瑞原唯子のひとりごと

ガス燈


ガス燈。1944年製作のサスペンス映画。

序盤のバウアーからの手紙が見つかった時点でだいたいの察しがつくし、ポーラは正気を失っていなくて夫がそう思わせるように仕組んでいるんだとはわかっていたけど、だからこそ鬱憤がすごかった。夫の手口が巧妙すぎて怖い。あんなことがつづけばだんだん自信がなくなって追い込まれていくよ。

最後に夫と対峙したシーンはヒヤヒヤ。支配していたものと支配されていたものを二人きりにするのはどう考えてもマズいだろう! 夫の言いなりになって逃亡の手助けをさせられてしまうのか、あるいは怒りのあまり夫を殺してしまうのか…とめちゃくちゃ緊張しながら見ていました。まあ結果的にはたいしたことなくて…もっと狂気の演技で恐怖に陥れてやればよかったのに、とか思ってしまった。

結局、ナンシーはただ態度が良くないだけのメイドだったのか。夫のたくらみに手を貸したりしているのかと思っていたけど…こういう態度の悪いメイドを雇ったことが夫の策略だったのかも。

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