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植物の戦略とは?

2006-07-14 | 【驚・怒 雑学】
         ※ バロサウルス 


6 前回の日記はこちら 


大地を覆い尽くした巨木の森の中で、巨大恐竜達の繁栄が始まりました。
体長20M~30M、10tバロサウルスはその巨体を更に伸ばして二本の足で
立つことができたと考えられています。  




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そうなると、植物の新たな戦略が始まります。
杉や松などの裸子植物は、風媒という方法をとることによって、乾燥地帯への進出に
成功しましたが、受精が完了するまでに時間がかかってしまいます


しかし、新しく誕生した花はその弱点を飛躍的に改善させます。 

花は美しいだけではなく、実はとても成功した植物なのです。その理由はもちろん
昆虫と関係を結んだことにありますが、更に重要なのは、花はとても速く世代交代
する
という事です。花をつけた植物、つまり被子植物は裸子植物に比べて
遥かに速く繁殖でき、速く成長することができるのです。 



 

こうして、恐竜が暮らす巨大森林の片隅で、花と昆虫は互いに助け合いながら進化
してきました。はやがて花粉よりも魅力的なを作るようになり、その結果、
蜂や蝶などの蜜を吸う昆虫が新たに生まれたのです。


昆虫は花の誕生をきっかけに爆発的にその種類を増やしていきました。
しかし、花をつけた 植物が増えはじめると巨大な森林は次第に減っていったのです。







2巨大恐竜達は花をつけた植物を食べることができたのか? 


巨木の森で生まれ裸子植物に適応して進化した巨大恐竜は、
花をつける新しい植物を食べることができなかったのではないかと考えられています。
花が繁殖し始めた頃には恐竜は巨大化していましたから、背の低い花を 
食べる事が出来なかったのではないだろうか。 



花が一気に勢力を増していった白亜紀、北米大陸のジュラ紀に少なくとも
10種類以上いた巨大恐竜達は、わずか1種類をのぞいて絶滅
巨大恐竜達の楽園は終わったのです。





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その1種類とは、前回の日記にも登場したトリケラトプス(体高3M)。 

その化石のほとんどは花が広がる暖かい地域から発見されています。
彼らは新しい植物、花に適応して繁栄した恐竜だと考えられています。 



※ 子供を産み、乳で育てる新しい繁殖方法を持った生物です。中生代の初期に絶滅。

トリケラトプスの繁栄の影で、花をつける植物はさらに進化をします。
白亜紀末期にはネズミくらいの大きさの哺乳類が誕生していた話を
前回しましたが、この哺乳類が被子植物の実を食べるようになったのです。
そして哺乳類は実や果物を食べる事で種を蒔き散らしていました。 




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昆虫と手を結ぶことで効率よく種をつくれるようになった花は、さらに
果物という新しい武器をつくって種を運んでもらおうとしたのです。 

そしてそのサインに答えたのが哺乳類種は果物を食べた後吐き出されたり、
あるいは糞と一緒に排泄されたりして遠くまで運ばれます。 

こうして動けない植物はさらに勢力を広げることができたのです。 


植物の進化の話をしていたつもりが、恐竜の繁栄と絶滅話になった感じw。



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