向かおう。

 

東へ、ずうぅっと東へ向かうのだ。

 

対向車が濡れてる。

どこかで降ってるなぁ~。

と暢気に走っていると、大粒がキター。

 

途中にある『区界』(くざかい)の道の駅にて休憩。

合羽は着たままで宮古へ行こう。

 

しかし、このR106号 みどころがあまりない。

つか、事前にお勉強して来てないので、分からん。

 

すごく早くに宮古に着きそうなので、見つけた温泉で休憩。

『湯ったり館』(500円)

TVでわけのわからんサスペンス劇場を見ながらウトウトして、鋭気を養った。

何のための鋭気かは不明。

 

不安な天気のもと再出発。

 

宮古の今夜の宿の位置が分からず、宮古駅にいったん停まる。

駅自体は震災ではひどい被害がなかったよう。

 

宿にチェックインして食事に出かけよう。

さっき行った宮古駅の駅前の居酒屋さんへ。

 

夏のカキフライで満足。

 

夜は雨がザーザー降ってるけど、明日はあがっててほしいな。。。

  

ルートhttps://www.google.com/maps/d/edit?mid=zG41ktvBq4rs.kDc-y4xURON4&usp=sharing

 走行距離:202キロ

 


 

7月24日(木)

朝になると雨は上がっていた。ラッキー。

軽ぅ~~~く朝ご飯を食べて出発。

 

さて、朝早くから目指すは『浄土ヶ浜』http://www.city.miyako.iwate.jp/kanko/jyoudogahama.html

ガイドブックにゃ必ず載ってる景勝地。

 

 

震災での復興最中のダンプカーとかが行き交う殺伐とした道を過ぎ、すこし林間を行くと

浄土ヶ浜のパーキングに到着。

朝までの雨で一帯がガスってる。

 

あの橋杭岩みたいなところはどこだ?

ビジターセンターで聞いてみよう。

・・・と、まだ8時台だったので、準備中。

しかし、優しいおねいさんは道を案内してくれた上、建物の中を通してくれた。

テケテケ歩くと、展望台が。

 

しかし、あの橋杭岩みたいなところがすんごく遠い。故に小さい。

 

よし!近くまで行くぞ。

 

と、バイクを走らせたが、どこ?

ちょいっと迷って、パークホテル近くの駐車場にバイクを停めて坂を下る。

 

これこれ!これよ。

 

ここで、行きはしないけど本州最東端(の市)の証明書を買う。

うっしっし。

 

顔出し写真も撮影し、小汗をかきつつ坂を上って再出発。

 

朝ご飯を超~~~軽くしたのは理由がある。

 

『山田観光物産館 とっと』http://yamada-kankou.jp/info/news_2013_tot.htmlにて

あんな貝やこんなイカを焼くため。

ボリューム満点の焼き物と気持ちのいい店員さんとの会話で美味しい朝ご飯になった。

 

『絆』のステッカーをトップケースに貼らせてもらいますね。

 

プレハブの住宅や商店。

建物の基礎はあるけど雑草だけの土地。

コンクリートのがれき。

新しいコンクリートの固まり。

津波浸水区間の標識。

行き交うダンプカー。

 

3年経って、ほんの少しだけ復興しつつあるのが感じる三陸。

ほんの一部しか、それも通りすがりだけど、震災の傷跡と負けない町、人々を見た気がする。

 

海沿い国道は車が多い。ペースがしんどい。

 

吉里吉里過ぎて県道38号に入る。

仮設住宅がたくさん過ぎると、快適走行な道へ。

 

やっぱ、こんな道がいいね~。

リーダー&サブリーダー意見の一致。

 

快適に走行していくと、遠野に到着。

 

遠野の駅に行く。

それは、このカッパ捕獲許可書を得るため。

カッパに変身?

 

遠野ではカッパを捕獲できる。

絶対捕獲したる!!

意気込むサブリーダー。

 

カッパ捕獲の前に人のエネルギー補給。

 

遠野はジンギスカンらしい。

こっちに来てから知った。

 

お目当てのお店は定休日だったので第2候補へ。

 

満足!帰宅してからも「遠野のジンギスカン食べたい~!」と叫ぶほど。

 

岩手とはいえども、ジリジリの夏の日差しを受けつつカッパ淵へ向かう。

 

途中にはビールメーカーのホップ畑があった。

CMでみたところ違ゃう?

 

カッパ淵に着くと、カッパ捕獲開始。

キュウリでお誘いしますよ。

 

 引き込まれそうになったんで断念。。。

バラした。。。(ホンマ?)

あぁ~ん、残念。 

カッパと戯れ?遠野を後にする。

遠野ならでは カッパマンホール

 

リーダー!ミーティングで確認したコースから逸脱してますけど?

大丈夫、大丈夫

しかし、なぜか海方面へ向かってますけど?

大丈夫、ナビ様のお告げや。

 

結局、ちょっと遠回りで種山高原へ到着。

 

道の駅にて買い出しを済ます。

なんとかなるもんだ。

おにぎりなんて、相当の大きさやし。

 

星座の森にてキャンプ。

 

どこに設営すべきが悩むサイト。

あっちこち引っ越ししつつ、定住。

 

 

薬草風呂に入ってさっぱり。

 

夕日と星空を堪能。

 

 
 走行距離:168キロ