喫茶去(きっさこ)
~本物のもてなしの心~
お茶を飲んでいきなさい、立場の違う人にも、全て同じおもてなしの心で接するといった意味。
好きな人や、金持ちや身分の高い人が来れば鄭重(ていちょう)にもてなし、
嫌いな人や貧しい人にはいい加減な対応をしてしまいがちである。
分別を入れず、誰に対しても計らい無く、真心から接して行きたいものである。
たとえば。。。
ある時、家を建て替えたいという会話から、それならと薦めた建設会社の真心からかけ離れた対応…
基礎工事の土台は後からやり直しが利かないから、きちんと鉄骨を組んで地固めしてください。
それだけは(ベタ基礎工事)お金が掛かっても良いから、ちゃんと工事してくださいね!
とお願いしたはずが…
10年経って手狭になってしまった間取りをリフォームしようと、再度同じ建設会社に相談したところ意外な対応にがっかり…
やむなく別の建設会社に相談したら、色々な問題が発覚しました。
増改築の許可を得る為の項目が、不実な申請のお陰で、すべてが妨げになってしまいました。
素人目には分からない問題が浮き彫りに…
リフォームを依頼した家族の方達は、建築に関しては全くの素人でしたから信頼して任せたつもりが!
ましてや、建設会社が見積もったリフォーム費用は、とても納得のいかない見積もり。
しかも、何とかやらせて欲しいなどと言う台詞は、全く無かった…
信頼していた建設会社だけに、目に見えないな不毛な仕事に激怒、落胆の思い、どこへ怒りを向けたらいいのか!
一生懸命、思考錯誤の思案の末、土地を購入して坪数を増やしても増築の許可が下りず…家庭崩壊寸前です。
家族の為と思った計画が…やりきれない日々が続き、あれやこれやと色々な手段を尽くしました。
増改築の許可が出ない…混沌とした毎日が続きました。
それでも諦めずに前向きに取り組んだ息子さんの甲斐あって!
お陰さまで、とても良心的な建設会社の方が妙案を提示してくださいました。(^。^)
誠実な建築家の方は、思考錯誤の末、同じリフォーム費用で新築の家に建て替える提案をしてきたのです。
その家族の息子さんが偉いと感心したのは、心ない建設会社に対して、会社、その方を恨むこともなく、
自分の無知から来た失敗と受け止めて、自分の試練、成長と考えて家族の幸せの為に、一生懸命取り組んだスタンスです。
そして、今回の一世一代の様々な経験から、とても大切な学びを得ることが出来ました。
ありがとうございました。良くも悪くも関わったすべての方に感謝です。
ただ、このような事例から、自分の知らない専門分野の依頼は、何を目安にすればいいのか?
これは、自分を高める。自分を信じて成長すること。
良いことも悪いことも自分の受け止め方次第です。
自己責任に尽きるのですよね。
そして、「自分の人生はついてる!ラッキー」(*^^)vと思うこと。