カトリック情報 Catholics in Japan

スマホからアクセスの方は、画面やや下までスクロールし、「カテゴリ」からコンテンツを読んで下さい。目次として機能します。

聖エディット・シュタイン修道女殉教者 St.Edith Stein

2018-08-09 05:43:15 | 聖人伝
聖エディット・シュタイン修道女殉教者 St.Edith Stein    記念日 8月9日


 エディット・シュタインは、1891年10月12日ユダヤ人としてドイツのブレスラウ(現ポーランド・ブロツワフ)で生まれた。この日はユダヤ教の大祝日である贖罪の日であった。
 彼女は何事にも全身全霊を注ぎ、情熱に燃え立つ女性に成長し、現象学の創始者、エドムンド・フッサールに師事し、優れた博士論文を発表し、ドイツ哲学界の新進気鋭の哲学者として頭角をあらわすようになった。無神論者を自称していた彼女は、30歳のころ十字架のキリストに出会い、カルメル会の聖女アビラの聖テレサの『自叙伝』を読んだことがきっかけで、真理を悟り、カトリックの洗礼を受ける。42歳でケルンのカルメル会修道院に入会し、テレジア・ベネディクタ・ア・クルチェ(十字架に祝せられし者)という修道名を受け、カルメル会での修道生活を送りながら、宗教哲学、霊性について多くの著作を執筆した。

 ナチスの人種政策でユダヤ人への弾圧が始まり、修道会は彼女をオランダに移動させたが、1942年、逃亡先の修道院から強制収容所へ連行され、アウシュビッツでその生涯を終えた。


よろしければ、フェイスブックのカトリックグループにもご参加ください。FBではここと異なり掲載が途切れることもありません。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。