
つい先日見てきたアンリ・リヴィエール展で
関連作品として展示されていた大正版画の展覧会。
伊藤薪水、川瀬巴水、吉田博といった見覚えのある版画家の作品が目白押し。
また、リヴィエールのほかにも浮世絵に影響を受けた木版画家が
こんなにも多くおられたことは新しい発見でした
今回の展示だけでも、以下の10名の作品が紹介されていました。
エミール・オルリック、ヘレン・ハイド、バーサ・ラム
フリッツ・カペラリ、チャールズ・バートレット、エリザベス・キース、
ピーター・アーヴィン・ブラウン、リリアン・メイ・ミラー、
ポール・ジャクレー、ノエル・ヌエット
以下、気になった作品。
感想を随時更新。
◆「竹林」吉田博
◆「お会式 雑司が谷」笠松紫浪
◆「東京風景 日比谷の月」土屋光逸
◆「東京風景 根津神社」
◆「夜の浅草」石渡江逸
◆「花鳥画(つつじにコマドリ)」シマ・アートカンパニー
◆「近代時世粧の内 瞳」小早川清
◆「芝弁天池」川瀬巴水
◆「朝寝髪」鳥居言人
実はこの秋は、浮世絵や木版を学ぶ絶好のチャンスかもしれません。
というのも、三井記念美術館で江戸期の浮世絵史を概観できる
「夢と追憶の江戸」展が開催されているからです。
両展を併せて観れば、近世~近代までの日本の木版画史を
かなり体系的に学べるのではないでしょうか。