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転 覧 記

ほぼ展覧会レポ。たまに読書記録。

《ミュージアムグッズ紹介》 起こし文

2009年12月28日 23時02分02秒 | ミュージアムグッズ
◆グッズ紹介

今回ご紹介するのはこちらの絵はがきセット。





一見、普通の絵はがきに見えますが・・・

実はあちこちに切れ込みと折れ目が入っていて、
それに沿って組み立てると、昔懐かしい町並みのジオラマに変身します!




まあよくあるアイテムだとは思いますが、もらうとちょっと嬉しい一品です。

山岡進さんという方が作られているようで
興味のあるかたはこちらの山岡さんのサイトをご覧いただくと
「起こし文」「起こし絵」をより深く知ることが出来ますのでどうぞ。


◆どこで買える?

私は東京ミッドタウンのガレリア3F、サントリー美術館のはす向かいにある
ワイス・ワイス トゥールス」というショップで見つけました。

ほかにも「ていぱーく」のミュージアムショップなどで販売されているようです。
ネット販売もあり。

詳しくはこちらのページの末尾からどうぞ。


もう手遅れ?かも知れませんが、鏡もちが飛び出す年賀はがきもあるみたいなので
これから年賀状書くぞ!という方にお勧め。


平常展(2009年12月)@東京国立博物館

2009年12月28日 00時31分46秒 | 展覧会
ひさしぶりに東博の平常展の感想。
ほんとは月に2回くらい行ってるんだけど・・・なかなか書けず。

今回は本館の近代美術コーナーに
川瀬巴水の「東京十二景」から10点が展示されてたので、また写真とってきました。
展示されていないのは「春の愛宕山」「井の頭の残雪」の2点。
東博は所蔵してないのかなあ。残念です。

ただの展示は、版画としては珍しく額装ではなくガラスケースでの展示なので
絵肌の質感までよく見えていい感じです。


このエントリでは10点から3点だけご紹介。いずれも画像クリックで拡大します。

◆深川上の橋


新版画は夕焼けが美しいのがひとつの特徴だと思います。

水面の色は遠景と近景では色相が間逆、
しかも反転してるエリアはすごく狭いのにも関わらず
グラデーションが自然でまったく違和感がないのが凄い。

どうやって重ね刷りしてるのか素人には想像つきません。


◆駒形河岸


こちらはこの秋の江戸博の新版画展でも展示されてました。
構図の面白さで有名な作品。

視界全面をみっちりと埋めるようにそそり立つ竹垣。
圧迫感さえ感じますが、それによって隙間から覗く青い川面と空の広さが際立ちます。

近景に柱や樹木などを置いて、背景に空間的な広がりを与える構図は
日本の浮世絵に特有のものでしたが、
本作はそれを更に進めたものと言えるかもしれません。


◆雪の白髭


小屋の屋根の部分をよく見ると分かりますが、
地の白と彩色による白を使い分けています。

また写真だと分かりませんが、
空刷りによって積もった雪の輪郭に沿って紙に凹凸を付け、
ふわりとした様子を表現しています。

新版画の雪の質感の凄さは、実物をみないと分からないと思いますので
もし機会ががあればぜひ見に行ってみてください。



※画像掲載に問題がある場合はご指摘ください。削除します。

ガーデン・イルミネーション@国立西洋美術館

2009年12月27日 22時15分35秒 | Weblog



上野の国立西洋美術館の前を通りかかったら、
前庭をイルミネーションで飾りつけたり、ロダンの彫刻をライトアップしてた。

写真を何枚か撮ってきたので、フォトチャンネルにアップしました。

《ミュージアムグッズ》 フラワーベース

2009年12月27日 00時21分37秒 | ミュージアムグッズ


# 画像クリックで拡大します

◆グッズ紹介

カラフルなフラワーベース(花瓶)ですが…

実はコレ、もとは平らなプラスチックのシートです。
水を入れると立体的に膨らんで自立するようになるしかけ。

1~2輪くらいの花を生けることができます。
デスクや窓際に飾るのに丁度いいサイズ。


◆どこで買える?

埼玉県立近代美術館のショップと、六本木ヒルズ アート&デザイン ストア
販売されているのを見かけました。

ネットでは こちらこちら で購入できるようです。

2つセットで800円ちょっと。
気軽に取り替えていろんなデザインの花瓶を楽しめるのがいいところ。

《ミュージアムグッズ紹介》 「国宝土偶展」@東京国立博物館

2009年12月21日 00時22分49秒 | ミュージアムグッズ




東京国立博物館で開催中の「国宝土偶展」の特設ショップの模様をレポートします。

今回は、goo ブログの新機能「フォトチャンネル」を使ってみました。
いわゆるウェブフォトアルバムの goo 版のようです。
こちらのページからどうぞ。

なお写真を撮り忘れたのでフォトチャンネルでは紹介していないのですが
「土偶キューピー」というなかなかエキセントリックなグッズもありました。
気になる方は、画像検索してみてください。

それにしても一番インパクトのあるグッズを撮り忘れるとは不覚・・・

(掲載に問題がある場合はコメントでお知らせください。エントリを削除します)

「国宝土偶展」 @東京国立博物館

2009年12月20日 12時10分13秒 | 展覧会
しばらく大英博物館に出張していた土偶オールスターズの
凱旋記念公演?に行ってきました。



画像はガシャポンで当てた国宝ビーナス土偶です(クリックで拡大)。
グッズについては暇があればまた別エントリで。


2007年から約2年間、
「仏像の道」の特集陳列をやっていた本館入り口正面の部屋で開催。
東博の企画展としてはこじんまりとした規模。

でもお客さんは結構入ってましたので、
ゆっくりじっくり見たい方は早めに行ったほうがいいと思います。

会場のそこかしこで聞こえたのは、「意外と面白いね」という声。
科博のシカン展のときと似た反応だと思いました。

自分はあまり平成館の考古展示には行かないので
恥ずかしながら、ほぼ全ての土偶が所見。

正直、土偶にこんなにバリエーションがあると思いませんでした。
何千年も日本各地で作られ続けたのだから、考えてみればあたりまえですけど。

以下、展示品の感想。


◆遮光器土偶
よく宇宙人みたいと言われる有名なアレ。「ザ・土偶」。
会場でも“これこれ、土偶といえばこういうのだと思ってたよ”という
声が聴かれました。

顔のゴーグルみたいなものは、シベリアの極北民族の防寒具に酷似してるのだとか。
もし関連があるとしたら大陸とどのような繋がりがあったのか、想像が膨らみます。


◆十字型土偶、
ムンクの叫びみたい。もし魔よけだとしたら効果テキメンぽい。
初期の土偶は、板状で自立できないというのは知りませんでした。


◆国宝ビーナス
エロい。あとうずまき帽子がかわいい。
釣り目なのは何故なんだろう。
ガシャポンで当てたフィギュアは、細部まで本当に良く出来てる。


◆国宝 中空土偶
堂々と胸を張る様子が印象的な土偶。
今、勝手に名付けるとしたら「オードリー春日土偶」。
・・・おへその周りの模様はギャランドゥなのでしょうか

◆しゃがむ土偶
ひざを抱えてしゃがみこむ土偶。
祈りをささげるポーズ、という説が有力みたいですが
そのまま見ると「あーしんど…」といってるみたいに見えます。


◆土偶把手(とって)付き深鉢型土器
口縁部に中を覗き込むような人形が取り付けられた器。
夏の「染付展」の「古染付一閑人火入れ」を思い出しました。

豊穣を願う意図があったのではないか、という解説がありましたが
ただ単純に「器の縁に人形つけたら面白いだろうなー。じゃあつけよ。」という
遊び心が人類共通なだけなのじゃないかと思ったり。


◆イノシシ型土製品
すこしリアルに作った蚊取りブタみたいでかわいい。
つい先日、ヤフオクで似たものを見かけました。
贋物なんだろな・・・



友達・カップルや家族で行くと楽しい展覧会だと思います。

「オレ、もう2週しちゃったよ」という男の子に対し
「えーお父さんまだ半周だよ。ちょっと待ってよ」と会話してた親子が
微笑ましかった。

「ユートピア 描かれし夢と楽園」展 @出光美術館

2009年11月20日 00時47分44秒 | 展覧会
こちらも先週末に行ってきました。
日本人が思い描いてきた理想郷ってどんなものだったの?というテーマの展覧会。

よく天国の絵と地獄の絵とでは、地獄の絵のほうが断然面白い、なんていいますが
楽園の絵ばかり眺めてほんわかするのも良いもんだ、なんて思いました。


◆吉野龍田図屏風

右隻に満開の桜、左隻に真っ赤に色づいた紅葉、という大降りの屏風絵。
花見と紅葉狩りが同時に楽しめるという贅沢?な作品。

龍田は「嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は 龍田の川の 錦なりけり」のあの龍田。

屏風絵や掛け軸は、少ししゃがんで畳に座った目線から見るのが正しい鑑賞法だ!
と勝手に思っているのですが、この作品は特にその見かたをお勧めしたいところ。

空いっぱいに枝を広げ、頭上に覆いかぶさるように咲き乱れ茂る桜や紅葉を
下から見上げているような感覚を味わえること請け合いです。


◆四季花鳥図屏風 山本梅逸

これは出光の所蔵品の目玉のひとつと思うのですが、何度みても楽しい作品。
この作品の前に立つと、人知れず在る山間の鳥たちの楽園に
迷い込んだような気分になります。

そこかしこで会話を交わしているような、表情豊かな鳥たち。
もし彼らの言葉が解かれば盗み聞きしてみたい、そんな気持ちになれる一品です。


◆口出蓬莱図 富岡鉄斎

ぶふあぁっと、口から気?を頭上に吐き出して、
その気の中に蓬莱山を幻視させている仙人と、
その様子を後ろから「凄え!」と眺めてる子供の図。

良く考えると何だか良くわからない画題なんですが、考えたら負けなのかもしれません。
画中の子供と一緒に「凄え!」と驚いて見せるのが正しい楽しみ方でしょう。(←適当)


◆雪月花図 冷泉為恭

雪の積もる梅の枝を手折って月を見上げながら詩歌を吟じる男性。

夜空の群青色と濁った月の色彩が何か退廃的な感じがして
脈絡なくルドンを思い出しました。

全体としては清新な雪景色の絵なんですけど。


◆百寿老画賛 千涯

百歳の老人が百人そろってお祭り騒ぎの図。
その顔という顔はほとんどラクガキレベル。
ミッフィー(・x・)に髭生えたみたいな爺さんもいるし。

酔っ払ってツイスト踊ってる爺さん、疲れて人のひざの上に乗ってる爺さん、
酔いつぶれて背中合わせで寝てる爺さん・・・自由すぎ。


なおこの展覧会は前期・後期で展示替えがあり、
後期には酒井抱一の「十二ヶ月 花鳥図屏風」が出るそうです。

抱一は同じ画題のシリーズをいくつか描いていて
先日の「皇室の名宝」展1期でも別バージョンのものが展示されてました。

知ってたら後期に来てたんだけどなあ・・・
時間が許せばまた来ようと思います。後期は12月1日から。

特集陳列「呉州赤絵」 @東京国立博物館

2009年11月18日 00時19分26秒 | 展覧会
先週末、東京国立博物館の本館の特集陳列「呉州赤絵」を見てきました。

閉館間際だったとはいえ、「皇室の名宝展」2期の喧騒をよそに
本館はいつもどおりガラガラ。
じっくり見れていいけど、何かもったいないなあ。


で、本題ですが・・・

展示の第一印象は "部屋中 赤・赤・赤!"
鮮やかな赤い器ばかりが陳列されているのは、なかなかインパクトがあります。

この夏に開催された「染付展」の "部屋中 青・青・青!" を思い出しました。
アレのカウンターパートと思ってこの展示を見ると、
また違った面白さがあるかも知れません。

「呉州赤絵」とは、16世紀末~17世紀はじめの明代末期に
中国南部・漳州の窯で焼かれ、日本や東アジアに広く輸出された磁器で
赤や緑の絵の具による力強く奔放な絵付けが特徴だそうです。
近年、窯が発見されて研究が飛躍的に進んだ、とのこと。


以下、特に気に入った3点をご紹介します。

「五彩獅子牡丹図大皿」

 コレだけキャプションがなかったので、
 余り重要な作品ではないのかもしれませんが
 個人的には一番気に入った作品です。

 中国の陶磁は器面が枠で分割されて
 理知的にデザインされたものが多いような気がしますが、
 これは朝鮮の陶磁みたいに伸び伸び描かれてて好きです。


獅子もリラックスした感じだし
鳳凰も自由気ままに飛行を楽しんでいるように見えます。


「五彩麒麟図皿」
次点はこちら。

キャプションによると中央の図像は
「腰を落とし、前足を伸ばして座る麒麟の姿」らしいですが
・・・私は判別できませんでした。

外周を泳ぐ魚のスピード感が気に入りました。




 「瑠璃釉双龍文大皿」

 漳州の釜では赤絵ばかり焼いていた訳ではなく
 このような皿も焼いていたそうです。

 「瑠璃柚を掛けた地に、青花の藍色、鉄絵の褐色、
 そして白柚を搾り出した手の込んだ作例」とのこと。
 赤絵とは異なり、抑揚を抑えた線描が特徴だそうです。


でも全体の雰囲気としては、やはり飄々とした印象。
コーヒーの表面に浮かぶミルクのような文様は、気流の乱れでしょうか。
これにより、空で激しくのたうつ龍の動きが強調されて見えます。


他にも、呉州赤絵に影響を受けた日本の京焼きなども
関連作品として展示されていました。

ギャラリースコープを選ぶ その3

2009年11月15日 00時48分17秒 | 展覧会
「ギャラリースコープを選ぶ」のその1その2のへのアクセスが多いみたいですので
追加でご参考になると思われる情報をご紹介します。


◆至近距離用のミュージアムスコープ

私が購入したニコン HG 5x15Dは レンズも良く片手で操作しやすいものの
ごく至近距離(20~30cm)で工芸品を見るのには向きません。

至近距離での使用が必須のかたには、
その2でもご紹介したツァイス Mono 6x18Tをお勧めします。

また、ツァイス製以外にも焦点距離が十分短い製品は幾つかあります。
倍率、明るさ、アイレリーフの面で多少不利になりますが、
これらの性能についてそんなに気にしないよ、というかたには
例えばこちらの製品なども検討の対象になると思います。

ケンコー
http://www.kenko-tokina.co.jp/optics/monoculars/
 ・リアルスコープ 8x20    (倍率8倍、明るさ6.2、焦点距離 30cm)
 ・リアルスコープ 6x16 ミニ (倍率6倍、明るさ7.2、焦点距離 25cm)
 ・リアルスコープ 6x16 EX (倍率6倍、明るさ7.13、焦点距離 25cm)

ビクセン
https://www2.vixen-m.jp/marketingshop/webshop/binocular/monocular/
 ・マルチモノキュラー 4x12 (倍率4倍、明るさ9.0、焦点距離 20cm)
 ・マルチモノキュラー 6x16 (倍率6倍、明るさ7.3、焦点距離 25cm)
 ・マルチモノキュラー 8x32 (倍率8倍、明るさ6.3、焦点距離 25cm)


◆美術館・博物館で使える双眼鏡

その後、美術館用の双眼鏡はないの?と訊かれたのですが
敢えて挙げるとすれば次の3機種。

ペンタックス 
http://www.pentax.jp/japan/imaging/binoculars/short/papilio/
 ・Papilio 6.5 x 21 (倍率 6.5倍、明るさ10.2、焦点距離 50cm)
 ・Papilio 8.5 x 21 (倍率 8.5倍、明るさ6.3、焦点距離 50cm)

ニコン
http://www.nikonvision.co.jp/products/binoculars/highclass/x15.htm
 ・5x15D CF     (倍率 5倍、明るさ9.0、焦点距離 1.2m)

Papilio はアイレリーフも15mmと十分ですが、問題はその大きさと重さ。
美術館・博物館で使うにはちょっとムリがあるような・・・。
ただ実際に使われてる方もいますので、大きさが気にならない人にはお勧めです。

一方のニコン 5x15D CF は比較的小型で使いやすいものの、
焦点距離がやや長いことと、やや高めの実売価格(3~4万円)がネック。


なお小型の双眼鏡としては、比較的近距離(数十センチ)で合焦する
ツァイスのオペラグラスの名機が合ったらしいのですが、
30年ほど前に生産中止となり今では入手困難だそうです。残念。

《ミュージアムグッズ紹介》 サウンド・チューブ

2009年11月14日 02時33分22秒 | ミュージアムグッズ
◆グッズ紹介

ただの金属の筒に見えるこのグッズですが・・・

どのように使うものなのか、百聞は一見にしかず、まずはこちらの動画をご覧ください。




つまりは、コポコポとボトルからグラスに水が注がれるときのあの音を楽しむ、
ただそれだけのための道具。

しかし私のような水フェチ?にはたまらない一品です。
傾け方を変えれば、水の音の表情もさまざまに変化します。


この道具を作られたのは、作曲家の故・吉村弘さん。
日本の環境音楽のさきがけであり、第一人者であられたかたです。

生前にはこの「サウンドチューブ」を使ったサウンド・パフォーマンスを
実演されたともあったとか。できれば聴いてみたかった。



◆どこで買える?

私は神奈川県立近代美術館・葉山館のショップ「オランジュブルー」で購入しました。
グッズの紹介ページはこちら
通販が可能かは不明ですが、商品に対する問い合わせは受け付けているようです。


同館のオープニングセレモニーの音楽を、吉村さんが作曲された経緯があり
こちらのショップに置かれているようです。
吉村さんが亡くなられたのは、葉山の仕事をされた3ヵ月後のことだたそうです。

水の音とともに、手のひらに響く微かな振動も心地良いアイテム。
いつも激しい潮騒の聞こえる葉山館にふさわしいグッズではないでしょうか。

《ミュージアムグッズ紹介》 川瀬巴水「十和田湖」 再出版 限定70部

2009年11月12日 22時21分19秒 | ミュージアムグッズ
◆グッズ紹介

今回は、グッズというより美術品?

大正昭和期の版画家・川瀬巴水の作品。
原版木から70部限定で再出版したものです。


画像クリックで拡大します



湖面を進む舟の上からの景色でしょうか。
両側にそびえる切り立った崖と、青々と茂る松の枝のアーチが、
入り江の先に広がる湖に舟をいざなっているかのようです。


川瀬巴水は、アメリカの画商ロバート・ミューラーの紹介や、
英語版全版画作品集の出版を経て、日本国内よりも海外で知られ人気の高い作家です。

透明感のある鮮やかな色あいで、朝から昼・夕刻・夜の光の変化や、
四季折々の色彩の移ろいを描きました。

最近では平木浮世絵美術館(UKIYO-e TOKYO)の「川瀬巴水と吉田博」展
石川県立美術館・神奈川県立近代美術館(葉山館)・山口県立萩美術館を巡回中の「アンリ・リヴィエール」展、
江戸東京博物館の「よみがえる浮世絵展」などでも作品が展示され、
国内でも作品を目にする機会が増えてきています。


◆どこで買える?

さて、その平木浮世絵美術館での展覧会の開催を記念して発売されたのがこのアイテム。

豊洲ららぽーと内にある平木浮世絵美術館でも買えますし、
口座振替でも購入を受け付けているようです。

値段は木枠の額つきで12,600円。
巴水の後刷り・中判の版画は、他のものでも10,000円程度しますし、
額もしっかりしたものを使用されてますので、妥当な価格と言えると思います。

巴水のファンなら迷わず買い、
そうでなくても良い絵だなー、と思ったら購入してみて損はありません。

小さい絵なので、玄関先や小さな部屋にも飾れます。

《ミュージアムグッズ紹介》 椅子のフィギュア

2009年11月11日 00時55分31秒 | ミュージアムグッズ
◆グッズ紹介

前回・前々回に引き続きフィギュア第三弾。
今回は、デザイナーズチェアのフィギュアです。




画像は、埼玉県立近代美術館のショップのショーケースです。
(掲載に不都合がございましたらご指摘ください。削除いたします。)

実は同館は「椅子の美術館」として有名で、ラウンジや展示室など
そこかしこに有名デザイナーの椅子が「展示」されていて、自由に座ることができます。

たとえば、いまはこんな椅子に座ることが出来ます。

現在開催中の企画展「ロシアの夢 1917-1937」で展示中の
「労働者クラブのテーブル&チェア」も座ることが出来ますので
もし行かれることがあれば座り心地を試してみてはいかがでしょうか。


で、そんな「椅子の美術館」ならではのグッズが、この「椅子フィギュア」です。
一番奥の背もたれがやたら高い椅子はマッキントッシュのデザインのものでしょうか。
・・・他はちょっとわかりません(汗



◆どこで買える?

いまのところ、こちらの埼玉県立近代美術館以外のミュージアムでは
見かけたことがありません。

類似品として、デザイン小物を販売するレアリック・ジャパンが売り出している
デザイナーズチェアのフィギュアのボックスセットがあるのですが、
こちらの美術館で売っているものは2回りほど大きな別物です。

というわけで、結構珍しいグッズですので、
話のネタとしてひとつお土産にいかがでしょうか。

ちょっと、飾る場所が難しいですけど(^^;

《ミュージアムグッズ紹介》 ボッシュ キャラクターフィギュア

2009年11月10日 00時19分43秒 | ミュージアムグッズ
◆グッズ紹介

前回に引き続きフィギュアつながりでのご紹介。

ルネサンス期の奇想の画家、ヒエロニムス・ボッシュ
絵に出てくるキャラクターをフィギュア化したものです。





上記のリンク先のウィキペディアのページで紹介されている
『快楽の園 地獄』のちょうど右下に、このフィギュアのキャラクターが描かれています。

ボッシュの描く悪魔は、初めて見るとキモいのですが
見慣れてくるとなんだかユーモラスで、
こんな地獄なら一度くらいは見物に行って見たいとさえ思えてきます。
(責め苦を受けるのは嫌ですが・・・)

実はこのボッシュ、あのダ・ヴィンチとほぼ同じ世代を生きた画家です。
(3年早く生まれ、2年早くなくなりました)

500年経った今でも奇抜で斬新なこのセンス、
当時は一体どう受け止められていたのか、見当もつきません。


◆どこで買える?

私は Bunkamura ミュージアムのショップで購入しました。
Bunkamura のネットショップでも取り扱っているようです。

上の写真のものはまだ序の口で、もっとエキセントリックなデザインのキャラも多数。
在庫も少なくなってきているようですので、入手するなら早い者勝ちです。

《ミュージアムグッズ紹介》 国立科学博物館 オリジナルフィギュア

2009年11月09日 00時34分49秒 | ミュージアムグッズ
◆グッズ紹介

これは比較的有名なグッズかもしれません。
上野の国立科学博物館のカプセルフィギュア。

数年前の食玩ブームの火付け役で、
最近では「国宝 阿修羅展」の阿修羅像フィギュアで話題になった
海洋堂が製作・供給しているものです。



 これがカプセル容器。
 大体手のひら大の大きさです。




私が持ってるのはこの3種類 です。
お気に入りは向かって左の「異常巻きアンモナイト」
貝殻のとても複雑な巻きがよく再現されています。

なお、右は「のび太の恐竜」で有名なフタバスズキリュウ
中央は明治時代に東京天文台に設置されていたトロートン望遠鏡。




他にも6種類あり、全9種類のラインナップ。
カプセルにはちょっとした解説シートも入っています。

◆どこで買える?

国立科学博物館のショップ限定販売なので現地に行かないと買えません。
ただネットで検索すれば、転売しているお店が見つかる・・・かもしれません。




【おまけ】

さて、科博のショップではこの限定フィギュア以外に、
こんなフィギュアセットも販売しています。

「立体図鑑リアルフィギュアボックス」
http://www.colorata.com/onlineshop/shopping/figbox

こちらは海洋堂製ではないのですが、
フィギュアで生き物を学ぼう!というユニークな発想が面白い。

これだけで十分な知識を得られるわけではないと思いますが
手で触れられ、360度どこからでも観察できる「小さな剥製」がいつも傍にあれば
子どもの好奇心はより膨らみやすいのではないかと思います。

同じ種類の生き物でも、こんなに多様性があるんだ、凄いなあ!という驚きを
親子で共有してみてはいかがでしょうか。

《ミュージアムグッズ紹介》 皇室の名宝展@東京国立博物館 その2

2009年10月21日 23時50分28秒 | ミュージアムグッズ
どうも皇室の名宝展のグッズ紹介記事へのアクセスが多いみたいなので、
追加で紹介記事を書きます。



 ◆動植綵絵シール付き額絵 & 竹筆ペン

 ・・・どこに貼るんだよコレ
 ただシールを剥がした後、台紙が額絵として使えるのは面白い
 
 筆ペン部分を拡大した画像はこちら
 どうやらカートリッジ交換式で、ペン先はちゃんと植毛されている様子。
 ちょっと珍しいアイテムです。



◆動植綵絵クリアファイル

ボード中央のものは全30幅載ってたような・・・
うろ覚えですみません。



 ◆動植綵絵Tシャツ&トートバッグ

 群鶏図に若冲の落款をあしらったもの







◆動植綵絵Tシャツその2&風呂敷

風呂敷は6800円と少しお高めですが
今回の「動植綵絵」グッズの中では、
何気に最も大きな絵柄が用いられています。

壁に掛けて楽しむのもアリではないでしょうか。
ふろしき部分の拡大画像はこちら




 ◆壁掛けカレンダー

 動植綵絵(6枚綴り)のものと、他の目玉作品集(12枚綴り)の2種
 両方とも12枚つづりにしてほしかったなあ






◆一筆箋

定番アイテム。
私は最後まで使い切ったことがありません・・・





 ◆各種クリアファイル

 こちらも定番
 通常のA4サイズのものと、ミニサイズのもの2種類あります。

 画像右下のほうに見切れてるのがミニサイズのクリアファイル
 きちんと撮れてなくてごめんなさい。





他にもハンカチや匂袋、かるたなど和グッズ、
カレンダーやDVDなどの皇室グッズがいろいろありましたので
会場でご確認いただければと存じます。