いつか また 韓国?

韓国の似ているところ、違うところが気になります。 そして自然大好き!

お喋りにお付き合いください

「モンゴル」

2013-03-27 21:15:53 | 映画

とにかく、浅野忠信が格好良いとハングルで知らせてきた彼女のメールに触発されて見ちゃったわけです。

確かに浅野さんは 猛烈に格好良かったです。

全編モンゴル語で語り、馬を乗りまわし、 彼の顔立ちが野生っぽくて、アメリカ人の血筋を継いでいると聞いたことがあって、 そんな事も彼の存在を際立たせていました。

  彼のファミリーヒストリー・・・・・こちら

まず、モンゴルの自然が良いです。

これを見たら もう一回モンゴルに行きたくなりました。

撮影は、中国や違う所で撮影したらしいですが、 映画を見ていて、これぞ、モンゴルって思ってしまいました。

そして、背景に流れる音楽、 それは男の低い太いホーミーで これがモンゴルの風景で流れていて、ぴったりとあっていました。

ジンギスカーンという人物が 出来あがっていく所までを描いています。

子供の頃、 父に連れられてやってきたのは、自分の花嫁を選ぶ所。

そこでは、おませな女の子がいて、 「私を選んでね」とつぶやきます。

この子こそ、かれの妻となる女性だったのですが。

父は、妻の条件として、顔は月のように丸く、眼は小さくつりあがり、何より強い足を持っていること・・と教えます。

この妻役の女性は、 本当にモンゴルの新人女性で。 配役は映画の撮影でやってきてから、選んだと聞きました。

彼女の風貌がこの映画に無くてはならない物となっています。

たとえ、他の男に抱かれても、彼女は 牢獄にとらえられた自分の亭主をすくいにやってきます。

そして、一方、途中で略奪された彼女をすくいにやってきた彼の前には、既に他の男の子を宿した彼女がいるわけですが。

それを見て「俺の子だ」と言ってのけるところ。

全編を通して、 モンゴルの精神のようなものを感じさせます。

以前、モンゴル人の大らかさを読んだことがありました。

娘がたとえ、 身ごもり、男が去っていても、家族はそれを喜んで受け入れる。

馬に乗って、やって来る男女の営みも旗を立てて、野外でとも。

農耕民族とは違う騎馬民族の精神は、この自然との関わりも考えると納得です。

 

記憶に残ったのは、

彼女のたくましさ。

次にあうのは、何年後だろう。 と。

そう思いながら、使命のある亭主を送り出すことが出来る女性。

涙があるわけではありません。

自分は子供達を育てる使命もありますし。

この映画の中では、彼をガイドしていく役目もありました。

彼の使命を全うできるように、短い言葉でつぶやく。

そして、揺らがない彼女への一直線の愛が彼にあったこと。

すがすがしい作品でした。

 

何より、やはり自然の広大さ。 素晴らしさ。

そして、ホーミー・・・・

ソウンでなくても、私も誰かに薦めたい作品です。

旧作ですので、TSUTAYAで100円でした。 

 

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