とても心が温まる小説だった。
PMS(月経前症候群)、パニック障害、この小説を通してそんな病気もあることを知ってもらえたらなぁと思う。
診断を受けたわけではないけれど私も少々パニック障害なのかもしれない。
バスは乗れないし高速道路も息が詰まってしまう。電車も誰かと一緒だと苦しくなってしまう。
電車においては一人だとなんとか平気だったり、先日実家の母と30分ほど電車に乗った時は全然何ともなかった。空いているのもあったからかもしれない。
密閉した空間でお店でも電車でも人が多いと気分が悪くなってしまうのだ。
詳しくは言わないけれどそんな理由で地域役員が終わった後の慰安旅行や誘われた旅行等も断わることが多い。
最初は都合が悪くて、みたいな言い訳をしようと思ったけど正直に言ったらすんなり受け入れられて「それなら仕方ないね」と。
パニック障害が多くの人に周知されているわけではないかもしれないけど、隠すよりもこんな風になってしまうんですと言えたら周りも自分も気持ちが楽になるような気がする。
病気ばかりではなく気質(神経質とか人見知りとか)なんかも何気なくオープンにできれば周りは案外(そうなんだ~)って逆に気にしなくなることもあるかな。
たまに余計なアドバイスをする人もいるけど。こうすればいいよとか。
私の乗り物苦手も『そんなんじゃ何も楽しめないじゃん』とか言われたとしたら『・・・』ってなるけど、『車の運転はできるから困らないね』って言われたら私大丈夫なんだって思える。
そして決して憐れむのではなく、自然にしてくれると嬉しいものです。
私もそれを心しなくては。