成瀬仁蔵と高村光太郎

光太郎、チェレミシノフ、三井高修、広岡浅子

軽井沢の三井三郎助別荘、字山ノ神と字大久保

2018年08月05日 | 歴史・文化
 三井小石川家の8代当主・三郎助(高景)は、明治32年10月、軽井沢の愛宕山麓の土地(山林)を佐藤熊六から取得している。
 閉鎖登記簿では、その山林は、字山ノ神と字大久保であると記されているが、地番についてはここでは伏せさせて頂くことにする。
 先日、8月1日、軽井沢ショー祭の会場で、筆者は、岡村八寿子『祖父野澤源次郎の軽井沢別荘地開発史』(2018年8月1日刊)を、監修者の大久保 保さん(軽井沢ナショナルトラスト前会長)から購入させて頂いた。
 同書は、野澤組による軽井沢の別荘地開発の歴史について書かれたもので、類書がなく、大変興味深いものである。著者の岡村八寿子さんは、野澤源次郎のお孫さんである。
 巻末の図版には、明治29年の軽井沢区画図があり、大久保 保さんが提供されたものである。
 その区画図には、字高瀬愛宕山の山麓に、字山ノ神と字大久保の土地が隣り合って示されている。
 筆者はこれまで、三郎助が取得した山林・字山ノ神と字大久保について、閉鎖登記簿により所有権移転の知識としては得ていたが、区画図の上では、理解できていなかったので、この区画図により多くを学ぶことができた。感謝したい。
 ほかにも貴重な図版や資料が多く後日、取り上げたい。











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