ひまわり
我が家で咲いている ひまわり も そろそろ最盛期を過ぎつつある。
(自宅の ひまわり)
以前、「お気に入りの うた (2)」 のサイトでも触れていたが、イタリア映画「ひまわり」は、忘れられない名画であり、実は、DVDも買い揃えていた。 (要約版YouTube はこちら。約5分半。)
DVDだからいつでも見ることができる、という安心感で、今まで見ることはなかったが、ふと思いついて 全編を観てみることにした。(あらすじはこちら。)
ウチのテレビは、一応、46インチの画面であるが、それでも、映画館のような 迫力も雰囲気も、感情移入も全くない、ということが よ~く わかった。。。トホっ
数十年ぶりに見直してみて、今まで見落としていた大事なことを知らされた。
それは、この広大なひまわり畑の下に、無数の戦死者が眠っている、 ということを、案内者が、ポツリと つぶやいていたシーンだった。それは、兵隊たちだったり、住民だったり・・・・。
記憶にあったのは、戦争で人生を狂わされたイタリア人男女と、ロシア美女の皮肉な めぐりあいがあり、たぶん、日本でも、世界の至る所ででも あり得ただろう、というくらいにしか思ってなかったが、本当に言いたかったのは、 たくさんの人たちが戦争で亡くなった、それは、この「ひまわり」の数くらい、 ということではなかったのだろうか。
因みに、撮影舞台となった、ウクライナの畑には、2,000万本以上のひまわりが栽培されているとのこと。
在ウクライナ日本国大使館のサイトによれば、
この映画が撮影された1960~70年代及びビデオが販売された時代には,
ウクライナは旧ソ連の1つの共和国であり,外国人はクレムリンから
80km以上離れてはいけないと言う規則があったため,多くの観光客が
ウクライナに押しかけるのを当局が恐れたせいかもしれません。
と記している。
また、撮影場所が、実はスペインだったのではないか、という噂もあったようだが、
この映画がウクライナで撮影された証拠に,ひまわり畑の中で
ソフィア・ローレンが老婆に夫の消息を尋ねるシーンがあるのですが,
その老婆はウクライナ語で答えています
として、間違いなくウクライナで撮影された、としている。
あんなに たくさんの ひまわりをどうするのか、というと、ほとんどが「ひまわり油」。ウクライナとロシアで、世界の半分のシェアである。( 世界のひまわり油(生産量、消費量、輸出量、輸入量の推移) 、 ヒマワリ油 効能 )
また、ウクライナの国旗は、上半分が青、下半分が黄色であり、まさしく 「空と ひまわり畑」 だ。
ウクライナと言えば、チェルノブイリ原発事故のほうが有名になってしまったが・・・。
ソ連時代のしがらみを 今も引きずっているんかもしれないが、政治も あまり安定していないようだ。
個人的な好みで ひいき しているわけではないが、元首相でもあった ティモシェンコ が、牢獄で虐待を受けているらしい。終身刑との噂も・・・
日本でも、ひまわりの大規模栽培のところがいくつもあって、 「ひまわり畑ネット」なるサイトが運営されている。規模では、130万本の北海道・北竜町が日本一のようだ。、