きものと日々の出来事~♪

昭和63年から前結び着付け教室開催。きもの愛好家グループ「結の会」も主催

母の着物

2014-09-07 | お仕事

8月の集中豪雨で、お客様のお母様の形見の着物が 濡れてしまいました

でも~~泥水に浸かったわけではなく、 雨漏りの水が箪笥に入ったらしい…

      

       

拝見した時は もう 乾いていたけど・・・全体にじっとり湿った感じだった とのこと。

寸法を測ってみると 少しずつ縮んでいるような  

 

留袖など 思いで深い 大切な着物と 帯を 専門の悉皆屋さんへ 持っていったら 丸洗いして

このぐらいの 縮は 直せる  とのこと

最悪 ほどいて仕立て直しかな と心配したけど…よかった

 

 

     

安心したら 急におなかがすいて 行きつけの お蕎麦屋さんで 大好きな天ざるに舌鼓。

その後 伏見の老人ホームの知人を お見舞いして 積もる話に 花が咲き のんびり 楽しい時間を過ごしました。

 

 

もう一枚は……私の母の着物。   絽の1つ紋

             

12年ぶりに 出してみたら…何ということでしょう 上前と 下前に茶色のしみ。

古い汚れなので 変色して 完全には落ちない 

 

     

知り合いの 染色家さんが 絵をかいて 隠しましょう と言ってくださったので お願いしました。

     

この通り…染みはわからなくなりました。

又、おしゃれ着 として着ることができます。

 

形見の着物…着るたびに 「ふ」 と母の事が思い出され、ほのぼのとした気持ちになります。

 

 

 クリックしていただければ 嬉しいです

宜しくお願いします 

                   

 

      
にほんブログ村