今朝は、小雨が降っていて、昨日梅雨が明けていたということはありませんでしたね。
水曜日に蒔いたベビーリーフのタネですが、2日で芽が出はじめ、3日目の今日、すでにこんな具合です。
キッチンガーデンのスポンジ培土より、芽がでるのも早く、背丈も追い越してしまった感があります。
土の方がいいのでしょうね。光、水、酸素、栄養のそれぞれにおいて。
まあ、キッチンガーデンは観賞用ですから。
あまりに窮屈そうであれば間引くつもりですが、
今回は、ベビーリーフとして収穫するつもりなので、しばらくはこのまま見守ろうと思います。
さて、おおた区民大学「地域でいきいきと暮らしていくための知恵」の第3回、「元気に暮らす食事術〜現代栄養学と薬膳から〜」の続きです。
生活習慣病、それに繋がる不健康な生活習慣(不適切な食生活など)は怖いが、予防は大変ではないということでしたが、
では、健康に良い食事とは?
- 食事摂取基準2015(厚生労働省)
- 目的:健康寿命の延伸:平均寿命が延びているが、健康寿命との差は7、8年ある。その間が”寝たきり”。それを短くする(ピンピンコロリ)
- 健康の保持増進
- 生活習慣病の発症予防:早期に習慣を改善
- 生活習慣病の重症化予防:薬を飲んで、医者にコントロールされながら
- 生活習慣病を予防する食事
- 目的:血管の老化を防ぐ
- 減塩:夏場でも塩を取り過ぎない
- 運動でびっしょりかく汗は塩っぱい。この場合は補給するが、じわじわかく汗はしょっぱくない。体が再吸収する。普通の食事で摂る塩分(10g)で十分。
- 減塩は日本で一番成功している。昭和25年から調査をしているが、昔は20g/日。現在は10g/日。これを男性は8g/日未満、女性は7g/日未満に減らしたい。(おおた健康プロジェクトの説明でもありましたね)
- 年をとると、味覚の感覚が鈍くなり、濃い味になりがち。(これも、お年寄りに味蕾がない(未来がない)と、佐伯の校長さんが言っていましたね)しおみくん(塩分計)を使って客観的に塩分を測る。病院においてあるので、自分の味噌汁を持っていって測ってもらうと良い。
- 肥満の予防・改善
- お腹が空いて眠れない、というのは生物学的には勘違い。夜遅く食べたものが消化されず、睡眠に良くない。10時間以上は空腹が必要。ではないと(肝臓に悪く?)血糖値が上がる。お腹が空いた状態で起床して、朝ごはんを食べるのが良い。
- お酒はほどほどに
- 食後の血糖値が上がらない食事
- バランスの良い食事を規則正しく
- 年をとっても、タンパク質はたっぷりと
- 消化する力が減ってくるが、食べる量を減らすと栄養不足になる。汁物で、溶け出したタンパク質を摂取。
- 野菜や果物を積極的に食べる
- 不足しがちだが、果物は果糖が多いので、食後に適量を。痩せないという患者が、毎食後、柿を5個食べていた、という事があった。1個にしたら、痩せて、血圧も下がった。
- 食べた量と活動量のバランスが悪いと痩せない。体重が増えやすい人はいるが、減りにくい人はいない。
- 生活習慣のポイントとしては
- 自分の健康な体重の維持
- 無理なダイエットは筋肉が減って不健康
- 1ヶ月に5kgとかは良くない。500gから1kgは、食事量を減らして、運動を増やせば可能
- 食事と運動でバランスよく
- 1日10分の運動を増やす。5分2回、2分5回でOK
- 家事でもウォーキングと同じ活動量
- 身体の変化は健康診断で毎年チェック
- 体重が増えた時、減った時の健康診断の検査数値を確認する
- 日本人は皮下脂肪がつきにくく、内臓脂肪がつきやすいので、手足が細いまま、お腹がぼてっとでる。西洋人は逆なので、生活習慣病が少ない。同じBMIでも発症体重が異なる。
これは、なるほど、と思いました。日本人って、マッチョになるの大変ですもんね。もちろん、肥満の西洋人の、肥満っぷりはアジア系の比ではありませんが、腕も太くなっていますね。足はどうかな、西洋人って、太っても足は細いから、太ると膝を痛める感がありますけど(お相撲さんとかね)。
- 主菜(タンパク質)、副菜(野菜、海藻など)、主食のそろった食事を
- 最近、糖質制限など流行っているが、タンパク質の分解ができなくなり、老廃物が増えて腎臓に負担がかかり、血管老化に繋がる
低糖質ダイエットは、管理栄養士の下でないと効果がない、と佐伯の校長も言っていましたが、専門家からすると、体重は減るかもしれませんが、健康の観点ではよくないのかもしれませんね。
- 間食は時間と量を決めて
- 朝ごはんを食べて、夕食は軽めに
- 肥満をもたらす生活習慣=>セルフドクターネットのこちらの絵を参照。
- 太りやすい食事とバランスの良い食事の違い
- 300kcalの菓子パン(あんぱん1個ぐらい)は、体内で不燃焼、エネルギーが少なく、老廃物が多く、脂肪が残りやすい
- 800kcalの栄養バランスの良い食事は、体内で燃焼され、エネルギーが多く、少しの老廃物、脂肪が残らない
まあ、自分の場合、活動量が多いので、脂肪で体重が増えてはいないものの、バランスが良くない(麺類だけとか)と、老廃物が多く溜まるのかもしれません。
- バランスの良い食事とは=>食事バランスガイド(厚労省・農水省)のこちらの絵の説明。
- 農水省の資料でもあるので、主食(第一次産業の作るもの)が多くなっているが、主食はちょっと減らして。
- コマ を回すには”ヒモ(菓子、嗜好飲料)”が必要だが、あくまで楽しみであって、主食ではない。お酒は、低糖質なので、〆が欲しくなる。
- 血糖値を上げない食事
- まず野菜から食べる、のは、血糖値の上昇が緩やかになる。血糖値の時間的な変動に山と谷ができなくなる。
- 甘い飲み物は、たまにだけ。果糖ブドウ糖質が含まれている。ノンカロリーのものを。
- あめやチョコをちょこっと食べない。なめている間、高血糖の状態が続いてしまう。
- 高齢になってもタンパク質はしっかりと
- 消化機能が低下するので、栄養不足になりがち、要介護の確率高まる。体力の維持、臓器の機能維持には若い頃と同じくらいの栄養が必要。
- 脂肪の少ない肉を上手に食事に取り入れる
- 代わりに植物性タンパク質
- 卵2個。4個以上からでないとコレステロールは上がらない。コレステロールは細胞壁を作るので、少し高めくらいが、栄養のある食事を摂っている証拠。
- 適量のお酒は「百薬の長」
- 適切な量は、純アルコールにして1日20〜25g(ビール中瓶1本、日本酒1合など)
耳が痛いな。。。
- カロリーOFF、糖質カット、プリン体ゼロ=>アルコールが入っていれば同じ。
- 痛風の原因になる高尿酸血症の悪化に関わるのは、プリン体ではなく、アルコール。
- 糖質の量は、普通のビールで1本10gくらい(なので、糖質カットの量は知れている?)。少なめにするには、美味しいビールを1本、とする。
これは難しいな。美味しいビールはもっと飲んでしまう。。。糖質の観点では、ビールでカットするより、主食でカットする方が効率的だけど、それでは不健康過ぎますね。
- 健康食品、サプリメントに、これさえ飲めば間違いなし、というものはない。
- 本当の効果、副作用を、独立行政法人 国立健康・栄養研究所のサイトで確認しましょう。
- CMなどでアピールされる効果は、500人程度のモニターから。こちらは千人から一万人のモニター。現代栄養学の問題は、ここで分かる。
おおた区民大学のもう一つ受講している「健康維持に役立つ食の知識」の内容も思い出しながら聞いていると、相互に理解が深まります。
(今日の午後、その第3回(最終回)「食の国際化について〜世界の国々の食文化への理解と食の安全について〜」を受講してきます。内容は別途紹介します)
後半は、東洋医学の知恵を利用した健康な食事についてです。
ではでは
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