お肌の学校

敏感肌、トラブル肌と向き合って32年!シェルクルール化粧品 淳子先生の「お肌の学校」ブログです!

豆知識ー寒暖差疲労ー

2019-04-21 11:00:00 | Weblog

平成最後の寒波が去り、いよいよ本格的な春、そして初夏に向かう陽気です!
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    Skin Care School    週刊発行  
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│淳│子│先│生│の│お│肌│の│学│校│ 
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□ 4月19日 vol.0861     
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編集・発行:株式会社ヴェルジェ http://www.cher-couleur.com/   
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4月のCONTENTS
 5日発行済み≫季節のお手入れー老化、肌荒れの対応ー 
12日発行済み≫ーお肌の悩み、質問 Q&Aー
19日発行   ≫豆知識ー寒暖差疲労ー
26日発行予定≫季節のトラブルーー
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≪豆知識ー寒暖差疲労ー≫ 

まだまだ気温の変化は続きそうです。
昨日から出張で来ている名古屋では冬のような寒さと雨でしたので油断した服装では風邪を引いてしまいそうな気温でした。昔から「暑さ寒さも彼岸まで」という故事があり、私は友人から教わったとおり、寒さに弱い花はお彼岸を過ぎてから植えて楽しむのですが、あわや雪が4月に降るかもというのは何年振りでしょうか。調べてみると2015年に降ったようです。今年の4月10日は東京で平均気温が5.0℃なのに仙台では8.1℃、那覇では21.9℃だったようで、日本列島に冬・春・夏が同居したような気候でした。そして4月11日は21年ぶりの大雪警報が長野に出て、停電まで起こり桜どころではなくなったようです。関東もかなりの寒さで、一部地域では雪が降ったようで自律神経も乱れっぱなしになりそうな4月です。

さて先程お話しした「暑さ寒さも彼岸まで」という慣用句の意味はご存知でしたか?季節代わりによく使う言葉ですが、調べてみるととても深い意味がありました。ご存知のようにお彼岸は春と秋にあります。春分の日(3月21日頃)と秋分の日(9月23日頃)を中日にして前後3日、1週間を彼岸と言います。そしてこの彼岸には必ず我が家ではお墓参りに行きます。春分、秋分は太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになります。秋分を境に陽が短くなって、夜の長い日々に向かいます。そして暑さも和らぐわけですね。春分は逆と考えて冬から気温が上昇して、夏に向かって陽が長くなる訳です。そして春は「ぼたもち」、秋は「おはぎ」といって、牡丹と萩の花にあやかっている訳です!(近頃はいつでもおはぎといっているような気がしますが?)そう考えると「ぼたもち」のネーミングも季節感あふれて素敵な気持ちになりますね!普段使い慣れている言葉も調べてみると結構納得できるわけです。そしてさらに彼岸とは何か?調べてみますと、彼岸とは極楽浄土の事を指すのだそうです。阿弥陀経の中に詳しく書かれているようですが、ここでは避けますね。ウィキペディアにはこの慣用句の意味を転じて「辛いこともいずれ時期が来れば去っていく」という意味のことわざとして用いられることもあるとありました。春はもちろん行きましたが秋もお墓参りに行こうとつくづく思いました。今回はセミナーも重なり、ちょっと長い出張でしたので、いつも感じない肩の凝りを感じています。これも寒暖差による自律神経の乱れかと感じています。そこで今日は、寒暖差における体調変化の勉強を少ししていきましょう。

今年はかなり花粉の影響が出ていましたが、スギ花粉は落ち着き、現在花粉症の症状のある方はヒノキが疑われます。アレルギーは、反応を起こしているためこの温暖さで風邪かアレルギーかわからない方も多くなっていると思いますが、肌でお話をするとやはり寒暖差によって軽い湿疹が出たり、肌荒れを起こす方も目につきました。そこに季節外れの寒波です!今回は寒暖差からくる疲労も考えなくてはなりません。これは簡単に説明しますと気温差に対応しようと身体で何度も熱を作ったり逃がしたりするというエネルギーが対応できなくなって疲労状態を作るものです。先程の話の中の自律神経の乱れに繋がる訳で、自分の意識しているよりも体内エネルギーが消耗している状態が起こっているということです。実際に温度差が5℃以上ある場合はかなりの危険状態となり、たまたま強いストレス状態の時には対応できなくなる方が多いようです。症状としては肌寒い・冷える→肩凝り・首凝り→頭痛またはめまいや気分の落ち込み・イライラ・睡眠をとっても疲れる。このような症状が出ます。胃腸障害も感じるようですから気を付けなければいけませんね!

こんな症状が出ていてもいなくてもアレルギーがあったり、ちょっとした変化が起こったら身体が季節についていけていないと考えるべきです。そのためにはやはり気分転換がおすすめです。自律神経の乱れているときはなかなかやる気が起こりませんが、まずは冷えの改善が大切です。冷えにも種類があり、例えば下半身型、内蔵型、漸進型、そして四肢末端型、その他混合されているものなどあります。特に四肢末端型は自律神経との関係があり、手足の冷えと同時に肩凝りや頭痛を感じやすくなります。パニック障害を発症するときも、手足が急に冷えることがあり、経験した方もいらっしゃると思います。

さて、寒暖差疲労は大体つかんでいただいたと思います。これはこの季節だけでなく、夏はクーラーの中から室外へ出るという繰り返しでも起こりますので、体のバランスをしっかりとっていただかなければいけないということです。それでは年中を通して体のバランスを取り、寒暖差疲労を起こさないための習慣をお話ししましょう。これは何年も前から提唱している八訓の中から特にポイントをピックアップしました。
・入浴→湯船にゆったり入って首を温める(“冷えとり温三首”といい、首、足首、手首を温める)入浴は全身を温めることができる最高の冷え取りです!
・食事→自律神経のバランスにダイエットは重要なポイント!過度なダイエットやバランスの悪いダイエットは疲労のもとです。ダイエット以外でも食事のバランスはとても大切です。おすすめは具だくさんの味噌汁です。
・睡眠→出来るだけ早く寝る努力をしましょう。そのためにはウォーキングなど適度な運動をして、良い睡眠をとるようにしましょう。
この3つであればいかがでしょう?なんとか出来そうですよね。

付け加えますと、日本人のソウルフード“味噌”を使用した味噌汁が断然お勧めです。ただせっかくですので、味噌もしっかり選びたいですね!白味噌、赤味噌、合せ味噌、またその原料なども色々です。ただし“出汁入り味噌”は添加物が多く、しかも遺伝子組み換えとうもろこしが使われている可能性が高いようです。大豆・米・麦・塩に麹菌や酵母の力を利用して使われるはずのソウルフードですから、無添加そして呼吸口付、長期熟成、要冷蔵を選ぶようにしてくださいね!健康な身体作りのためにちょっと気配りも大切ですよ!今週はこれからかなり気温が高くなりますので参考にして下さいね!

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毎日のお手入れや、生活習慣の改善は大変なことですが、後天的な
トラブルは必ず改善しますので、いいリズムを習慣化するよう
がんばってください。
また、ご質問の際、肌の状況、生活、食習慣、年齢など詳しい情報を
いただければ、それだけ適切なアドバイスができるかと思います。
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