昨夜は、小学校からの同級生の お通夜だった。
いろいろと盛り上げてくれた、いいヤツだった。
それだけに、ショックが大きい・・・。
最後の、別れの挨拶をしたつもりだったが、
遺影を見つめていて、思わず嗚咽しそうになった・・・
それにしても、この秋は葬儀が多い・・・
読経、焼香が終わり、法話が始まった。
まだ、亡くなるには早すぎたからだろうか、
野口雨情とシャボン玉のエピソードから話が始まった。
シャボン玉飛んだ 屋根まで飛んだ
屋根まで飛んで こわれて消えた
シャボン玉消えた 飛ばずに消えた
産まれてすぐに こわれて消えた
風、風、吹くな シャボン玉飛ばそ
野口雨情は、2歳の娘を亡くしており、
歌詞の「産まれてすぐにこわれて消えた」という歌詞は、
産まれてから、すぐに亡くなった娘のことを意味しており、
シャボン玉は必ずこわれるものということを
わかっているはずなのに、日頃は忘れてしまってて、
こわれてしまってから、命というものを気付かせてくれる・・・
そうとは思っても、
命とは はかないものだとわかっていても、
産まれた子にはすくすくと育ってほしい。
そんな思いが、「風、風、吹くな シャボン玉飛ばそ」、なのだと。
場が場、時が時だけに、
シャボン玉の歌の謂われは知っていたものの
しんみりさせられた。