栃木発「ちゃりあん」ブログ

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日本の名水百選!塩谷町「尚仁沢湧水」遊歩道をゆく その③

2014年06月30日 21時37分41秒 | 歩く
撥水効果のあるライトジャケットの長袖。

一応は「透湿性」があるというが

かなりお手頃なものにつき

その効果は・・・微妙・・・


滝のような汗。


高温多湿とか


息が切れるほど歩いている・・・とか


いろんな理由があるにせよ


滝のような汗をかいてまで


長袖を着続けるには「理由」がある。




さきほど会った4人組は

写真撮影が目的ということもあって

すべて「半袖」。

暑いから無理もないとは思うが




僕は

あえて「半袖」をお勧めしない。



駐車場でお話をした地元の奥さんがこう言った。



「クマは見かけないけど、最近はマビルに注意したほうが・・・」

マビル。


植物の「蒜」ではなく虫の「蛭」。


どんなに長袖を着ていても


隙間があれば肌に吸い付く厄介者。



僕の場合は


紫外線対策であったり

虫刺され対策の「長袖」であるが


植物による「かぶれ」だったり

転倒の際の傷の防止にも


「長袖・長ズボン」は少しは抑止になる。


だから


あえて「汗をかいても長袖」にこだわる、尚仁沢歩き・・・なのです。






緑を求めてここにやってきたが


緑が多いために


気づく色もある。


苔から紅く伸びるもの。





名前はわからないものばかりだが


緑の葉っぱにも


いろいろな形があり


観ていて


楽しいものがある。


虫に喰われて

キレイな形の葉は意外と少ないものだ。





また・・・


水の流れを表現するのは


とても難しい。

さきほどの4人組は

ここでかなりの時間を費やしていた様子。


尚仁沢に来て

「水はあまり興味がない」といえば怒られてしまうけれども

水を撮ることを

僕は得意としない。

だから


あまり興味がない、という。

けれど


練習である。


いろいろ試してみる。













ちなみに

このスポットが


この遊歩道で一番、水の流れを撮りやすい場所のようです。






クマのえさ。


まだまだ熟すのは先・・・






いくら興味がない、とはいっても


名水を感じないで帰るのはもったいない。


そのままは、飲めないけれども


手を水の中へ。



冷たい!



指先から血管を通じて


体内へ針を刺すような冷たさが伝わってゆく・・・



手を拭いて歩き出すと


間をおいて


体がひんやりと感じる。



汗が一気に消えた。



これからの暑い季節には


ここの清涼感は



おススメである。





名水橋の下の河原。






なにやら石を積んだものがいたるところに。





とても細長い木が


そのまま横に倒れロープ代わりに道をいざなう。





橋をわたる階段。


ここからが上り。






いちおう吊り橋なのかな?





透き通る水が青々と。


どれくらい深いのだろうか?





意外とすべりやすい砂地の階段を上る。





ここで


少しだけ視界が開ける。


空が最も近く感じる場所。


雨は降られずに済みそうでなにより。






小高い丘を休まずに下る。





踏み跡を知らせるテープがこんなところに。





やや湿っているすべりやすい下り。


ゆっくり進む。






思えば

尚仁沢湧水群の源泉よりも


さらに奥へ「尚仁沢川」は流れていた。


源泉よりも上に


林道が走っているのも不思議なことではないか・・・








谷をかけおりると


ダムの入口に戻る。






あとは


平坦な道を駐車場へ。






右に四阿が隠れているがスルー





いろいろなチョウは撮ることができなかったので


トンボさんで我慢(笑)







よそ見をしていると



こんな「門番」に体当たりすることも・・・


糸を垂らして


もがいているようにも見えますが・・・


一応、門番、ということに。







川の流れの音にほとんどかき消されてしまったが


それでも


手で鳴らし続けた「熊鈴」。



クマさんは


いつ、どこに潜んでいるかはわからないので


めったに遭遇することはないかと思いますが


「近寄らせないためにも」



熊鈴、ぜひ携行してください。







ゲートが見えました。


駐車場に戻ります。



興味がない人にとっては「ただの緑」ですが


僕は



この緑を感じるために



いまの頃、足を運びました。



春や秋の表情はまた違うことでしょう。



地元だから行ったことがない



そんな方も多いはず。



装備はきちんと用意して


それでも


気軽に


尚仁沢。


出かけてみませんか・・・




遊歩道は終わりですが


まだまだ続きます。


また、明日


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