栃木発「ちゃりあん」ブログ

「知らない」ことを「もっと知りたい」に変えるチカラ。
地元だからこそ、知っているようで知らない世界。その先へ・・・

日本の名水百選!塩谷町「尚仁沢湧水」遊歩道をゆく その①

2014年06月28日 22時12分06秒 | 歩く
深緑がまぶしい季節。

梅雨時期のいま、

晴れても

雨が降っても


その緑の美しさは

この時期ならではのもの。


どんなにコンディションが悪くとも


この時期しかない「色」がある。


その「色」を感じるために


僕はここへやってきた。



栃木県・高原山の中腹。

県民の森にもほど近い場所に


高原山水源の森は位置し


そのなかに


日本の名水百選にも認定されている、


「尚仁沢湧水群」がある。



たいていの人は

「名水」を目当てに来るであろう


もしくは

「写真撮影」として。。。



けれども


僕の目的は


それとはやや異なる。




写真はあくまでも「記録」のためであり


ここに訪れる理由は


「歩くこと」であり


「色」を感じることにある。




空のタンクはないが


山歩きの装備はある。


梅雨時期はなにかと大変ではあるが


覚悟の上


一路、塩谷町へ・・・





・・・・・・・・・・・・



国道461号線を


矢板市内から鬼怒川方面へすすみ


塩谷町役場付近から北上



くねくねと山道を登りながら


やっとのことでたどり着いたのは







駐車場。


この日は2台が停まっていた。





高原山水源の森。


この一角に





尚仁沢湧水の源泉はある。


日本の名水百選に認定されて


遊歩道が整備された。



ここを一人で歩きます。



まずは駐車場にあるトイレを借り

その後

2台のうちの1台の持ち主と思われる奥様に声をかける。

「もう(湧水地には)ゆきましたか?」


奥様「いえ、私、ここ(トイレ)の清掃に来たんです」(笑)


続けて


「実はここまでは何度も来ているのですけど、湧水地にはまだ行ったことがないのです」・・・


とのこと。


意外と地元の人間ほど


地元に足を踏み入れにくいもの。


そんなものかもしれない。



だが



やはり



女性独りでは不安・・・・


それが大きな理由の様子。



ならば


地元の方なら聞くことが一つ。それは・・・


「最近、クマってどうですか?」


奥様「あぁ、最近は目撃の話は聞かないですね」


ふぅ


気分的に安心。


奥様のクルマ以外の、もう一台のクルマは無人。


「これは、湧水に行っているに違いない」



先に人がいれば


さらに安心。


僕は


違う意味での「ドキドキ」を感じながら


山歩きスタイルに切り替え


一路、湧水群へ。





この看板は何度も見かけたが


僕自身、まだクマに遭遇したことはない。


ビクビクすることはないが


遭遇したことがないからこその怖さを引きずり





1.5キロを目指す。





県道を渡り





恐怖を増幅させる案内を見て





徒歩以外立ち入り禁止の


その先へ。






橋を渡り



左下に”あずまや”を見つけると





ダムの入口へ。


アスファルトはここまで。





湧水地へは


崖にへばりついて沿う細道で。


ダムの水の音で


足音は消されている。


崖上の木々の間から


もし、クマが出てきたら・・・



・・・・


自然と足早になるのです(汗)








まっすぐ進むとダム管理施設。



湧水へは



右の・・・





いきなり山道へ。


ここから800メートル?



あれ?


もう700メートル歩いたの???







上りです。


クマ・・・怖いです。




それ以上に


湿度の高さと


上りの過呼吸で



汗が滝のように流れます。


決して


名水にはなりませんが・・・


大量・・・です・・・


小高い丘にかけあがると





すぐに階段で


鬼のような下りがまっておりました。


下が・・・



見えません・・・・








すべらないよう、ゆっくりと下ると



今度は吊り橋でしょうか?







名水橋という名前のようです。


ネーミング、微妙です。。。







雰囲気は那須の弁天吊り橋の感じ。






渓谷美を感じます。



緑。


それだけです。






「色は緑であっても、同じ緑は存在しない」


この風景の緑は



ここにしかない。



この時期にしか、ない。。。





名水橋からさらに階段で下り


地面に這うと






右の木々の隙間から


河原が見えた。



相変わらず


クマにおびえながら


前後左右をキョロキョロ。



しかし・・・







目の前に


「人」発見!


女性のグループでした。



「こんにちは」


あいさつをすると


すぐに



「汗すごいですね」と



女性に驚かれました。



まさに滝のような汗。。。




僕、じつは


長袖の上着なので。



高湿度と


速足の過呼吸



そして



クマへのビビり。。。




汗は滝のまま



拭いても乾くことがありませんでした。




女性は


ほんとうに驚いていました。



すでに停車していた1台のクルマのグループに


ここで合流。




独りではなくなりましたが


このグループさん



僕より先にスタートしていながら


写真撮影に夢中で



ここで合流。



まだ続けるようなので



僕が逆に追い越すことに。。。







邪魔にならないように


この場所で撮った僕の一枚。



源泉はまだ先のようなので


お先です!






再び一人です。


水の音と



鳥の鳴き声はずっとですが



クマに


僕の存在は伝わっているのでしょうか?



音、聞こえますか???







苔の美しい石を撮影しようと構えたら


右下の石に


「蛇」さんが延びているのが見えました。



あわててピクッと震えると



その蛇さんも


驚いて逃げてしまいました。。。



蛇、撮れなかったですね。



残念。



※はぁ、びっくりしたぁ







残り500メートル。



あと1/3のようです。



がんばります。






いったん川の流れから遠ざかる森の道へ。






大きな花はこれだけです。


名前はわかりませんが・・・





相変わらずビビりながらの


お散歩ですが



緑ばかりの風景が


なぜか新鮮に見える道。



この先に


何が待ち受けることでしょうか。



この先は


また


明日。


1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
尚仁沢湧水 (フルリーナ)
2014-08-25 21:21:12
はじめまして
尚仁沢の核最終処分場の地元の方々の反対署名です。よかったら読んでみてください。
尚仁沢の水、守りたいです!
http://blogs.yahoo.co.jp/fururina2000/67370805.html 削除
返信する

コメントを投稿