IQがとんでもなく高い子供達。「末は博士か? 大臣か? と持てはやされた神童たちは 今どうなってるのか?」 そんな記事があったので 興味深く拝見しました。
●高校2年生で相対性理論を理解。日本初の“飛び級”で、ある大学の工学部へ入学した方は、現在 トラック運転手。●司法試験一次を史上最年少の中学3年生で合格した方も、IT会社を起業! 解散! ●6歳の幼稚園児が書いた童話が SF童話大賞を受賞! と騒がれた方は 現在 弁護士。●日本漢字能力検定1級に小学5年生で合格した方は、現在 新聞記者。
と・・ある意味、普通の暮らしをしていらっしゃる。これを見ても、やはり 人生はそれぞれで・・周囲の期待へ答えるより 好き事をするのが一番かも! と感じてしまいますが、同時に あまり “学生時代の学力と仕事との相対関係はない” ようにも見受けられます。
ならば、社会人の能力とは? 仕事の遂行能力とは? いったい どんなものなのでしょう。試験で資格・昇進・立場などが決まる 公務員や“士”のつく職業といった特別なものを除けば・・机上と現実との差が大きく関係してるのでは?
筆者も いろんな資格を取得してますが・・たとえば 医療関係の資格だけで 患者さんのお役に立てるか? といえば、まったく自信もないし、できる気もしないのが実情。なので・・若い頃に取った資格で、本来 付くべき職種には就いてないんです。(大学まで行かせてくれた 親には本当に悪い事をしてますね)
けれど、こうも思うのです。学生がリアルな現実を知り 体験できる場所ってどこにあるのか? と・・キッザニアの職業体験とか、アルバイトや留学なんてものじゃなく、真の医療とは? 職業とは? 経済とは? 社会とは? これらを余すところなく 彼らが趣旨選択する目的で 必要なものを必要なだけ提供できる場や機会の事を申し上げてるのですが・・
もし、これらが無い! としたら、彼らは いかに将来設計をし、就職先や職種を決めてるのか? 当然、ネットの情報や周囲の大人・環境・勧めなどに、自身のイメージとなるのでしょうが、それらは皆、あまりリアルなものではない気がします。
どれだけ情報社会になろうと、いくら多様性の世の中と称されても、リアルに優るものなし! やってみる事の大切さや 社会経験を通じた人生実験を重ねる事など、自分でやらなきゃ仕方ない、身にもつかないものばかり。これが 学歴・地位・資産・立場・肩書き 偏重社会の実態かもしれませんが、私たち大人が 少しでも 彼らに現実を知り経験してもらうチャンスを提供してゆく! そんな社会になればいいなぁ。と常々考えてる次第です。