8月20日。
仕事を終えて帰宅しようとすると
「ごろごろ」と
黒い雲とともに
雷鳴が聞こえてきた。
音は少しずつ大きくなり
音の間隔も縮まってきているようだ。
「これはくるな・・・」
そばにいた誰もが家路を急いだ。
途中、大雨。
しかも、途切れなく落雷の光と音・・・
クルマを停めて
落雷の瞬間を撮影することなど
さすがにできなかった。
真上で落 . . . 本文を読む
7月のある日。
車を走らせると
ちょうど日が暮れるときだった。
もう勢いはないけれど
最後の光を放つとき。
珍しいものではないが
その日は
それが目から離れなかった。
良く見える、田園風景のなかに
僕は動いた。
毎日、気が付くと
僕は空を眺めていて。
あまり運は良くなくて
虹とか
彩雲とかを
毎日、そらを見上げている割に . . . 本文を読む
僕にとって
市立図書館の存在は大きい。
小学生のころ
突如として知らされた「図書館」のオープン。
初めて中に入ったのは
小学校の「社会科見学」だった。
四角い厚紙でつくられた「図書貸出しカード」を渡され
学校の図書館よりも本の多い
それはそれは未知なる世界に
僕らは圧倒されたものだった。
入口をからすぐ左。
「親子閲覧室」。
その奥に
「こども . . . 本文を読む