いわしのごま漬は千葉の魚売り場では必ず見かけますが、他ではどうなんでしょう。かたくちいわしを酢漬けして黒ごまや薬味をまぶしてあるものです。ごまの香ばしさがおいしいのでよく作ります。買った当日は下処理だけ、食べるのは買って2日後からです。
ポイントは血抜きをすること。出来上がりが生臭くならないようにするためですが、やりすぎて白くならないようにします。
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[材料]
かたくちいわし(せぐろいわし) 1パック、塩、酢、しょうが、いり黒ごま、ゆずの皮、輪切り唐辛子または一味唐辛子
[作り方]
1.いわしは頭と内臓をとり、血やうろこを洗い流す。内臓をとった後の背骨あたりは血が多いのでていねいに洗う。
2.海水程度のうすい塩水にいわしを漬け、1~2時間血抜きする。途中、水がにごったら数回とりかえる。
3.水気をきり、バットに並べて塩をまんべんなくふりかけて冷蔵庫で一晩おく。塩加減は塩焼より強めに振るが、真っ白になるほど大量に振らなくてよい。出てきた水分は時々捨てる。
4.塩をさっと水で洗い流し水気を切り、酢でさっと洗う。バットに並べ、ひたひたの酢をかけて冷蔵庫で1晩おく。
5.酢を捨て、よく水気を切る。ペーパータオルで軽くふきとってもよい。
6.しょうが、ゆずの皮はみじん切りにする。いり黒ごま、唐辛子を用意する。
7.保存容器にいわしを並べる。その上に6.の薬味を好みの量ふりかける。その上にいわしを並べて薬味をのせて、をくりかえす。
8.できれば軽い重石をして出てきた水分を捨てる作業をするが、少量ならしなくてもよい。保存中に出てきた水分は切る。作ってすぐは酢がきついので半日以降がなじんで食べごろ。
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作り方からして、魚を買ったら3.までを買った当日に、次の日の朝に4.を、またその次の朝に5~8をして夕方のおかずに並べる、というパターンになります。
唐辛子は輪切りでもいいのですが、食べたときにほのかな辛味を味わいたいので、輪切りよりこまかい一味唐辛子をよく使います。お料理教室で教わった技です。
酢はやはり「千鳥酢」がおすすめです。他の酢で作ったことがないのですが、まろやかな酸味に出来上がり、漬かり過ぎてすっぱーっ!!ひえーっ!!ということがありません。
塩はまんべんなくかけられるよう、サラサラなものを使います。水分の多いぼてっとした粗塩は水分をとばしてから使います。平らな皿にうすく塩をのせ、ラップなしで電子レンジにかけます。10秒~20秒くらいずつこまめにチンしてほぐすようにかき混ぜて、をくりかえすとサラサラに。手抜きして一度にやろうとするとカチカチにかたまります。