Like A Blue Gale

ここは地の果て流されて俺

本気か?!

2004-07-13 23:43:50 | A(ハート)
先日の参議院選挙、皆さんは投票しましたか?
私は期日前投票しました。
そして、ここにも期日前投票した人が。

http://tofuya.2log.net/archives/blog704.html

この画像が良く出来たコラなのかどうか、詳細は解りません。
もしこれがコラではなく実際のものだとしたら!
私は、この人の事をちょっと好きになったかもしれません。
彼女は諧謔のなんたるかを、解っているかもしれない。

勿論、ただの天然である可能性も否定は出来ません。

本日の買い物

2004-07-13 01:41:59 | 漫画
スチール・ボール・ラン(SBR)1巻&2巻と、
シャーマンキング30巻、武装錬金3巻を買いました。

そんなわけで記念すべき第一回の更新は上記三冊の感想など。

SBR1&2から。
前作「ストーン・オーシャン」(以下SO)が終わってから、
かなり間を空けて始まったJOJO第七部・・・なのですが。
SOのラストで世界の全てがリセット(?)されてしまったせいか、
いきなり年代が十九世紀後半まで戻って、
どこかで見たような人達がアメリカ横断大レースに挑むという、
「石仮面」も「柱の男」も「弓と矢」もかけらもない話になってます。
しかしながら、「幽波紋」らしき能力を持つサンドマン&ポコロコ、
明らかに「波紋」に近い能力を持つジャイロ・ツェペリ、
そしてやっぱり主人公はジョジョ(ジョニー・ジョースター)等、
根本的な部分はやはり「JOJO」です。
むしろ今までの流れを一度ぶった切った事で、荒木漫画として素直に読める部分も。
個人的にはSOが訳解らなくて、迷走しっぱなしだったように思うので、SBRの方向性には好感が持てます。
ジャンプ本誌での展開は「短期集中連載」という形で、
SBRのレースのSTAGE毎に完結しては一旦休んでまとめて単行本という感じなので、
毎週チェックする必要が無いのもあり難い。
とりあえず、1&2巻最大のヤマはジョニーが馬に乗るシーンと、STAGE1のゴール間際。
そして、外伝のスティール氏話でしょう。
スティール氏話はラストで少し泣きそうになりました。

シャーマンキング30巻。
間の取り方とか、オチのヒキ方とか、
重い話の中にさりげなくコメディ要素を入れるのは上手いのですが、
ジャンプのバトル物の宿命か、人気が出て迷走してる感が。
読んでても「で、結局どうなったら終わるわけ?」と普通に疑問が出てしまいます。
中盤までは夢中になって集めたのですが。
今後、持ち直してきっちり終わってくれる事を期待します。

武装錬金3巻。
和月漫画(敢えてこう呼びます)の根底にはアメコミがあるのは本人も良く言ってるし、
実際「るろうに剣心」でのアメコミモチーフキャラの多さで、
解る人間には知れ渡ってる事だと思います。
で、アメコミが日本の漫画と違う所というと、
「全身タイツのヒーロー物という滑稽な見た目で、人間ドラマをやる」というか、
「頭の悪いカッコのヒーローが力の行使や、力を持つ事の意味に悩む」という、
アバンギャルドな一面が挙げられるのではないかと思います。
(無論、これはかなり偏った見方である事は否定しません。)
後、「守られる側が守る物の力を恐れる」というのもあります。
(これは近年のライダーでも扱われたりしました。)
和月漫画は、そういったテイストをジャンプのような「人気落ちたら即打ち切り」という非情な雑誌で、
なんとかして盛り込もうと足掻いているのが良い所でもあり、悪い所でもあるかと。
実際、単行本の和月氏自身によるライナーを読むと、
前作「ガンブレイズウエスト」の打ち切りでトラウマでも持ってしまったのか、
やたらと人気投票とか、読者の反応を気にしていたりします。
正直、「かってに改蔵」の作者コメント以上に痛々しい時があります。

「るろうに剣心」の終盤、あまりにも暗かった反省か、
「武装錬金」はなるべく暗くならないように、
テンポの良い展開とボケを心がけてるように見えます。
しかし、そのボケっぷりがなんというか、「アニメ臭い」かも。
前述のシャーマンキングの武井氏のそれと比べると、
その辺の(言葉が悪い上に私自身大嫌いな言葉ですが)「ヲタ臭さ」が、
今の「武装錬金」の微妙な立ち位置を作ってるような気もします。
(ヲタには支持されても、一般人にはクドい)
集英社はかなり「武装錬金」を押しているようなので、
(そのわりに扱いが良いとは言えないけど)
頑張って欲しいところです。
私?私は好きですよ。「武装錬金」。

しかしながら、武井氏と和月氏にはジャンプ以外で、
もっと本来の持ち味を生かせる漫画を描いて欲しい気もします。