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転 覧 記

ほぼ展覧会レポ。たまに読書記録。

「よみがえる浮世絵 -うるわしき大正新版画展」 @江戸東京博物館

2009年10月19日 23時04分26秒 | 展覧会




つい先日見てきたアンリ・リヴィエール展で
関連作品として展示されていた大正版画の展覧会。
伊藤薪水、川瀬巴水、吉田博といった見覚えのある版画家の作品が目白押し。

また、リヴィエールのほかにも浮世絵に影響を受けた木版画家が
こんなにも多くおられたことは新しい発見でした

今回の展示だけでも、以下の10名の作品が紹介されていました。
エミール・オルリック、ヘレン・ハイド、バーサ・ラム
フリッツ・カペラリ、チャールズ・バートレット、エリザベス・キース、
ピーター・アーヴィン・ブラウン、リリアン・メイ・ミラー、
ポール・ジャクレー、ノエル・ヌエット


以下、気になった作品。
感想を随時更新。

◆「竹林」吉田博

◆「お会式 雑司が谷」笠松紫浪

◆「東京風景 日比谷の月」土屋光逸

◆「東京風景 根津神社」

◆「夜の浅草」石渡江逸

◆「花鳥画(つつじにコマドリ)」シマ・アートカンパニー

◆「近代時世粧の内 瞳」小早川清

◆「芝弁天池」川瀬巴水

◆「朝寝髪」鳥居言人


実はこの秋は、浮世絵や木版を学ぶ絶好のチャンスかもしれません。

というのも、三井記念美術館で江戸期の浮世絵史を概観できる
「夢と追憶の江戸」展が開催されているからです。

両展を併せて観れば、近世~近代までの日本の木版画史を
かなり体系的に学べるのではないでしょうか。

「皇室の名宝」展(1期) 徹底ガイド その3 関連展示編

2009年10月15日 23時32分04秒 | 展覧会
「皇室の名宝」展、最後は本館の関連展示をご紹介。


■■ 関連展示 その1 特集陳列「帝室技芸員」■■

さて実は、本館でも帝室技芸員の作品を見ることができます。
会場は本館1階、エントランスに入って左手すぐの第19室です。
展示作品の一覧はこちら

名宝展とこの特集陳列、双方で作品を見ることが出来るのは以下の作家。
 初代宮川香山、川之辺一朝、加納夏雄、鈴木長吉、香川勝広、諏訪蘇山

本館で図録片手に見比べてみるのも面白いかもしれません。
(怪しがられるかもしれないけど)

特に鈴木長吉は、名宝展ではあまり面白みのない無骨な銀瓶が展示されていますが
本館では見事な鷲置物↓をご覧になれます。





■■ 関連展示 その2 近代美術 ■■

19室をさらに奥に進むと、広々とした18室に出ます。
こちらは近代美術を展示するコーナーなのですが、
名宝展で出品されていた以下の作家の別の作品をご覧になれます。

富岡鉄斎、横山大観、川合玉堂、高村光雲

作品リストは>こちら
見ものはなんといっても>高村光雲の「老猿」。お見逃しなく。
ただしこちらは 10/18 までですのでお気をつけください。


■■ 関連展示 その3 刀剣 ■■

こちらは1期ではなく2期の予習としてどうぞ。

本館1階 右手奥13室は刀剣類の展示を行っていますが、
2期で展示が予定されている、以下の刀工の作品も見れます。

福岡一文字、長船景光、相州正宗、志津兼氏

いずれも国宝、重要文化財、重要美術品指定の名品ばかり。


■■ 関連展示 その4 その他 ■■

他にも以下の関連展示が開催中です。
>特別展関連展示 「大和絵屏風の伝統」@平成館1階
>特集陳列 皇室と東京帝室博物館 @本館1階16室



というわけで、時間に余裕があれば本館も回ってみては如何でしょうか。

# とは言え、全部見るのはたぶん無理なので、
# 東博HPで見たいものの目星をつけておくことをお勧めします

《ミュージアムグッズ紹介》 皇室の名宝展@東京国立博物館

2009年10月11日 23時20分20秒 | ミュージアムグッズ
今回は番外編。




先週から東博で開催中の「皇室の名宝」展の特設ミュージアムショップから
気になるアイテムをご紹介です。



 個人的なイチオシはこちら。
 酒井抱一の「花鳥十二ヶ月図」2010年版卓上カレンダー。
 半年(6幅)分が1綴りになっています。
 来年は花鳥画で季節を感じてみてはいかがでしょうか。




お次はこちら。若冲の「動植綵絵」全30枚ポストカードセット!
(実際は6枚1セットx5)
全30幅が勢ぞろいしたこの展覧会ならではのアイテムです。

・・・個人的には複製画全30幅のほうが欲しかったけど。
高くても買うのに。




 ピンボケで申し訳ないですが、
 展示作品の部分をコラージュにした竹しおり。

 これもなかなかセンスいいと思いました。




とりあえず、特に良いと思ったもの3点をご紹介しました。

他にも定番のポストカード、複製画、マグネット、一筆箋、クリアファイル、
ボールペン、エコバッグ、Tシャツなどもあり。
個人的には、もっと複製画のバリエーションを揃えて欲しかったところ。

他にも商品の写真をとってきたので、余裕があればアップしていきたいと思います。


10/22 追記

そのほかのグッズはこちらをご覧ください

《ミュージアムグッズ紹介》 世界の自動演奏楽器(音楽CD)

2009年10月07日 00時59分41秒 | ミュージアムグッズ
◆グッズのご紹介

前回に引き続きオルゴールつながりでご紹介するのはこちら。

山梨・六甲にあるオルゴール博物館「Hall of Halls」で展示されている
自動演奏装置が奏でる音楽を収録したCD。



19世紀末~20世紀初頭に作られた、機械仕掛けの楽器たち。
アコーディオンからパイプオルガン、バンジョー、ピアノ、バイオリン、
更にはそれら複数の楽器を同時演奏するジュークボックスタイプのものまで
そのバリエーションは多岐に渡りました。

カフェバーで酒にダンスに興じる当時の若者たちが聞き入ったスウィング・ジャズや
機械的に「録音」された当時の名ピアニストの演奏をお楽しみください。


なおケースはミニブックレットになっており、
自動演奏装置の写真や詳しい解説が掲載されています。



当時の世情・文化などにも言及しており、
読めばより世紀末の雰囲気に感情移入して音楽をお楽しみいただけると思います。


◆どこで買える?

このCDはオンラインでも購入はできます。

ですが、できればやはり現地の博物館に行って、
実際に演奏装置がグリグリ動いて大迫力の演奏を奏でる様子を間近に見て聴いて
音楽に浸っていただきたいなと思います。

そしてその感動を家にお持ち帰りする、と言った形でCDを買って帰るのがお勧めです。

アンリ・リヴィエール展@神奈川県立近代美術館(葉山館)

2009年10月05日 00時05分18秒 | 展覧会
「展覧会の初日。ようやく幕を開けることができた。やれやれ。
 そう思いながら、ふとバスの窓から海を見やると、水平線の向こうに小さな富士山のシルエット。
 そしてまさに今、あかあかと燃える夕日が、その稜線の向こうに沈もうとしているところだった。
 まるでそれはリヴィエールの絵のようで・・・

ギャラリートークでの、担当学芸員のかたのお話。


19世紀末のフランスを生きたアンリ・リヴィエールは
浮世絵が好きすぎて、誰にも何も教わらずに自分で浮世絵摺っちゃった!
・・・という驚くべき版画家です。

彼は印象派が全盛の1870年代に少年~青年時代を過ごしました。

印象派の画家たちは、浮世絵の構図や自然の捉え方を吸収しつつ
光の移ろいを油絵でキャンバスに描き留めました。
一方リヴィエールは、その印象派がとらえた光と影の透明な色彩を、
浮世絵の画面へ還元した画家であると言えるかもしれません。


実は、リヴィエールの回顧展が開かれたのは世界でも今回が初のことらしく。
彼の遺産を管理していたヌフラール家が一連の作品をフランスに寄贈したこと、
その研究に日本側が協力したことで、この展覧会が実現したそうです。

「私たちの先輩がオルセーの学芸員と親しくて
 前々からお互いの研究成果を交換できるような展覧会ができるといいね、と言っていたのですが
 今回はそれが実現した形となります。」

なるほど。すばらしい。
 

「リヴィエールは確かに美術史に残るような偉大な画家ではないかもしれません。
 しかし、今日は一日良い絵を見た、と思えるような画家ではないでしょうか。」

学芸員のかたの言葉に、そうか、こんなに良い絵を描いても
歴史に名は残せないのか...と何となくやるせない気分になりました。

しかし同時に、
リヴィエールもまさか自身の生涯の作品をまとまった形で初めて目にするのが
日本人になろうとは夢にも思わなかっただろうなあ、とも思って。

何かいろんな気持ちが混ざって、少し泣きそうでした。ヤバかった。


冒頭のお話のあと、
「美術館から出たら、外の景色がすべてリヴィエール色に見えると思いますよ」
というようなこともお話されてました。

言われてみれば葉山は海も山も近くて、ある意味ブルターニュみたいなところだ。
リヴィエールもブルターニュに日本を重ねていたらしい。

彼なら、この葉山の海をどう描いたんだろう。





その2へ続く

ミュージアムグッズ紹介: オルゴールボール

2009年10月02日 00時00分33秒 | ミュージアムグッズ
◆グッズ紹介

ケルト民族の祈祷師(ドルイド)たちが、瞑想する際に用いたと言われる鈴。

現在は、オルゴールボール、ハーモニーボール、ドルイドベルなど
さまざまな呼ばれ方をしています。





写真は直径2cm、ちょうど1円玉と同じ程度の大きさのもの。
実際のドルイドベルは、もっと大きなものだったようです。

耳元で降ってみると、とても繊細で涼しげな音が鳴ります。
「星降る音」と形容するかたもいらっしゃるようで。

百聞は一聴に如かず。こちらで試聴できますので興味のある方はどうぞ。
http://www.sweet-c.jp/orgelball/
大きさによって異なる音色をお楽しみください。

また、似たようなアイテムで「ガムランボール」というものもあります。
こちらはバリがルーツだとか。

ガムランボールを視聴できるサイトも見つけましたので
オルゴールボールと聴き比べしてみてはいかがでしょうか。
http://www.chantii.jp/audition/


◆どこで買える?

「オルゴールボール」と検索すれば、いたるところでネット販売しています。

ただ、通販の場合は実際に現物を手にとって確かめることはできません。
実はオルゴールボールは手作りなので、音色もデザインも1つ1つ微妙に異なっていて
一品一品それぞれに個性があるのです。

というわけで、現物を触って見て聞いて
自分好みものを手に入れたいなら、ミュージアムショップへGO!

全国のオルゴール博物館のうち、
大きめのショップを併設しているところでは、たいてい置いてあると思います。

ほかにも次の美術館で見かけました
・ポーラ美術館
・Bunkamura ザ・ミュージアム


店先で見かけたらぜひ振って音色を聴いてみてください。

ミュージアムグッズ紹介: ステレオビューア

2009年10月01日 00時57分31秒 | ミュージアムグッズ
◆グッズのご紹介


 このカテゴリではミュージアムショップで見つけた珍しいグッズを
 紹介していきたいと思います。

 第一弾はこの "The Amazing Card" オランダ製。
 レンズから覗くと名画が立体に見える!というシロモノです。




自分のイチオシはこちら、
ルノアールの "Spring Bouquet"です。

丸々とした染付の壺に生けられた色とりどり春の花たちが
それぞれ思い思いに枝を伸ばしている、華やかな一枚。

立体化されるとそのボリュームがさらに強調され
文字通り画面から溢れんばかりの生命感に息を飲むこと請け合いです。

当たり前ですが3Dでお伝えできないのが本当に残念。






 他にも水面の照り返しが美しいモネの「睡蓮」「印象・日の出」や
 実際に舞台袖からバレエの稽古を覗き見しているような気分になれる
 ドガの "Ecole de dance" などもお勧め。

 (左の画像は「印象・日の出」)




フラ・アンジェリコ、ボッシュ、ラファエロ、レンブラント、フェルメールから
ゴッホ、シャガール、クリムト、ダリ、エッシャー、ホッパー、北斎、広重に至るまで、
絵のバリエーションも豊富なので、きっと好みの1枚が見つかるはず。
見慣れた名画の魅力を再発見できるでしょう。


畳まれた状態では丁度ポストカードの大きさになるので
切手を貼れば、そのままグリーティングカードにも使えるそうです。


◆どこで買える?
この "The Amazing Card" は以下の美術館のショップで見かけました。

・Bunkamura ザ・ミュージアム
・ポーラ美術館
・ブリジストン美術館
・埼玉県立近代美術館
・神奈川県立近代美術館
・名古屋市美術館

またウェブ検索すると、下記のショップで販売されているようです。
・宮城県美術館
・河村記念美術館

ネットでも買えますので興味のある方はどうぞ↓。
The Amazing Card 日本語サイト


品揃えが豊富なのは Bunkamura のショップ。
中には上記の日本向けネットショップでは販売していないものも。
推測ですけど、海外から直接取り寄せているのではないでしょうか。

また、ブリジストン美術館、埼玉県立近代美術館で販売しているものは、
同館所蔵コレクションの絵を用いたオリジナル商品。
両館のショップでしか買えない貴重品です。


平常展(2009年9月)@東京国立博物館 その13

2009年09月28日 23時22分58秒 | 展覧会



笄(こうがい) 江戸時代・19世紀

「笄」とは髪飾りの一種。詳しくはウィキペの解説をどうぞ。

カップルで来てた女性は、「すごーい、アメ細工みたい」と言ってた。

他にも数点、同様の小鳥のデザインで、より複雑で繊細な細工の作品もありましたが
画像のものが一番かわいらしく感じられました。

月並みですが、やはりシンプルなものが「用の美」を備えるんだなあと思った次第です。

セガンティーニの図録を買う

2009年09月26日 23時49分06秒 | つれづれ
夏に西美で見かけて以来、ファンになったセガンティーニ

どこかに図録や画集がないものかと探しまくり
都内の美術専門の古書店にあることをつきとめた。

ネットでも購入できたのだが、いろいろ他の本も物色してみたかったので
足をのばしてリアル店舗へ行ってみた。

店の奥のほうの書棚を漁っていると、何やら見覚えのある表紙の冊子が。
枯草の生い茂る野原に、ひとり膝を抱えて座り込む少女の絵。

なんだっけ、これ?

・・・
・・・

ああそうだ! 確か中学か高校の美術の授業で買わされた副読本だ!
「人間と絵画の歴史」箕田源二郎・著 。

懐かしいなあ、とパラパラめくっていると、なんとセガンティーニの絵が!!
不思議な縁を感じて、目当ての図録と一緒に購入。

帰って中を検めてみたら図録の方にも同じ絵が載っていました(画像)
絵をずっと見ていて、なんか良かったなあと思った一日でした。

「花・華 日本・東洋美術に咲いた花」 @大蔵集古館

2009年09月25日 00時08分26秒 | 展覧会
墨絵、やまと絵、花鳥図、図屏風、仏画、装束、漆器、陶磁、かるた、扇、本草図譜など
ありとあらゆるジャンルから花にまつわるものを取りそろえた華やかな展覧会でした。 
まさに「花・華」。

一方で、大倉集古館のコレクションの懐の深さを垣間見てクラクラする思い。

◆「墨梅図」 伝王冕筆
ついこの間、サントリー美術館で見た「墨梅図」とよく似た筆致の作品。
元の時代に特有の画風なんだとか。
輪郭だけで描かれた梅の花がやわらか。
大輪の菊の色絵と並べられても、まったく色あせて見えない。

王冕の作品は三の丸尚蔵館や京博にもあるらしいので、機会があれば見に行きたいと思った。

ミュージアム x3 はしご その4

2009年09月23日 20時53分13秒 | 展覧会
はしご 4日目 @六本木一丁目
# 画像は泉ガーデン

高島屋名品展@泉屋博古館分館
花・華展@大蔵集古館
前田正博の色絵展@智美術館

今日で終わりの展覧会も多かったので迷った。
迷った結果、民藝館はやっぱりまた今度・・・

平常展(2009年9月)@東京国立博物館 その12

2009年09月23日 01時19分30秒 | 展覧会


# 画像クリックで拡大します



三宝荒神木彫根付 銘「民谷」

どうしてこれが「三宝荒神」なの?と思ったら
荷籠付きの鞍のことも「三宝荒神」と呼ぶそうな。勉強になった。

それにしても、根付としては非常に珍しい形だと思います。
根付って、普通はもっと丸っこくて出っ張りが少なく作られてるものが多いので。

あまり知られてませんが、国立博物館の根付コレクション(郷コレクション)は
それだけで1つの図録として売られているほど貴重なものです。

図録欲しいんだけど高いんだよなー。
せめてオールカラーなら買ってもいいんだけど。

浮世絵全集ゲット

2009年09月21日 22時48分26秒 | つれづれ
展覧会帰りにブックオフで散財してきた

まずル・コルビュジエ生誕100年記念のDVDを約半額でゲット!

これだけでもホクホクだったのだけど、画像の浮世絵全集が超掘り出し物。
なんと1冊105円!!

半日歩き通した後だったので、持って帰ってくるのが大変だったけど
今日はラッキーだった。

黄金の都 シカン展@国立科学博物館

2009年09月20日 07時03分20秒 | 展覧会
先日、1日ブログ記者としてシカン展にご招待頂きました。
今日はその際の観覧レポートです。

今回は「デジブック」というサービスを利用して記事を書きました↓。

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(後日追記)
デジブックは期限切れで消えてしまったので、フォトチャンネルに紹介記事を移植しました。
こちらからどうぞ。
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同展は、10月12日(月・祝)まで上野の国立科学博物館で開催しています。


急遽、訪問予定日を繰り上げてご迷惑をおかけしたにも関わらず、
事務局スタッフの方々には大変丁寧にご対応いただきました。

この度は、このような楽しい体験をさせて頂きまして有難うございました!

ミュージアム x3 はしご

2009年09月19日 23時21分01秒 | 展覧会
博物館・美術館をハシゴ

シカン展@科博 → 常設展@科博 → 平常展@東博 → ゴーギャン展@MOMAT

11:00 に出て21:30帰宅。…疲れた。
今日はゴーギャン展じゃなくてチベット展にしときゃよかった。
MOMAT の常設見損ねたし。

画像は今日買ってきた図録。
# 蕭白展@京博のは前から欲しかったのを、東博のショップで衝動買い


にしても、シカン展のレポートどうしよう。
写真いっぱい撮ってきたけど、goo ブログじゃ1エントリ1写真だから
ちょっとやりかた考えんとなあ...