この間、何の気なしに書いた文章に、森山直太朗の「生きてるのが辛いなら」の歌詞を載せたら、けっこうその記事へのアクセス数が多くて。
最近知ったんだけど、森山直太朗の「生きていることが辛いなら」の歌詞がけっこう大きな物議をかもしだしているそうです。
なんでも “生きてるのが辛いなら、いっそちいさく死ねばいい” っていう歌詞の一文が「自殺を推奨してるのか!」みたいなハナシになっているらしい。
…………………アホ?
これには森山直太朗さん(および作詞した御徒町凧さん)もガックリ…ではないでしょうかねえ。
言っておきますけど(いう必要もないけれど)、ワタシはこの歌詞を読んでも「この歌は自殺を助長してるんじゃないか」なんてちぃーっとも思わなかったですけど。
っていうか、この“いっそちいさく死ねばいい”の一文に、マイナスを捨てて這い上がっていく、プラスの感情、みたいなものを感じて、「なんて言葉の使い方が上手なんだろう~、なんて励まされる曲なんだろう~」…って感激したんですけど…ワタシ…。
ジブンのちっぽけさをあえて協調して、もっと大きい意味での死生観を考えさせるような曲このヒトよく歌いますよね。そこから生きる活力って湧いてくると思うんです。
森山直太朗のこういうところが特にジブンの中では気に入っていたんですよ。だからこの曲、初めて聴いたときから大好きでした。
うわべだけ、「愛」とか「希望」とか「頑張れ」とか、そういう軽い感じではなくてもっと深く考えさせる本当にいい曲だと思いますけど。
近頃、言葉の裏の意味を読めない人って多いんでしょうかねえ…。
すごく不思議なんですけど、「森山直太朗は、自殺を助長してる!!」って、この歌詞を読んで、本気で思って、なおかつ騒ぎ立てている人がいるんですか~!?
まあ、いろんな人がいるからいろんな意見があってもいいとは思うけれど、示された一部だけを取り上げて、やいのやいの言う人がいるんだという事実はちょっと怖いものがあります。
なんだか世界が妙に短絡的になっている感じ…。
これもパパーッとお手軽に情報が得られちゃうネット社会のせいなんでしょうか…?
もうちょっと言葉の奥にある言葉っていうのを大事に考えるようにしたほうがいいと思うんですが…。
大きなお世話ですか…。
「生きてることが辛いなら」 歌詞全文